ニイカ国立公園で見た鳥(1) | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

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エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

ニイカ国立公園は 2,000 メートル以上の標高にあり、面積は 3,200 平方キロですから、日本の鳥取県 (3,500 平方キロ) よりやや小さいくらいです。大部分は草原ですが、一部は森林(自生林もあれば、1950 年代にイギリス人が植林したという松林もある)なので、珍しい野鳥のいないはずがありません。ガイドブックによると、その数 400 種以上。固有種も多くいます。

 

3回に分けて鳥の写真をお見せします。今回は比較的大きな鳥を集めました。
 

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ヨゲンノスリ (Augur Buzzard)。猛禽類は勇壮に見えます。黒の胴体・羽に黄色い嘴・脚が目立って、特徴的です。この配色はトラと同じですね。

 

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コクイシャコ (Coqui Francolin)。シャコ (Francolin) の仲間では小柄な方ですが、プクプクしていて、紐をつけて散歩にでも出たくなってしまいますね(と思うのは私だけか)。

 

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シロエリオオハシカラス (White-necked Raven)。宿の周囲を牛耳っている鳥です。リロングウェの自宅など、街でよく見かけるムナジロガラス (Pied Crow) と似ていますが、白くなっている場所が違います。鳴き声も微妙に違い、姿も、こちらの方がやや鋭い印象を受けます。

 

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コウノトリ (White Stork)。ガイドの説明では、遠くヨーロッパまで渡って行き来しているとのこと。宿の周囲の叢や路上を悠然と歩いていたり、あたかも私と同じリゾート客であるかのように、呑気に飛び遊んでいるようです。自身の気ままな生活に満ちているようで、赤ちゃんを運んできてくれるようには見えません。

 

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テンニンチョウ (Pin-tailed Whydah)。この鳥はゲイム・ヘイヴンやカスング国立公園でも見たことがありますが、極端な尾の長さや白黒の躰に赤の嘴が目立って、相変わらずハッと目を引きます。この鳥はあまり人や車を恐れないようで、かなりの至近距離で撮影することができます。

 

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アカハネシャコ (Red-winged Francolin)。上のコクイシャコよりかなり大柄です。このあたりのシャコの区別は、お互いに似ているのでなかなかつきにくいですが、ガイドの言うままに、その鳥だと思っておくことにします。少なくとも経験上、他の場所よりもこのニイカのガイドは経験も知識も豊富だという印象を受けます。

 

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アフリカチュウノガン (Denham's Bustard)。「Bastard(私生児、雑種、無礼者などの差別用語)と呼ばれているとは気の毒だ」と、たまたま同じサファリツアーに同乗していた他のグループの日本人が言っていましたが、後で調べてみたら、綴りも発音も(日本人にとってはごくわずかにしか思われないかもしれませんが)違うではありませんか。

 

…ということがわかると、Bastard と混同された Bustard も気の毒だという気がしてきます。

 

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メスアカシャコ (Hildebrandt's Francolin)。この鳥は、東アフリカに固有種であると書いてあります。今回はこのように、いわゆる家禽類 (fowl) を何種類も見ました。

 

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アカエリホウオウ (Red-collared Widowbird)。長い尾と、写真ではわずかにしか見えませんが喉下の朱色が見えますね。これが決め手です。尾の長さがだいぶ違いますが、メイズ畑を盛んに飛び交うBlack-winged Bishopの仲間です。配色は似ていますね。

 

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コブガモ (Knob-billed Duck)。宿から5、6キロ歩いたところにある第3ダム(Dam 3)にいました。名前の由来にあるように、嘴の上に大きなコブ状の突起がありますね。何のためにあるんでしょうかねぇ…。

 

次回とその次は、もっと小さな鳥です。