※ネタバレしています
※白浜優斗(赤楚衛二)中心になりがちです!
※クーラーが壊れて何度も見られないため、セリフ等は間違ってる可能性大。
※文章や画像などを後で足す可能性があります
あらすじ
事実ではないことがネット上で拡散され、苦境に立たされる5号車の元乗客たち。原因不明の手の震えに苦しむ直哉(山田裕貴)や、あらぬ誹謗中傷で休職を余儀なくされた優斗(赤楚衛二)もまた、「こんな世界、もう終わればいい」と思うほどの絶望の淵にいた。
しかしその頃、物理学教授の蓮見(間宮祥太朗)は、地球環境を激変させる小惑星の衝突について、新たな事実をつかんだようで…。そんな中、5号車のメンバーが集まる対策会議に連れてこられた直哉。そこには久々に顔を合わせる紗枝(上白石萌歌)の姿もあった。そして一同は、意を決した米澤(藤原丈一郎)の発案で一本の動画を公開することに。するとその動画をきっかけに、事態は思わぬ方向へと動き出していく。公式HPより

毎週夢中になって見ていたペントレ、終わってしまいました。
直哉&優斗バディエンドでした。
我が家では蓮見教授が安堵してソファに倒れ込んだ場面で「(いろいろ謎は残るけど)大災害回避して優斗の心も救われてバディ誕生して良かったね!わーい」みたいなノリでした。
ツイッター等でかなり賛否両論でちょっとビックリ。実は9話の感想のラストに「ラストは視聴者にお任せします」的なのはやめてほしい、と書こうか迷って書きませんでした。
ある意味当たってしまったけど、間宮祥太郎さんの演技からはロケット成功に見えました。
(友情出演の間宮さんが色々背負わされてる)
以下は私(家族による補足あり)による拙い考察と今後の妄想的予想
※蓮見教授らの努力により、ロケット打ち上げは成功。スペースデブリの事故は回避され、地球は救われた。でも今後も事故や災害が起こる可能性はある。それを忘れず、日々を懸命に生きて、出来ることをやれるだけやってみよう。
※直哉の手は少しずつ治り、紗枝との距離も近くなる。
※直哉と優斗は最強のバディになった。また来年も3人で一緒に海に行く。ボヤいてる直哉が帰り頃には一番楽しんでるかもしれない
※米澤が田中(杉本哲太)に手紙とかが届いたのはパラレルワールド分岐前だから。地球が救われたから今後は届かないかもしれない。果物等、田中さんの生活環境が改善されていたのは努力なのか、地球滅亡回避による影響なのか謎。
※6号車の人達は、海老ちゃんがワームホール発生の条件を把握しているから戻ろうと思えば(日時はわからないけど)過去に戻れる。でも災害が起こる過去に戻るより未来で生きていこうと思っているのでは?
※スイスに逃げた紗枝や5号車の人達は、災害が回避されたと知って日本に戻ってくる。出来る範囲で世の中に地球環境の改善を訴えつつ、未来で繋がった絆を大切にして出来るだけやってみよう精神で生きる
という感じでハッピーエンドだと思ってます。
間宮祥太郎さんが制作側に「ロケット成功か失敗か、どちらとも取れるような演技で」とお願いされた可能性はあるけど、あれは安堵で絶望ではなかったように見えた。夫が「僕は一人で奮闘しまくっただろう蓮見教授もねぎらいたいよ!」と言ってました笑 私は訴えかけまくった米澤くんや加藤ちゃんもねぎらいたい。
謎も結構な割合で残ってるので、はっきりして派の気持ちもわかります。
ただ超個人的な話ですが、私はそこそこ映画好きなので、これよりモヤモヤするラストの作品や、優斗どころではなく悩みまくってるヒーローものとかそれなりに見ているせいか、ほぼ気になりませんでした。反面、宇宙の神秘ものみたいな作品好きのせいか、SF的な部分をもう少し見たかったのも本音ではありますが、こういう作品はどんな終わり方でも何か言われる気もします。
※視聴者にお任せといえば、優斗の紗枝への気持ちはやはり恋ではないのでは?と思ってます。同士や友情、直哉の背中を押す気持ちが強そう。海の場面でも恋だったら、赤楚くんももう少し違う演技のはず、「尊敬だけ?」の場面は色気ありすぎたけど
私はバディもの大好きなので、ゴーカイジャー・ビルド時代から大好きなタイプの違う若手役者・山田氏赤楚氏の名演技の応酬による、タイプの違うイケメンバディエンドに大満足です!
