24年冬アニメ備忘録③ 最弱テイマーなど | コアラのブログ

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みなさまこんにちは(^○^)
春アニメは続々と最終回を迎えておりますね。

ちらちらとしか観ておりませんが、面白い作品もあったと思います。

このすば3とか鬼滅の刃柱稽古などなど。

一方、楽しみにしていた転スラ3がイマイチな感じだったり。

なるべく早く感想をアップしたいと思います。

この記事で取り上げる4作品はそれぞれにおすすめポイントがあります。

ファンタジー世界が舞台の「最弱テイマー」

異世界と現世界が舞台となる「ささピー」「エリーゼ」

そしてリアルでピュアなラブストーリー「ゆびさき」

いずれも一見の価値はあると思います。

資格試験の勉強も終わりましたし(無事合格!)、周囲も落ち着いているので、アニメ視聴とまとめ記事執筆に時間をかけていきたいですね。

生涯の趣味と思っていますので止めることはありません。

 

では、いってみましょう!

 

もくじ

  1. 最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
  2. 佐々木とピーちゃん
  3. 外科医エリーゼ
  4. ゆびさきと恋々

 

 

最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。

本作はけっしてつまらなくはないのですが、視聴後に”もうちょっとなんだよな”と思ってしまいました。

それでいて、何度でも聴いてしまう優れたOPを見ると視聴意欲がわきます。

ストーリーに違和感を感じるのですが、アイビーがか弱すぎてどうしても応援したくなるという不思議な作品です。

そして最終話のエピローグで、”最弱テイマーとは何か”がクリアに解き明かされますので、この部分は必見だなと思わせられました。

視聴メモ「エピローグにすばらしいアニメーションをもってきたのは素直にイイね。崩れスライムがどうして誕生していかに弱いのかよくわかったし、そんな中で星無しテイマーのアイビーと出会うのは感動的」

 

(前半部のまとめ)↓

 

 


本作のおすすめ度はふつうです。

典型的な”お涙ちょうだい”シナリオといえなくもないもので、そういうものをきらう人も多かろうと思います。

しかし、選者はどちらかというとアイビーに同情したり、いっしょにハラハラしたりするのも悪くないのでは、という意見です。

視聴メモ「うれしいね、アイビー、よかったね、アイビーと何度もつぶやいてしまいました。自警団のみんなに気にしてもらってよかったね。アイビーを励ますキャラ達に視聴者も励まされたような気がしてきましたよ(6話)」


とはいえ、本作のストーリーはかなり複雑です。

アイビーの旅行記ではなく、悪者を検挙する情報を提供したり悪の組織を壊滅させたりと、アイビーの”治安活動”のような展開でした。

知り合った冒険者チームの人(お兄さん&おじさんたち)に保護されてから行動を共にします。

もう少し、お姉さんキャラ(や美少女キャラ)がいてもいいのではないでしょうか。

子ども誘拐の魔の手から逃れるのみならず、崩れスライム「そら」の能力を使って捜査に協力します。

このそらの能力ですが、ウソ発見器より進化した”悪い人発見器”のような便利すぎる機能。

科捜研のマリコさんもびっくりですね!

