30歳で、私がオランダへ行くことになった
転機となった出来事を綴っています。
初めての方は、コチラから順番にどうぞ。
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その3 誰も知らない30歳の一大決心
その4 誰も知らない30歳の一大決心
何しろ、こういうものを受けるのは全く初めてでしたで、緊張感があったのを覚えています。
そして、入り口に一番近い部屋に通されて入ってみると、色とりどりのボトルが目に飛び込んで
きました。100本以上はある二層になったボトルが壁にずらっと並んでいます。
その時は、全く知識がなかったのですが、それは後にオーラソーマという
カラーセラピーのボトルということがわかりました。
とても静かな部屋で、ちょうどクリスマス前ということもあり、季節は冬で、
暖房の暖かい空気を作り出す機械的な音だけが部屋に響いています。
そこで、問診表のようなものを書いている間、あまりの静かな空間に
私は返って落ち着きをなくしていました。というのも、ちょうどその担当だったセラピストの方が
何故か、全身小さな擦り傷だらけで、包帯を巻いていて、みるからに何か怪我をした!という
容貌だったからです。そして少しだけ風邪をひいているようでした。
内心「どうかされたのですか?」と聞いてみたかったのですが、何か聞いてしまうことが
失礼のような気がして、私はだまって下を向いて出されたハーブティーに、
何も気にはしていない落ち着いた素振りをして、少しだけ口をつけました。
私はこういった「催眠療法」を受けること自体が初めてなこと、本も1冊しか読んでいないこと、
何か悩みがあってというよりも、ただちょっとした好奇心からここに来たことも正直に告げました。
そして、その女性がおそらくヒプノセラピーの仕組みを説明してくれていたのだと思いますが
その時話してくれたことはまったく覚えていません。
ただ、好奇心だけできてしまって、何も見えたり、出てこなかったらどうしよう・・・
今度はその不安だけで、あまり話が耳に入ってこなかったからでした。
あと、何だか後戻りができないような気がして、少し後悔の気持ちも出始めていました。
それとはうらはらに、説明は終わり、照明は落とされ、ブランケットもかけられて
目を閉じるように促されます。
私は、その彼女の静かな少しだけ風邪を引いたような声と、機械的な暖房の音、
そして私は何故このようなところに来てしまったのだろうという思いが頭の中をめぐり、
表面的な準備とはうらはらに、気持ちの準備ができていないまま、催眠療法が始まったのでした。
●その8 誰も知らない30歳の一大決心 ・・・に続きます・・・












