抗がん剤治療と言えば脱毛ですが、吐き気もあるようです。

私は幸運にも1コース目では吐き気や食欲不振が全くでず、

元気に過ごすことができました。

 

その感覚で望んだ先月末の2コース目は予想を裏切り、強い吐き気が出ました。

先生からすると5段階の下から2つめくらいで症状としては小さいほうだそうですが、

本人としてはかなりきつかったです。

3泊4日で帰るつもりが食欲が戻ってくるまでに1週間必要となりました。

 

3コース目が2週間後に開始予定ですが、どっちに出るのか、また吐き気が出てしまうのか正直怖く、家族と生活再開している中で1週間不在にする心苦しさもあり、

治療に行きたくない気持ちが強くなっています。

(早く治したいのに治療したくない、わがままな話ですね)

 

■吐き気の症状等について

 ・すべての薬を投与後から3時間経過くらいで胃に違和感がある

  *治療日ということもあり寝不足かとその時は思っていた

 ・夜中に突然吐き気を催してしまう

 ・翌日朝から6食分ほど食べれなかった

 ・食事を摂らなかったことで貧血状態となり、トイレやベッドで失神する

 ・3食分ほど食べれるようになったタイミングで点滴を外される

 ・動けるようになったタイミングで退院許可が下りる

 

 他の病院はわかりませんが、もう少し早く点滴を始めてもらえていたら、

 失神することはなかったのかなと感じています。

病気になってから妻がほぼ一人で子ども二人を見てくれたこともあり、

先月の1ヶ月間帰省し、リフレッシュしてもらいました。

保育園も休ませるので一人時間は少ないかもしれないですが、

慣れた実家と場所で少しでも羽根を伸ばせてもらえたらという気持ちで

送り出しました。

 

私は療養生活の1ヶ月間だったので、待ちに待った日で家族と再会し、

生活を始めましたが、子育ての体力が0になっていることを実感・・

無理せずにとは言ってくれるけども、やる事も多くいかに周りのサポートを

受けていたかを改めて実感しました。

 

抗がん剤治療を受けながらではありますが、ポジティブな考え方として

家族との時間が増えたと考え、色々経験させてあげられる1年にしてあげたいなと

感じています。

私は、抗がん剤治療にあたりVAC療法を選択しています。

すでに肉腫から転移しているため、開始までは放射線治療も

行いましたが、VAC療法中は中断しています。

 

VAC療法については「国立がん研究センター」で分かりやすく説明されているので

そちらをご参照ください(かいつまんで記載すると誤ってお伝えしてしまいそうです)

VAC療法 | 国立がん研究センター 中央病院

 

VAC療法は3~4週間かけて1コースとしており、2コース目まで受けた私のスケジュールからイメージ図を作成してみました。

 

通院治療としながらも月一で入院する必要があるため、ご家族とも事前共有が必要になるかと思います。

 

先日2コース目の1週目を開始しましたが、食欲不振で回復に時間がかかり、

1週間の入院となってしまいました。期間は体調や個人差がありそうです。

 

2週目と3週目は投与自体は30分で完了しますが、事前に採血と診察があるため、

実質3時間程度病院にいる必要があります。

抗がん剤治療において、避けられない脱毛について、

こうしておけばよかったのかなということを備忘録として書きます。

 

私は抗がん剤治療開始して2週目半ばから徐々に抜け始めました。

*手ぐしをすると数本手についてくるようなレベル

 

抜け始めからほぼ無くなるまでは約2週間ほどでした。

やはり抜け始めてからメンタルがきつく、ネガティブ思考が続いていました。

当たり前が無くなるというのは正直しんどい状態で、家族が帰省して近くにいない

タイミングで良かったなと感じています。

 

この時に失敗したなと思うことは髪の毛の処理方法です。

抜け始めから一気に抜けることはないため、あえて4つのフェーズに分けて

こうしておけば良いのではという考えを書いてみます。

 

フェーズ1:抜け始めで少量なので気にしすぎずに生活する。

      この時点でニット帽を購入しても良いかもしれません。

 

フェーズ2:①手ぐしの量が増えてきて、気持ち的に下がる頃合いなので、

       思い切ってショートヘアにして、抜ける髪の毛を短くする。

      ②このころからニット帽をかぶり、抜け落ちる髪の毛を帽子の中に

       留めてしまうことで服や布団に付く量を減らす

 

フェーズ3:抜ける量が一気に増えるので、ニット帽子を被って、

      服や布団などに付く量を減らす。

      ※私はすぐにできず、掃除をすることが精神的苦痛になりました

 

フェーズ4:ある程度抜け落ちたら~8mmカットで全体的に刈り上げてしまう

      ※早い段階でしてしまうと抜け落ちる髪の毛が短くなり、

       これはこれで掃除が大変でした。

      *頭皮が露出するので保湿を忘れずに

 

私が用意したニット帽等を下記で記載してみますので、ぜひご参考ください。

 

 

(コメント)1日中使用しており、重宝しています。

 

■外出用のウィッグ

 

(コメント)せっかくなのでカラーのあるものが楽しいと思い、使用しています。

      安価なのである程度割り切って、と思い購入しましたが、

      そこまで粗悪品ではないなと感じています。

      私はウィッグの上にニット帽をかぶり、ウィッグ感を抑えています。

 

(コメント)上記付属のヘアネットだと頭皮に当たり痛いので、

      柔らかい素材のものを使用しています。

 

 

3月末に診断されて、診断書がまだ出ていない状態のため、

健康保険のみ適用で費用の支払いをしています。

 

調べればもっと分かりやすいところありますが、

これまでの費用を簡単にまとめていこうと思います。

 

正直、病気になるまで制度のことを全く理解していませんでした。

 

■検査・治療・入院費用・・・約35万円

 期間:30日間

 検査:CT・MRI・レントゲン・PET等

 治療:外科手術・放射線治療(5回)・抗がん剤治療(1週間)等

 入院:部分的に個室を利用

    ※性格や症状によると思いますが、個室を強くお薦めします

 適用:健康保険による"3割負担"及び"高額療養費制度"

 

■高額療養費制度

 *引用元:厚生労働省_高額療養費制度を利用される皆さまへ

例)年収500万円の人の場合は適用区分「ウ」になる

 同月内で医療費(個室費用等は不含)が100万円発生したとすると、

 80,100 + (1,000,000-267,000)×1% = 87,430円

 となり、負担費用は87,430円です。

 その場での支払額となるか、後日健康保険組合から還付されてとなるかは

 私ではわからないことがあるので、あくまで参考としてください。

 

また、年内の支払回数が3回以上あると、4回目以降支払上限額が下がるようです。

「ウ」の場合は44,400円になるようですね。

 

高額療養費制度への申請は健康保険証かマイナンバーカードがあれば、病院で事前申請してもらえるようで私は病院事務員さんにお願いして、申請書も無く簡単に終わりました。

 

税金について色々と思う毎日ですが、こればっかりは助かっています。