- 今年のNBAオールスターは、試合を楽しむだけでは終わらず、いまのNBAがどんなリーグになっているのか、そしてこれからどこへ向かうのかを考えさせられる内容でした。
そんな印象を持った理由を、感じたままに書いてみました。 - <チーム編成:現在のNBAを反映>
今回の3チーム編成は、アメリカ2チームと( USA Stars 、 USA Stripes )、国際色豊かな World の3チーム。
オールスターという特別に選ばれた選手たちが集う中で、いつの時代も若手とベテランとが交じり合った混成チームになるところをベテランと若手に分け、さらに現NBAではアメリカ国外からの選手の存在が大きく、チーム・アメリカ vs. チーム・ワールドの二者だけだと、“アメリカ vs. 世界”という構図が強く出すぎてしまい、分断のニュアンスも少し含んでしまう可能性がありましたが、そこをアメリカをさらに世代で分けていることで「現在のNBAを反映」しているように思えました。- <チーム編成:アメリカを2つに>
- 日本ではアメリカの国旗のことを星条旗と呼んでいますが、the Stars and Stripes というのがもともとの名称です。
これは星条旗のデザインが、白い星と赤いシマ模様でできていることに由来しています。
実質的にはアメリカ国籍選手のNBAチームを、ベテランと若手とに分けたチーム編成でしたが、あえてそう呼ばずアメリカ国旗のデザインを模して2つに分けたのは、アメリカに帰属する選手としての輪を保ちながらも、また別の意味があったように思われます。
バスケットボールにおいてチームワークは欠かすことが出来ず、さらに洗練されたチームプレーを持つことは有利になり、こうした事はベテランの方が得意という傾向があります。ただ、そうした要領だけで勝てる競技でもないことは、かつてジノビリ選手がいた老練なスパーズが2011年のプレイオフで、ガソル(弟)選手の若手グリズリーズに負けてしまったことからも、おわかりいただけるかと思います。
つまるところ、洗練された技術や経験からくる直感だけでなく、体力やフィジカル、それらを生かした勢いも必要で、ベテランと若手の特徴がよく現れたチーム編成・試合内容・結果だったのではないかと思います。 - <チーム編成:アメリカ・継承>
- 今オールスターのMVPは、アンソニー・エドワーズ選手でした。
活躍ぶりは言うまでもありませんが、(筆者の先入観も含め)やはり特に華麗さの面、それを表現できる身体能力の面では、周りの選手と比べて頭ひとつ抜きん出ているように感じます。
ただ、ご本人は「次の偉大な選手を目指しているわけではない」といったニュアンスのことを口にされているようですが、現実問題として、人々があるカテゴリーで集うと、その能力に応じて序列ができてしまうのが世の常で、実力ある選手は本人の意思に関わらず、目立ってしまったり、周囲の人から期待されてしまいます。
それは、これまでレブロン選手らチーム・ストライプスの面々も経験してきたことです。
オールスターMVP受賞は、次のNBAの顔はあなただよ、というメッセージ性が小さくないことからも、継承という上で今回エドワーズ選手が受賞したことは意味があったのではないかと思います。 - <チーム編成:ワールド>
- かつてのオールスターの魅力として、「普段、しのぎを削る者同士が味方として参戦」というのも醍醐味でした。
今回のチーム・ワールドの選手らが、母国へ戻って国際試合に参加することになっても、味方同士になれる可能性はほぼないため(同じ国出身は、カナダのジャマール・マレー選手とSGA選手だけ)、アメリカ国外選手のオールスターのようでもありました。
同時に、かつてのアメリカ国内のNBA文化が、NBAが改めてワールドワイドになったと実感したところです。 - <五輪との連動性>
- あくまで現在のNBA選手を3つに分けた構図をとりながらも、アメリカのNBA選手 vs. アメリカ国外のNBA選手という構図は、アメリカ国内外の対決・五輪を少なからず意識させ、さらに今回のオールスター会場であるインテュイット・ドームが、LA五輪のバスケットボール会場であるのも無関係ではないでしょう。
今回の試合形式は、五輪を見据えた“前哨戦”としての意味も感じられました。 - <まとめ>
- 今回のオールスターは、単なるお祭りではなく、
「いまのNBAがどんなリーグになっているのか」 をそのまま形にしたようなイベントだったように思います。
アメリカ選手の層の厚さ
世代交代の流れ
国際選手の存在感
そしてNBAが世界的なリーグである事実
これらが、3チームという形式の中で自然に表現されていました。
また、開催地となったインテュイット・ドームは、2028年ロサンゼルス五輪のバスケットボール会場にもなる予定で、今回のオールスターは、
NBAと国際バスケットボールの未来をつなぐ舞台
という側面も感じられました。
形式が変わっても、選手たちが集まり、それぞれの個性や時代の流れが交差する、その“オールスターらしさ”は変わらず、むしろ今のNBAを象徴するイベントになっていたように思います。
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