ゲーム・ヘイヴン・ロッジ | Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

Que sais-je? ク・セ・ジュ――われ何を知る

エルサルバドルに単身赴任中(7/15~8/5一時帰国)。
気候が良く日本より健康的な生活を送っています。
ドライブ旅行をぼちぼちしていますが、
この国で最も注意すべきは交通事故。
今や治安以上に大きなリスクです。

なおヘッダーは2020年に新潟県長岡市にて撮影。

クリスマス前に思わぬ休暇ができたので、4泊5日で南部にドライブ旅行をすることにしました。週末の2日だけでは往復だけで終わってしまいそうな距離にある、ムランジェ (Mulanje)チョロ (Thyolo) を中心に回ることに。
 
初日は、つい先日行ったばかりのナミジム・フォレスト・リトリートに一泊して息継ぎです。ここまでが車で4時間。翌朝、せっかくモザンビークとの国境近くまで来たのだからと思って、30 分程度かけて、チポンデ (Chiponde) という村の国境を見ますが、小さな店が道路沿いに並び、その間に小さなゲートがあるだけで、宿の女主人が言っていたように、言ってしまえば観光的には「つまらない (boring)」場所であるという印象を受けました。

 

折り返して、ナミジムから更に南下して3時間のところ、マラウイ最大の商業都市ブランタイア (Blantyre) に隣接するリンベ (Limbe) という町でチョロ方面に向かいます。リンベは道が複雑でやや道に迷い(幹線道路を道なりに行ったら、最後は工事中で行き止まりでした)、更に大渋滞にはまってしまったので、予定より1時間弱の遅れです。

 

リンベから 15 分くらいでチョロ県に入り、そこから程なくして目的のゲーム・ヘイヴン・ロッジ (Game Haven Lodge) です。正確には、ブンブウェ (Bvumbwe) という村にあるとのことです。ゴルフ場を併設する立派な宿泊施設で(宿の方がゴルフ場に併設していると言うべきか?)、翌日には結婚式が開かれるとのことでした。シングル一泊で 80 ドル、税金を合わせて 94 ドル。ただ実際には、ドルに対するクワチャのレートが最近どんどん下がってきているので、ドル換算で 65 ドルプラス税くらいでした。部屋は広くてきれい、バスタブもあるので、100 ドル以上の価値はありそうです。従業員も教育が行き届いており、対応が丁寧です。

 

美味しい魚料理と美味しい南アフリカの白ワイン。ついつい飲み過ぎてしまい、ボトル1本空けてしまいました。

 

さて、ホテルとその周囲のゴルフ場を含む風景がとても気持ちいいのですが、残念ながらブログに載せたくなるような綺麗な写真を撮ることができませんでした。一つ、建物を写したピンボケの写真があるのですが、それよりも、上のホテル名にはったリンクをクリックしていただいて、ホテルのサイトで確認していただいた方がいいですね。

 

ここには、ゴルフ場およびその周辺、つまりホテルの敷地に生息する動物たちの写真を載せましょう。ほとんど野生に近い状態で放し飼いにされており(逃げないようにフェンスで囲ってあるそうですが)、サファリ(一人 7,000 クワチャ=約 1,600 円)を楽しむことができます(ちなみに日本でいう「サファリ」は、英語では game drive と言います)。

 

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まずは羚羊の仲間から。インパラ (impala) です。

 

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多分、クードゥー (kudu) のメスです。

 

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首都に帰った後で調べたところ、セーブル・アンテロープ (sable antelope) のようです。

 

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ウィルドビースト (wildebeest)ヌー (gnu) とも呼ばれているようです。ほとんどスイギュウと言うべきですが、これでも羚羊の一種だそうです。

 

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シマウマ (zebra) もたくさんいました。

 

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キリン (giraffe)。野生ではマラウイにはいないらしいですが、ここでは優雅に気の歯を食んでいて、まるで野生で生息しているかのようです。

 

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昆虫も私の眼を引きました。ガイドによると、これはエレガント・グラスホッパー (elegant grasshopper) というそうです。エレガントかどうかはともかく、派手な色をしています。

 

イメージ 8

鳥類もたくさんいました。この国に来てバードウォッチングに目覚めた私としては、勿論見逃すわけにはいきません。これはアフリカナゲキバト (African Mourning Dove) 「嘆き」(mourning) とは、これまた、どうしてそのような名前がついているのでしょうか。鳴き方が悲しそうな声なんでしょうかね。

 

イメージ 9

テンニンチョウ (Pin-tailed Whydah)。尾の長いのが特徴的です。

 

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ズグロエボシドリ (Purple-crested Turaco)。ハトのようにプクプクしていましたが、あまりにも色が派手なので、食べても美味しくなさそうです。

 

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最後はズグロアオサギ (Black-headed Heron)。1メートル近くある、かなり大きい鳥です。こうして葉のほとんどない木の上にちょこんととまっていると、孤高な感じがしてきます。美しいです。

 

他にも何種類か見ましたが、あいにくいい写真が撮れませんでした。

 

こんな動物たちに囲まれて、緑の中でゴルフをするわけです。ゴルフに興味のない私でも、こんなところでコースを回ったらさぞ気持ちがいいだろうなと思わせるような、まさに自然に囲まれた、実に清々しいところです。