アイビー自身をおとりとするおとり捜査まがいのことをしたり危なっかしいです。

なので、遭遇した魔物や危険生物を倒す、のではなく悪い組織を一網打尽にする捕り物がメインシナリオ。

捜査会議では転生前のアイビーからのひらめきで方針が決まっていくのがおもしろいですね。
本作のシナリオは、登場人物も多いのに整理されていてわかりやすいものでした。

アイビー(とそら)が活躍しすぎではありますが、まあそれはいいでしょう。

本作の作画・アニメーションは、きれいさを重視したものでしっかり仕上げられています。

格闘シーンだけはもう一歩に感じましたが日常シーンは良好なものです。

特に、モブキャラが多数登場するシーンが比較的多めなのにスムーズに見せるのは立派な仕事だと思いました。

さらに、アイビーとそらの出会いまでをそらの視点から描く、エピローグは感動的でありすばらしいアニメーション(と劇伴)でした。

本作を観ていない人も12話の21分04秒からの約2分30秒のエピローグだけは観ておいていただきたいと思います。

本作の演技は、登場人物が多いのに分かりやすく印象に残る演技はベテラン声優陣多数出演のおかげでしょう。

男性声優陣の実力はさすがですね。


本作の良い点は、堅実な作り込みがうかがえるところ。

地味な部分を丁寧に作られた作品だと思います。
本作の良くない点は、ストーリーがやや不自然で強引なところ。

不自然なのは、9歳という設定のアイビーの発言力とか大人顔負けの推理力など。

強引なのは、アイビーに降りかかる理不尽なピンチとその切り抜け方といったところです。


本作の評価として、逆境を克服するユニークな物語であったことは良かったと思います。

これは王道ストーリーの一つでしょう。

すなわち、”最弱テイマー”という不利な境遇にありながらがんばり抜くヒロインとその相棒となるこれまた”最弱”なスライムが、最強の友だち(冒険者や騎士のおじさんやお兄さん、さらに強大な魔獣も)と力強く生きる物語。

アイビーとそらを応援し、見守る気持ちで視聴すると幸せな気持ちになれる作品です。

 

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佐々木とピーちゃん

本作は、一見するとビジネスマンとしての経験を活かした策士の活躍のように見えますが、その実、人との信頼をベースにした二重三重の堅牢な上策を駆使する知恵の勝負であるところに感心しました。

単なる奇策、詭道ではないところが本作の主人公佐々木の魅力といえると思います。

むしろピーちゃんの方が武闘派で、すぐに実力行使し戦おうとする傾向があるのでは。

そもそも、ストーリーがおもしろく、ひきしまったシナリオと上質な演技もあいまっておもしろい作品に仕上がっていると判定します。
上記の理由から、本作のおすすめ度は高めです。

楽しめる作品を観たい人はどうぞご覧ください。

 

(前半部のまとめ)↓

 

 


本作のストーリーは、ピーちゃん(その正体は異世界の賢者の生まれ変わり)と出会ったことにより現世界と異世界を往来しつつ、貿易をしたり食堂を経営したり、商会を設立したりと活躍。

魔法バトルを行うシーンもいくつか。

ピーちゃんが頼もしいですが、佐々木も(ピーちゃんから習得した)魔法を駆使。

バトル以上の見どころは交渉シーンで、丁々発止のやり取りがとてもよく描かれています。

シナリオも演技も冴えていますよ。

また、現世界にいる凶暴な魔法少女(CV水瀬さんと小原さん)とは何者なのか、佐々木の自宅のとなりの娘にも隠された謎があるのだろうと思いますので2期が楽しみです(そのあたりは12話にまとまっています)


本作の作画・アニメーションともに良好です。

高い作画技術に支えられ、飽きの来ないしっかりした仕上がり。

特に、キャラクターの表情の描き方がいいのでそのキャラの魅力がアップしていますね。

また、目立たない部分ですが、構図も洗練されていて場面の意味を効果的に表現。


演技面では主人公コンビの安定感はさすが。

佐々木を演じた杉田氏の実力がいかんなく発揮されました。

二人静(ふたりしずか)を演じた大空さんの演技が特筆もの。

悪役として登場しながらも佐々木を気に入ったことで仲間となるキャラの魅力が全開でした。

知性的なのに可愛らしく、ギャグもいけるしバトルもOKと大活躍するキャラは大空さんにぴったりですね。


本作の良い点はとにかくストーリーがおもしろく、次が気になる点。

主人公コンビは、男気あふれる決断で困っている人に手を差し伸べます。

痛快でハートフル。

知力や魔法力もフル活用し、主人公周辺も潤っていく様子が、視聴者を明るい気分にさせてくれるでしょう。
本作の評価は、視聴をおススメしたい作品、となります。

もしも、優秀なジャパニーズビジネスマンが異世界の偉大な賢者とタッグを組んだら?がメインテーマ。

主人公コンビが、幸せを広げてくれることを期待しながら二期を待ちたいと思います


 

