みなさんは、大陸横断たまちゃん転がしをご存知でしょうか。
ルーミアが丁度良い形で床の上に寝そべってマンガを読んでいたものですから、
私は知らず知らずの内に彼女にそっと近付いてとうとう抑えが効かなくなりました。
彼女の小さく白い肩と華奢なわき腹のあたちに私の両手を添え

カリンカ「てい」
ルーミア「ひゃあ」

そのときの私の様子はフライ返しでした。おそらくはステンレス製の。
ルーミアは何の準備もしていなかったことが祟りあっけなく返され、
それをみた私は調子に乗ってしまったのでしょう。
ふと気が付いたときには彼女が転がっているのですから、
そのときの私の表情ときたらそれはもう鳩が豆食ってポーといいますか、
どうにもその光景があまりにも現実離れして見えたのです。
それは紛れもない現実なのですが、私は何故かそうとは思いませんでした。
転がされて楽しそうにしているひとなど、存在するとは思えないからです。
ルーミアはごろごろと転がされていたにも関らず楽しそうで、
半ば無意識のうちではありますがもっと笑顔が見たいという心がはたらき
ルーミアの速度を上げたのです。そしたら聞こえてきたのは

ルーミア「…りんかぁ、頭がぐわんぐわんする…」
カリンカ「ごめん、やりすぎた」
スマイルプリキュアの映画、そろそろ見たいなと思っているのですが
いかんせん今月はお金の消費が激しいのでタイミングが難しいのです。
でも映画は期間限定だから早くしないとねとルーミアとお話を。
そして今週の土曜日あたりにしようかと結論付けたところで、私は思い出したのです。
ルーミアとの奴隷契約もとい、一日執事体験はどうなってしまったのか。
もしあえてルーミアが言わずに私がすっぽかしてしまったなら土下座物。
ルーミアも忘れていたなら二度と忘れないように約束しなおすと。
とりあえずいつでも土下座が出来る体勢を整えた状態からルーミアに問います。
幻想郷在住 十六歳 学生さんからの質問です。執事契約はどうなったのでしょうか?

ルーミア「あ、忘れてた!」

どうやらルーミアも忘れていた模様。私を責めるわけでもなくえへへと笑うのは
やはりとてもいい娘なのです。そんな娘の執事が出来るのはなんという幸福。
厳正な協議の結果、一日執事体験も土曜日になりました。
つまり私の仕事は映画を見に行くルーミアを華麗に優雅にエスコートすること。
因みにルーミアの呼び方は当然お嬢様で。ルーミアからは名前で呼ばれます。
流石に幻想郷に映画館はありませんので街の方までスキマ(各停)で行きます。
ルーミアとふたりで土曜日に思いを馳せる私。ウルトラハッピー×2。
あっれ、そういえばルーミア燕尾服用意するって言ってなかったか…?
昨日がポッキーの日だったので書けなかったプリキュアの話題を
今回のプリキュアは、プリキュアと狼、赤鬼までも子どもになってしまいました。
そして皆で楽しく遊んでいるお話だったので

ルーミア「ちっちゃい子って可愛いね~♪」
カリンカ「そうだね。ルーミアもそんな感じだけどね」
ルーミア「私ってそんなに幼いの?!」
カリンカ「あ、これはいい意味でだよ。一番幸せなのは子どもなんだから」
ルーミア「これって、喜んでいいの?」
カリンカ「当然。手放しで喜ぶところ。ほら、マジョさん出てきたよ」
ルーミア「あ、変身する!?」

そうしてプリキュア五人が小さいまま変身。みんな思い思いに子どもです。
中でも一番子どもだったのはキュアピース。
なんと今週のじゃんけんはぐっちょっぱー。私はぐちぱと呼んでいました。

ルーミア「…あんなの邪道だよ」
カリンカ「ルーミア、相手は子どもだ」

そこまで本気にならなくてもと思いますが、やはり子ども故なのですかね。
ルーミア「りんかりんか!」
カリンカ「…ん?」
ルーミア「えへへ、今日何の日か知ってる?」
カリンカ「今日、十月十一日?…んぁ、えー?」
ルーミア「正解はねー、ポッキーの日!!」デン!
カリンカ「…ルーミア、そのポッキーはどこで?」
ルーミア「昨日のうちに買ってきちゃったの♪」
カリンカ「あー、その分はボクが払うよ」
ルーミア「んー、やだ。私がりんかのために買ったんだもん!」
カリンカ「ん、そういうことね。…じゃ、ありがたく頂きましょうかしら」
ルーミア「だめ!…ポッキーゲームするの」
カリンカ「ポッキーゲーム…、あれか」
ルーミア「りんか、こっち側くわえて」
カリンカ「おっけ」
ルーミア「じゃあ、行くよ」

ものすごい勢いでポッキーを食べ始めるルーミア。逃げる暇すらない。つもりもないが。
直後柔らかい感触がして、ルーミアの唇だとわかりました。

カリンカ「ルーミア、ポッキーゲームってちゅしないゲームなんだよ?」
ルーミア「え、何で?!」
カリンカ「先に口を離したほうが負け。一種のチキンレース」
ルーミア「ちきんれ…、私はりんかとちゅするのいやじゃないよ?」
カリンカ「そう!だからこのゲームは成り立たない!」
ルーミア「え、そーなのかー?!」
カリンカ「ルーミアぁ!」
ルーミア「りんかっ、どうしたの?!」
カリンカ「もう皆死んでしまえばいいんだ!」
ルーミア「よしよし、りんか。何があったの?」
カリンカ「何があったとかじゃないんだけど…」
ルーミア「うんうん」
カリンカ「人の多いところとか歩いてると皆マナーとか悪くて…」
ルーミア「そっかぁ、よしよし。でもね」
カリンカ「うん?」
ルーミア「嫌なことは忘れちゃお?」
カリンカ「…うん」
ルーミア「よしよし、いい子いい子」ナデナデ

