街は何処か
風変わりな色を帯びて
偶然装った 再会の日は
気付きもしない素振りをして笑った
歩道橋の上
見る町並みは
はぐれそうな人等で溢れた
ずっと寄り添って
歩くつもりだった
僕等も同じ様に映っていたろうか
今はもう
それで 正しい気がしていて
忘れぬ様 指折り数えても
在るのはこれだけで
見て見ぬ振りした
君の本音と
飲み込んでしまった言葉
「今になったって
思い出せない」って
また詰まらない
嘘をついたんだ
いつもそう
笑って誤魔化してたんだっけ
風向きがやたら気になった
いつもの交差点で
言葉を探した
すれ違い合った
声にはならずに
嘯くだけ
また歩き出した
廻り始めた
さよならはいつも
こんな日だっけ
歩道橋の上
風は止んでいた
溜め息は人波に埋もれて
季節を忘れて
はぐれてしまった
僕等をいつか 笑えるだろうか
忘れてしまった
はぐれてしまった
さよならはいつも
こんな日だった