基本的に土曜日は、午前中は父をリハビリ施設に連れて行っているので山には行けません。
なので、土曜日が晴れで日曜日に雨に降られると、非常にご機嫌斜めです(^_^;)
と空に文句を言っても、天気には勝てませんので、
久しぶりに先週の北海道への飛行機の中や、仕事のお昼休み時間で読んでいる本の続きを読んでいます。
サピエンス全史
ユヴァル・ノア・ハラリ著
世界的ベストセラーで日本国内でも150万部売れている本です。
今回は既に一度飛行機の中で読んでいる第一章について、
ポイントとなるところを拾いながら読み直しました。
サラッと読み続けるより、この方が頭の中に残るかな?と。
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約250万年前 アウスロタロピテクス 東アフリカ 人類誕生
約200万年前 ヨーロッパ アジア西部 ホモ・ネアンデタール 大柄で寒冷な気候に適応
アジア東部 ホモ・エレクトス
インドネシア ジャワ島 ホモ・ソロエンシス 熱帯に適応
東アフリカ ホモ・ルドルフェンシス(湖出身の人)
ホモ・エルガステル(働く人)
ホモ・サピエンス(賢い人)
※クマにシロクマ・ヒグマ・ハイイログマなど多くの種があるように、人類も多くの種が同時に存在していた。
※すべての人類種は巨大な脳を持っていた。
体重60㎏の哺乳類の脳は平均200立方センチメートルに対して、
現生人類は1200~1400立方センチメートル。
ネアンデタール人の脳はさらに大きかった。
※大きな脳はエネルギー消費の燃費が悪く、ホモ・サピエンスの脳は体重の2~3%を占めるが、
安静している時は身体全体の消費エネルギーの25%を使う。
ヒト以外の霊長類は、安静時に8%しか必要としない。
※人類は筋力にかける資源をニューロン(神経細胞)に回した。
・チンパンジーはホモ・サピエンスを言い負かすことは出来ないが、人形のように人間を引き裂くことは出来る。
・直立二足歩行の獲得
《メリット》
・視点が高くなり、他の動物を見つけやすくなる。
・腕が自由になることにより道具を使うことが出来るようになる
⇒250万年前に既に道具を使用していた証拠あり。
・腕が自由になることにより仲間に合図を送ることが出来るようなる。
《デメリット》
・頭が小さかった時代に何百万年にわたって進化し、大きな頭骨を支えるように出来ていないため腰痛に苦しむ。
・直立歩行するため腰回りが細くなり産道が狭まったため、女性は出産時に命の危険にさらされるようになる。
⇒他の動物と違って生まれても直ぐに立つことが出来ない「未熟児」として生むことになった。
※頭が小さいうちに産むしかなく、他の動物のように出産後に直ぐに立てる状態まで成長を待てない。
⇧実は未熟児で生まれることはメリットでもある⇩
人類の社会的能力
・自活できない子供を育てるには家族や仲間の力を合わせなければならない。
・故に社会的絆を結べるものが優遇される。
・未熟な状態で生まれてくるからこそ、教育によって社会生活に順応させることができる。
約80万年前 火を使うようになる
・火を使った調理が可能となり食物についていた病原菌や寄生虫を殺すことが出来るようになった。
⇒チンパンジーは1日5時間かけて生の食物を噛んでいるのに対し人間は1時間で食べられるようになった。
⇒長い腸と大きな脳は大量のエネルギーを必要とするが、調理することで腸を短くし脳へエネルギーを回すことが出来た。
人類は火を使うことが出来るようになっていたが、生態系の中では取るに足らない生物の1種に過ぎなかった。
現代の人類となるホモ・サピエンスは他の人類の中でも弱い存在で細々と生きていた。
しかし、
ある時、脳に起きた突然変異、認知革命により、ホモ・サピエンスは他の人類種を絶滅させホモ属唯一の存在となり、
多くの大型動物を絶滅させて生態系の頂点に立つようになる。
約7万年前 認知革命が起きる = 脳の突然変異により「虚構」を信じる能力を獲得し「協力」を可能にした。
約1万2千年前 農業革命 = 人類史上最大の詐欺 農業が差別を生み、人類は作物の奴隷となった。
500年前 科学革命
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この第一章で気になるところ。
まずは
「安静している時は身体全体の消費エネルギーの25%」を使う
人間はリラックスしている時、休憩している時、脳も休ませている…と思いがちですが、
実はリラックスしている時の方が「脳」は働いています。
「シリコンバレー式良い休息」という本の中で、
シリコンバレーでは「散歩会議」というものがあって、
何かに行き詰った時、良い案が思い浮かばない時、
雑談をしに散歩に出ることがあります。
なぜなら、その時の方が問題解決の案を思いつきやすいから。
デフォルトモードネットワークという脳機能で、
仕事をしているとリラックスしている時では使っている脳の部分が違うため、
仕事モードの脳部分では思いつかない事も、リラックスモードの脳部分なら思いつくということを知っているから。
しかも、脳機能はリラックスモードの方が多くのエネルギーを消費しているので、
会議室に籠って「う~ん」と考えている時よりも頭は「無意識レベル」で働いています。
自分も仕事中、よく缶コーヒーを飲みにふらっと席を離れることがありますが、
何か悩んだ時などは特に席を離れて、コーヒーを飲みながら目を閉じて「ぼ~っ」としにいきます。
そんな時、「ああ、こうしようか…」と思いつくことがよくあります。
何も考えていないようで、実は脳は無意識レベルで物凄く考えているのです。
他の人にはサボっているように見えるかもしれませんね(笑)
特に勉強をしない古い世代の人たちが昔の古い精神論のまま、
頭の中をアップデートできない人たちはね。
教育によって社会生活に順応
分かりやすく言えば「常識」を教えることによって社会に順応。
僕は「常識」=「洗脳」と言葉に置き換えるようにしています。
「常識」と聞くといかにも正しそうな気がしますが、違います。
常識は今の時代の「多数派」というだけであって、それが「正しい」わけではない。
今の日本の常識が正しいのなら年間2万人の自殺者は出ていない。
今の日本の常識が正しいのなら生活習慣病は激増していない。
常識を疑え!は僕のポリシーです。
自分のYouTubeのチャンネル説明欄に好きな本として、
「最高の体調」
「少食こそ最強のクスリ」
「自衛隊メンタル教官が教える心の疲れを取る技術」
「普通がいいという病」
「世界一やさしい才能の見つけ方」
「ついていきたいと思われるリーダーになる51の考え方」
「常識をぶちやぶれ」
「50歳から花開く人 50歳で止まる人」
を挙げていますが、
第2章以降、これらの本の内容について、
その根拠となることが書かれているのではないかと続きを読むのが楽しみです。
今日はここまで。
続きを書くかは…未定(^_^;)