親愛なる先生へ
昨日のお手紙にて、「本当の自分でないと、人間関係って有り得ないのでは」というようなことを書いたら……またまた疑問が生じてきました。
『そもそも、「本当の自分」って、何だっけ? 』、と。
というのはですね。
1月3日(お手紙形式にする直前)に書いた、「下敷きにしている書籍」の中に、以下のようなことがらに言及している部分があるんですよ。
人はそもそも、相手の反応をみて口調をかえたり、はしょったり、膨らませたりする。これから何をやりたいのかと聞かれた学生が、先生には「大学にいく」と答え、友人には「ロックミュージシャンになりたい」と答え、親には「うるせえな、俺の勝手だろ」と答える。それはどれも嘘ではなく、本当のことだ。相手にあわせて語る言葉を変えるし、聞いてくれる人に対しても自分が言いたかったことではなく、途中で相手の反応をみて内容を変えてしまう。はじめに言いたいことや聞きたいことがあるのではなく、言葉が行き来した後で「言いたかったこと」「聞きたかったこと」を勝手につくっている。つまり、言いたいことが相手によって変わるから誤解を生むというのだ。
教養 「先生はえらい!」 内田樹著 - モトジってさー、30才超えないと魅力が分からないよね。
つまりですね。
「相手にあわせて語る言葉を変え」たとき、もしそれらの言葉が互いに矛盾するものだったらどうなの? と思ってしまったわけ。
そんなふうであったとしても、「どれも嘘ではなく、本当のこと」であるならば、そもそも「本当の自分」であるかどうかを考えることからして、ナンセンスだったりするのかな? なんて……。
なんだか、ますます謎が深まっちゃった感があったりしますが、さしあたっては、今日のところは、このへんで。
あなたの一番弟子(でありたい) elaineより