サピエンス全史 第二章 虚構が協力を可能にした②
チンパンジーの群れ20頭から50頭人類の集団認知革命による「噂話」によってまとまることが出来る人数の上限は150人。→これ以上になると親密に知ることも、効果的な噂話をすることも出来ない。何故、都市や国を築けたのか?「虚構」の登場見知らぬ人同士でも虚構を信ずることによって首尾よく協力できる。「神話」「宗教」そして「法律」原始的な部族が死者の霊や精霊の存在を信じていると同じように、現代の「法律」も全く同じ基盤によって機能している。宇宙には「神」も「お金」も「人権」も「法律」も「正義」も存在しない。現代のビジネスマンや法律家は強力な魔術師。法律家と部族社会の呪術師との最大の違いは、現代の法律家の方がはるかに奇妙奇天烈な物語を語る。例えば、法人=実際には無い身体=法律上は血の通った人間のように扱う。人間の協力は存在しない神話によって成り立ち、「神話」=「物語」を変えることによって協力の仕方を変えることが出来る。「文化」とは想像上の現実のはかりしれない多様性と行動パターンによる多様性が構成要素。「虚構」により見知らぬ大勢の赤の他人と協力できるようになった人類は、核弾頭を製造するまでになった。----------------------------------------------------------------アフリカでは今の時代でも魔女狩りが行われているニュースを見ます。こんなニュースを見ると、「この現代に?」と思いますが、実は近代国家の「法律家」も国民を「これが正しいんだ」と誘導する魔術師なんですよね。魔法をかけないと、1億を超える人間を国として一つの集団として成立させることはきない。集団のリーダーになりたい人は、いかに説得力のある「虚構」を語れるか?企業ならそれを「企業理念」と言います。