抗がん剤治療において、避けられない脱毛について、

こうしておけばよかったのかなということを備忘録として書きます。

 

私は抗がん剤治療開始して2週目半ばから徐々に抜け始めました。

*手ぐしをすると数本手についてくるようなレベル

 

抜け始めからほぼ無くなるまでは約2週間ほどでした。

やはり抜け始めてからメンタルがきつく、ネガティブ思考が続いていました。

当たり前が無くなるというのは正直しんどい状態で、家族が帰省して近くにいない

タイミングで良かったなと感じています。

 

この時に失敗したなと思うことは髪の毛の処理方法です。

抜け始めから一気に抜けることはないため、あえて4つのフェーズに分けて

こうしておけば良いのではという考えを書いてみます。

 

フェーズ1:抜け始めで少量なので気にしすぎずに生活する。

      この時点でニット帽を購入しても良いかもしれません。

 

フェーズ2:①手ぐしの量が増えてきて、気持ち的に下がる頃合いなので、

       思い切ってショートヘアにして、抜ける髪の毛を短くする。

      ②このころからニット帽をかぶり、抜け落ちる髪の毛を帽子の中に

       留めてしまうことで服や布団に付く量を減らす

 

フェーズ3:抜ける量が一気に増えるので、ニット帽子を被って、

      服や布団などに付く量を減らす。

      ※私はすぐにできず、掃除をすることが精神的苦痛になりました

 

フェーズ4:ある程度抜け落ちたら~8mmカットで全体的に刈り上げてしまう

      ※早い段階でしてしまうと抜け落ちる髪の毛が短くなり、

       これはこれで掃除が大変でした。

      *頭皮が露出するので保湿を忘れずに

 

私が用意したニット帽等を下記で記載してみますので、ぜひご参考ください。

 

 

(コメント)1日中使用しており、重宝しています。

 

■外出用のウィッグ

 

(コメント)せっかくなのでカラーのあるものが楽しいと思い、使用しています。

      安価なのである程度割り切って、と思い購入しましたが、

      そこまで粗悪品ではないなと感じています。

      私はウィッグの上にニット帽をかぶり、ウィッグ感を抑えています。

 

(コメント)上記付属のヘアネットだと頭皮に当たり痛いので、

      柔らかい素材のものを使用しています。

 

 

3月末に診断されて、診断書がまだ出ていない状態のため、

健康保険のみ適用で費用の支払いをしています。

 

調べればもっと分かりやすいところありますが、

これまでの費用を簡単にまとめていこうと思います。

 

正直、病気になるまで制度のことを全く理解していませんでした。

 

■検査・治療・入院費用・・・約35万円

 期間:30日間

 検査:CT・MRI・レントゲン・PET等

 治療:外科手術・放射線治療(5回)・抗がん剤治療(1週間)等

 入院:部分的に個室を利用

    ※性格や症状によると思いますが、個室を強くお薦めします

 適用:健康保険による"3割負担"及び"高額療養費制度"

 

■高額療養費制度

 *引用元:厚生労働省_高額療養費制度を利用される皆さまへ

例)年収500万円の人の場合は適用区分「ウ」になる

 同月内で医療費(個室費用等は不含)が100万円発生したとすると、

 80,100 + (1,000,000-267,000)×1% = 87,430円

 となり、負担費用は87,430円です。

 その場での支払額となるか、後日健康保険組合から還付されてとなるかは

 私ではわからないことがあるので、あくまで参考としてください。

 

また、年内の支払回数が3回以上あると、4回目以降支払上限額が下がるようです。

「ウ」の場合は44,400円になるようですね。

 

高額療養費制度への申請は健康保険証かマイナンバーカードがあれば、病院で事前申請してもらえるようで私は病院事務員さんにお願いして、申請書も無く簡単に終わりました。

 

税金について色々と思う毎日ですが、こればっかりは助かっています。

※2コース目開始して、副作用が重く更新できていませんでした

 落ち着いたらどのような状態だったか記載していきたいと思います

 

 