もちろんその延長で見ている訳ではありません。2人ともいい役者になったなあ・・と感慨深い。でもなんかもういろんな萌えがつまっててたまりませんでした。
※優斗はどーんと曇って一度は消防士をやめようとまで決意した。未来で頑張った人ほど現代で落ちてるのは理解出来るけど悲しい。また、ずーっと頑張ってきた分落ちると直哉より落ちまくるタイプ。しかも全部ひとりで決めちゃう。
実際には大変だろうけど、こういう普段は真面目過ぎて前向き、努力しすぎてポキッと折れたり、過労で倒れたりするタイプは創作で見る分にはかなり好きです。しかも赤楚衛二は一つの作品内で人間の多面性を表す演技が得意。その間、紗枝を思い出す描写一度もなし。先輩や真緒さんに励まされて少しは前向きになったけど、直哉や5号車一同に背中を押されるまでは儚げで周囲に心配かけてる。でもそこが良い。
初回から優斗に助けられてきた直哉が優斗を助ける展開来てほしい、むしろ来るだろう、と思ってたら最後に来て胸熱に感動。
BLじゃなくてバディものだからこそ良いんです
このバディについて暑苦しく書きたいことは山ほどあるんですが、きりがないのでとりあえずやめときます。でも当日の山田くん赤楚くんのインライで「2人で死にたいね」と話していたそうです。そこまで信頼しあってるのならどんな展開だろうと(2人にとっては)ハッピーエンドでは?役者と役を混同するつもりはないけど、それがちゃんと演技に反映されてました。
直哉が優斗の弱音を聞いて、初めて分かり合えると思ったのは納得。
あの海の場面、良かったなあ。。
からの、優斗のここに残るから皆を頼む、の決意表明を聞いて「ほんと最後まで好きじゃないわ」が直哉らしかった。生きてほしい相手にそう言われたらキツイし、おい何勝手に皆を俺に頼んでんだよってなりますよね。

直哉の「勝手に責任感じてヒーローやってるお前を助けに来たんだよ」が大好きです。
私もそういう優斗のそういうキャラが大好き。ヒーローは基本的に普通の人より辛いもの。でもそれを理解して救い上げ、助けてくれる相棒がいれば最強。直哉と優斗の性格や言動の違い、正反対で実は優斗も直哉にイラついていたというとこも好き。そりゃそうだ笑
そこからの直哉の素直すぎる本音と怒涛の思い出の場面に涙腺より私のバディ大好き魂が崩壊。先週の胸が痛い優斗の闇落ちから、ここに至るまでの描き方も自然。このドラマ、バディ2人の描き方については1000点以上

直哉「何度も何度も溺れてた俺を引っ張り上げてくれた。命じゃないここを(心を)救ってくれたんだよ。お前みたいなヤツがいるからこの世界も悪くない。だから一緒に行こう。生きよう!何があっても未来はあの電車に」
優斗「こっからどうなるかわからんないけどやれるだけやってみるか」
直哉「やれるだけやってみよう」
直哉にここまで言わせる優斗が誰より努力して皆や自分を引っ張ってきたと認めているから。
そして他でもない直哉に言われたからこそ、優斗もようやく本当の意味で救われて前を向けた。
直哉の人の奥を見ろ、というセリフからも本来は関わりたくないタイプだった紗枝や優斗への思いの変化が伝わる。
※直哉と紗枝のLOVEも、もうちょっと見たい気持ちはあるものの、赤ちゃん越しのハグが暖かくて切なくて、このドラマではちょうど良かった。
ここらへんも山田くんと監督とで匙加減を話し合ったのかもしれません。
紗枝は直哉と優斗を信じてるから、直哉を引き留めずに送り出したんですよね。直哉はそれを愛をこめてポヤポヤバカと表現。素敵な女性だし、3人の関係性も良いなあ。ぽやぽやと呼ぶくらい優しくて人が良く、芯の強さもあるから直哉も好きになったんでしょう。
※加藤(井野脇海)もがんばったー!もはやどこが陰キャなのか、気配りは出来るし未来にいた証拠の植物を教授に提出したり現実的に役に立っています。むしろ君もう絶対にモテるでしょ、としか思えないけどw、これからも加藤宅が5号車の皆のたまり場になるでしょう。蓮見教授も加藤くんを直接ねぎらってあげてほしい!この2人の場面は見てみたかった。
※すっかり素直になった玲奈(古川琴音)のもとに離婚してすっきりした明石(宮崎秋人)がやってきました。思わず「最悪!」と言っちゃう玲奈。ある意味確かに最悪ですがただ実際に玲奈が浮気していた訳ではなく、明石は妻と破綻していたのかなあ・・・と思いたい。玲奈が幸せになって良かったと思っちゃいました。
※大臣にかけあって事故予防てを実践させた寺崎さん(松雪泰子)、夫も良い人な上に社会的地位もすごいのね。それを全部なくした環境で成長した彼女も描けていました。娘さんの意見を尊重してハグ「ゆらがイヤなら行かない」と言いきれるのも器が大きい。
※ところで駅員の小森さんはどうなったんだろう。つくばエクスプレスから質問責めにあって辛くなっていないことを願ってます。私が見逃してる?