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外科医エリーゼ

ストーリーやシナリオがなかなかよく、主人公エリーゼ役の石川由依さんの演技も聴きごたえがあり最終話まで楽しく視聴できました。

特に、最終話でのショック状態に陥った国王の開胸手術の場面が緊迫しましたね。

作画もなんとかもちこたえてくれて良かったと思いました。

本作のおすすめ度は、医療+ヒューマニズム+ロマンス要素の組み合わせに興味を引かれる人になら一見の価値ありとお伝えします。

また、石川さんの演技【(ヴァイオレット(エヴァーガーデン)やミカサ(進撃の巨人)、セイ(聖女の魔力は万能です)などなど】に好感をお持ちの人にもおすすめです。

全編を通してとても感じの良い演技ですので。

 

(前半部のまとめ)↓

 

 

 

本作のストーリーは、医学の道を諦め皇太子妃となることを望む国王との賭け(2話)に果敢に挑む主人公エリーゼの奮闘が描かれます。

次々と起きるトラブルや急病人への対処で毎回、飽きさせません。

皇太子派に属するエリーゼの実家クロレンス家と、真っ向から敵対する第三王子派のチャイルド家の姫君ユリエンとの親交もシナリオに厚みを持たせています。

医療をカードに(エリーゼにそんな打算はありませんが)おつきあいを深めていくのは斬新かもしれません。

チャイルド家主治医の名言「この方(エリーゼ)が変えるのは、医学界だけではないのかもしれないな」

本作の作画とアニメーションにプアな部分があることは否定しませんが、先入観なしで見れば、それほど気にならないともいえます。

キャラクターデザインやその設定をいかす表情や動作が自然に描かれておりました。

ですので、細かい点にこだわらなければドラマを楽しめるでしょう。


本作の演技は、石川さんを中心によくまとまっており聴きごたえのあるものに仕上がっております。

本作の良い点は、主人公が病に苦しむ人を救うエピソードに引き込まれる点。

また、成功が成功を呼び次第に医学界を駆け上がっていくストーリーが痛快であることです。

本作の評価は、総合的には「ふつう」という判定ですが、視聴後はお得感があるかもしれない、なかなかおもしろい作品だと思います。

 

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ゆびさきと恋々

本作の感想はほんとうに上質でハートフルな作品だなと思ったことです。

こういうさわやかな作品もシーズンにに一つはほしいと思います。

選者はブサメンであり、イケメンや幸せそうなカップルをみると虚無を感じるひねくれものですが、本作のもう一人の主人公である逸臣(いつおみ)は憎く感じない。

恋愛至上主義の世代ですので不当な競争を強いられてきましたが、人を好きになるって本作のように温かなものなんですよね。

余談になりますが、昨今の若い世代は価値観が多様化しており、はっきりモノをいう子が多いなと感心させられているんですよ。

その中で、本作のようなピュアな恋愛作品が生まれているのかと思うと興味深いですね。


本作のおすすめ度は、高めです。

心温まるラブストーリーを好む人におススメ。

本作は、アニメ作品として上質なものであり、ウォッチャーの人にも一見の価値あると申しておきます。

 

(前半部のまとめ)↓

 

 

本作のストーリーは、ヒロインの雪と逸臣の出会いから、様々なシチュエーションを経て関係を深めていくシナリオを縦軸に、登場人物たちの生き様を横軸に織りなしていきます。

中でも、逸臣の親友・心(しん)とエマの物語は切ないものがあると思いました。

本作の作画はとても丁寧に仕上がっており、好感のもてるものです。

髪や衣服の質感にこだわりをもっているなと感じます。


本作のアニメーションも堅実なもので、作品の世界観にふさわしいものだと思います。
本作の演技はとてもレベルの高いものです。

中でも、心役の畠中君とエマ役のなおぼうはさすが。

8話は必見だと思います。

ヒロインのライバル・エマになおぼうを配役した意味がよくわかりました。

本作の良くない点は特にありませんが、ヒロインの聴覚障がいについて慎重に取り扱っていたと選者は感じましたが、そうでない意見を持つ人もいるのかもしれません。
本作は、見どころの多い、良い作品です。

選者は高めの評価をしております。

どぎつい事象や映像が多い昨今ですが、本作を視聴することで心が洗われ、ほっこり温まると思います。

 

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24年冬アニメ備忘録① 魔法少女にあこがれて

 

24年冬アニメ備忘録② 葬送のフリーレン 

 

 

 

 

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