入院中に用意したもの

どのくらい長く入院するのか分からない中で用意したものはざっくりと

下表となります。不要のものもあるかと思いますが、

これから入院予定・入院したばかりの方の参考になるとうれしいです。

※病院によってルールが違うかもしれないのでご注意ください

 

・スリッパ ・・・ ホテルにあるような使い捨てタイプ

          病院内の移動ではNGだが、室内使用OKだった

 

・ボディーソープ、シャンプー ・・・ 100均の詰替ボトルで用意。

                   ドライヤーは病院の備品を使用できた

 

・下着 ・・・ 服(病衣)はレンタル品を活用して、洗濯物を減らした。

        400円/日くらいだった。

 

・延長コード ・・・ コンセントが遠かったので必須だった。

 

・ゼリー飲料 ・・・ 食欲ないときに手元にあると助かった。

 

・お菓子 ・・・ 食事制限なしの場合だが、間食するものがあると便利

 

・イヤホン ・・・ 個室、大部屋いずれにしてもあると便利。

          テレビは有料でプリペイドカード購入(1000円単位で1円/分)

 

・メモ帳 ・・・ 時間がありすぎて、頭の中がぐるぐるしてしまったので、

         日記やメモとして書き出して少しでもすっきりさせた。

 

・ケトル ・・・ 水だけでは飽きてしまい、コーンスープやココアの粉を用意

         して、気分転換にもなり、重宝した。

 

 

思い出したものがあったら追記していきます。

         

 

 

癌と分かってからブログでこうして書くまでに1ヶ月半経過してしまいました。

ほかの方々のように毎日書いていけば良かったと思いつつ、

手帳にその日の出来事を書くことで精一杯だったので改めて書いていこうと

思います。

 

◇入院まで

 入院1か月前から頭痛と顔半分に痺れのようなものが続き、神経内科・外科へ

 通院し、三叉神経痛だろうということで内服薬で様子見していたが日に日に

 悪化していった。食欲もなくなり、入院前日夜に過去一番の痛みから救急搬送

 されるも処置無く帰宅。翌日改めて同病院訪問し、総合内科受診したところ

 検査入院することとなった。

 

◇病名が診断されるまで

 診断名が出るまでに約3週間ありました。いろいろあったので箇条書きのような

 形で書いていきます。

 

 ・1週目

  頭痛や顔の痺れ・痛みが続き、様々な検査を受けつつ内服薬を変えていきながら     

  過ごした。夜も寝ることができず、動画・音楽を聴くにも頭ががんがんしている  

  のでイヤホンを付けることもできなかった。

  採血・CT・MRI・PET検査をして、お腹に腫瘍があるということが判明。

 

 ・2週目

  ようやく薬の効いてきた。食欲は無く、ほぼ寝たきり状態。

  検査の結果、お腹の腫瘍がほぼ癌だろうということ、頭蓋骨と頸椎も反応して

  いることから転移している状況であることを主治医から説明を受け、まずは

  診断確定するため生体検査するため、開腹手術をすることとなった。

  手術までは逆流性食道炎や坐骨神経痛などもあり、毎日何か発生し落ち着かない  

  日々だった。

 

 ・3週目

  開腹手術当日、2週間の疲れか38度を超える発熱となったが、コロナ等は陰性

  だったため手術実施することになった。結果的には他臓器への癒着が大きく、

  可能であれば全摘出を考えていたが、検査分しか取ることができなかった。

  手術後も丸1日発熱続いたが、なぜかそこから食欲が沸き、以前よりも体調良く 

  過ごすことができるようになった。

  ただ、目の焦点が合わず物が2重に見えてしまう症状が出てきた。この症状から 

  頭蓋骨への転移は脳にも広がっている可能性から少しでも進行を抑えるため、

  放射線治療を先行して実施することになった。

  生体検査の結果、「横紋筋肉腫」と診断され、翌々日からVAC療法(抗がん剤治

  療)を開始することになった。

 

抗がん剤治療の内容やスケジュールなどは改めて書いていきたいと思います。

入院から約3週間で抗がん剤治療開始できたことは先生方をはじめとした病院関係者の皆様が動いて下さったおかげと感じております。感謝申し上げます。