※高校生カップルの赤ちゃん誕生で、「私達の赤ちゃん」と感動してた立花さん(大西礼彩)
気持ちはわかる!赤ちゃんを紗枝が抱いていたのはどういう事情かと心配してたけど、単に一時預かりで良かったあの子はこれからずっと5号車の皆様に可愛がられることでしょう。直哉もなんだかんだで可愛がる図が目に浮かぶ。
まだ曇ってる優斗が皆に「白浜さんに助けられました」と声をかけられて目に光が戻るのも素敵🥲
※器が大きいといえば、実は一番は米ちゃん(藤原丈一郎)かもしれません。とにかく優しくて明るくてしかもマメ。加藤くんといい大好き。米ちゃんの思いが田中さんに届いて良かったー。終盤に向けて田中さんに泣かされる場面多め。杉本哲太さん、影のMVP。田中さんには逞しく生きてほしい。演技も上手すぎ。
※影のMVP、二人目はすみれさん(山口沙也加)。あのいい子だけどしょうもなかった達哉(池田優斗)をサロンで雇い、万引きを優しくたしなめ、直哉が戻ってくるまでになんとか一人前の美容師にした。なんて器が大きい女性なんでしょう。
※影のMVP3人目はもちろん、蓮見教授(間宮祥太郎)です!影じゃないかも。
聞けば間宮祥太郎さんはペントレクランクイン後に、どんな役かもわからないまま出演を打診され、共演した山田裕貴と後輩の赤楚衛二が出ているからと超多忙にもかかわらず即決で出演を決めてくれたそうです。男前すぎん?マネージャーさんはさぞ大変だったと思いますが、間宮さんありがとうございます(土下座)。一人の場面が多いので察してましたが、それであの演技と存在感、やっぱりすごいです。カッコいいよねえ。
という訳で謎やツッコミ所は多々あるものの満足ですっきりした最終回でした。
あえて文句を言うなら(結構言いたいこと言ってるのにまだ言うか)、あの唐突な地球万歳みたいな映像はいらなかったかも 5号車の物語でいいです。
山田くんやプロデューサーの伝えたいことが「伝わってくれ」との願いのような切なる胸のうちはきっちり伝わったし、「そこまでしなくても、役者の演技で十分に伝わったんじゃないか」と感じた場面もありました。ほんと生意気ですみません
でも、かなりチャレンジャーな題材でオリジナル展開、かつ未来から戻った者達の苦悩を描くのも斬新。「テレビドラマでやれるだけやってみよう」という意欲は好きだし今後も絶対に必要。山田裕貴、赤楚衛二、上白石萌歌はじめ、脇まで全員上手かった。制作側の役者への信頼も強く感じるドラマでそこも嬉しかったです。赤楚くんの演技も想像以上なものが多くありました。どんどん成長してる
そして主演の山田裕貴くんの演技が掛け値なしに素晴らしかった。
脚本もちゃんと一貫して直哉に感情移入しやすく描かれていました。
萌歌ちゃんも今まで以上に大好きになった
キャストはもちろんスタッフの皆さま、過酷な現場が多くて本当にお疲れ様でした。
3か月、予想以上に思い切り楽しませて頂きました。
そして山田裕貴くん、赤楚くん、萌歌ちゃん、キャストの皆さまありがとうございます