ルーミアに頭を撫でてもらいました。
なんというか、なりはこんなに小さな子どもなのに
その行動というか中身はお母さんみたいな感じで、もはや私のお母さん?
今日はルーミアに抱きついて寝ることになりそうです。
家に帰ったら、ルーミアが倒れていた。

カリンカ「ルーミア、大丈夫?」
ルーミア「つかれだ~…」
カリンカ「あ~、お昼寝しますか」
ルーミア「お昼寝する~」
カリンカ「しかし、相当疲れてるんだな」
ルーミア「うん、…なのに明日は寺子屋が…」
カリンカ「そうだったんだよなぁ、じゃあルーミア」
ルーミア「…?」
カリンカ「疲れには甘いもの。ココアを淹れよう!」
ルーミア「ココア!」
カリンカ「ルーミアそこで待ってて、淹れてくるから」
ルーミア「やだ私も一緒に行く~」
カリンカ「全くこの甘えん坊さんは」ナデナデ
ルーミア「えへへ~」

そうしてルーミアのココアを淹れて、疲れていたル-ミアは
布団に入るなりすぐに可愛い寝息を立て始めました。
ルーミア「む~…」
カリンカ「…?」
ルーミア「む~…」
カリンカ「ルーミア、どしたの?」
ルーミア「りんかを私の虜にしたいの」
カリンカ「虜って、これ以上?」
ルーミア「もっともっと!りんかを私の魅力で釘付けにするの!」
カリンカ「あー、ルーミアの魅力かぁ」
ルーミア「…りんかもしかして馬鹿にしてる?」
カリンカ「え、なんで?!」
ルーミア「だってその反応!何か酷い!!」
カリンカ「何故そうなる!ルーミアはとっても魅力的だよ!」
ルーミア「はわっ…、じゃ、じゃあどこが魅力的だか言ってみてよ!」
カリンカ「具体的に?!まずにこにこ笑顔」
ルーミア「ふぇっ、言うの?!」
カリンカ「…言わないの?」
ルーミア「やっぱりはずかしいからいわないで…///」
カリンカ「そんなところも魅力的」
カリンカ「ってな感じで」
ルーミア「ん~、お願いかぁ」
カリンカ「そう、出来る範囲で頑張る」
ルーミア「ん~、えっと。ちゅしてもらおうかお散歩にしようか…」
カリンカ「それじゃあいつも通りじゃない?」
ルーミア「あ、そっか!それじゃ…、りんかは明日ずっと私の執事!」
カリンカ「ほほう、でも明日より休日の方が良くない?」
ルーミア「あ、確かにそーなのかー。それじゃあ、土曜日!」
カリンカ「土曜日は学校が…」
ルーミア「うえー、じゃあ日曜日!大丈夫?」
カリンカ「日曜日なら大丈夫だな」
ルーミア「えへへ、それじゃありんか用のお洋服を探してみる!」
カリンカ「…はい?」
ルーミア「すっごーいぞこーりんどー♪」
カリンカ「ねぇちょっと?!」

ルーミアの執事は大いに結構なんですか、服とか嫌な予感がですね。
むしろ得意だよって子どもがいるものか。
そもそも幻想郷には車とかが必要ないので、たまに街に言ったときぐらいしかみないのです。
前置きはこのぐらいで、今日はジャイロゼッターを見たんですよ。

ルーミア「へー、車って変形するのかー」
カリンカ「いや、しないけど?」
ルーミア「え?じゃあ、あの車は?」
カリンカ「そこはほら、アニメだから」
ルーミア「そーなのかー。…え、本当に変形しない…?」
カリンカ「そこ疑うところじゃないぞ」
ルーミア「うん、…じゃあ私この白いのに乗ってみたい!」
カリンカ「プリウスαかな、看護婦さんみたいなの」
ルーミア「そう!この注射器持ったの!」
カリンカ「じゃあルーミアは車乗れる?」
ルーミア「…え?」
カリンカ「ジャイロゼッターは車だから、ね」
ルーミア「わ、私には無理かなぁ…」
カリンカ「教習所…、車の学校で習わないとね」
ルーミア「そんなものがあるのかー?!」
カリンカ「あ、予告だ。美輪サトリか、覚えておこう」
ルーミア「ら、ライバルだ…!」

その後、ルーミアはライバルとの決闘のために教習所へ行こうとしました。
子どもは入れないといったら、ルーミアはがっくりと崩れ落ちてしまい
慰めるのが大変だったんだぞ…。
カリンカ「ただいまー」
ルーミア「りんか!おかえりなさい!」
カリンカ「おう、ふぃー。疲れた」
ルーミア「りんか、スプラッシュスターは?」ワクワク
カリンカ「…あ」
ルーミア「…え?」
カリンカ「ごめん、忘れてきちゃ…ったようです」
ルーミア「そーなのかー…。うん、わかった」
カリンカ「ルーミア、…ごめん」
ルーミア「じゃあ、今日は何して遊ぼっか!」ニパッ!
カリンカ「え」
ルーミア「えへへ、今日はプリキュアの代わりにりんかと遊ぶの!」
カリンカ「あー、そか。何して遊ぼうか、宵闇をお散歩する?」
ルーミア「それにする!コート着なきゃ!」
カリンカ「あー、ルーミア。明日はちゃんと借りてくるから」
ルーミア「えへへ、うん!」