UEFAチャンピオンズリーグ、インテルVSマンチェスター・ユナイテッド、地上波で観ました。以下雑感。

スタメンですが、改めてビビったのが、インテルの守備ブロック。ほぼ育成枠の穴埋め(失礼)の左SBサントンを除き、GKジュリオ・セザールからボランチのカンビアッソまで全員が南米の選手。いかにもインテルらしいというか。オフェンス陣を牽引するのはスウェーデン人のイブラヒモビッチとセルビア人のスタンコビッチ。あれ、イタリア人はサントンだけ?と思いきや、バロテッリちゃんはイタリア人でした。監督はポルトガル人だし。彼等は果たして、ピッチ内では何語でコミュニケーション取ってるんだろう。グローバリゼーションの、行き過ぎた例と揶揄されても仕方がない感じ。まぁ、それが良いか悪いかは取り敢えず置いておくとして。

さて、今季のインテルのストロングポイントは何なのでしょう?昨季との比較で言うのであれば、最も大きな変化は指揮官の交代、すなわちモウリーニョの就任にあると個人的には思ってます。もちろん、指揮官が代わったというだけで、そのチームに劇的な変化があるわけではなく、指揮官の交代は、チームの変化のあくまでほんの一部でしかない訳です。
ただ、矛盾する様ですが、モウリーニョの就任がもたらす効果は非常に大きいと考えてます。モチベーション管理であったり、チームの雰囲気であったり、あるいは戦術そのものであったり…
しかしながらこの試合を観る限り、今のインテルには、モウリーニョが就任した事によるはっきりした効果が、イマイチ見えてこなかったというのが個人的な感想です。

もちろん一年やそこらでできる事ではないのだろうし、それは非常にハードルの高い要求なのかもしれません。が、モウリーニョはそれを要求されて就任したわけではなかったの?モウリーニョという選択肢は、CLというワンランク上の舞台で、結果を出すためのキャスティングだった訳です。じゃなきゃ、マンチーニさんのままでよかったよね。何たって、国内リーグでは連覇したんだから。
いずれにせよ強く感じたのは、チームとしての「継続性」と「一貫性」の大切さ。インテルというクラブはこの10何年、この二つの点で課題を残し続けているクラブです。モウリーニョは、果たしてそれを解決するための選択だったのか?少なくともこの試合からは、その答えやあるいはヒントになる様なモノは見えてこなかった訳です。

それにしても印象的だったのは、ヴィエラのオーラの無さ。モウリーニョはヴィエラの「経験」に期待しての起用だったんだろうけど、うまくはまってませんでした。今シーズンはケガもあってあまり出場してないとは聞いてましたが…まさかあんなにスケールの小さな選手になってるとは。残念でした。そのヴィエラに見切りをつけ、後半すぐにムンタリと交代させる訳ですが、モウリーニョらしいと言えばこの交代くらいで、残りのカードの切り方にはあまりメッセージ性を感じられず。そもそも、インテルのスカッドでは今はそれは難しいのかもしれませんが…。

対照的だったのは、対戦相手のマンチェスターユナイテッド。メンバー編成から試合の進め方まで…「継続性」と「一貫性」が強く感じられるチームになってました。

という訳で、次回はユナイテッドについて、書きたいと思います。では。