映画深読み 続きです。
その後 杏奈はマーニーと出会い
大いなる自然の中
新鮮な経験を重ねながら
気持ちがだんだん変化していきます。
映画終盤
杏奈は
マーニーの知らなかった事情を
次々知ることとなり
状況の向こう側にある
「人の気持ち」に気づいていきます。
あれだけ
内側がどうの
私はどうせ外側だから
向こう側になんて行きたくもないし
なんて
ひねて 拗ねて 壁のように思っていた
魔法の輪
その魔法の輪は
周囲の人々の関わりもあって
いつの間にか 薄~くなっていた。
きっと 前は理解出来なかったことも
心の成長に伴って
心の器が大きくなった時
ちょうど器に入る分の情報が出来事として
グッドタイミングでもたらされるのだと思います。
杏奈は 少しずつ
心を開いて 器も拡がって
自分を受け容れました
人を受け容れ
人をゆるせました
自分を 人を
信じられるようになりました
結末にハッキリとした描写はありませんでしたが
杏奈の喘息は
その後きっと治っただろうと思います。
喘息は
「心の扉を開くためのカギ」
だったのだから
扉が開いてしまえば
もうカギは必要ないものね。
同じく
息子のてんかんもパニック障害も
私は治ると信じています。
息子の一部となって融合する
そんな感じの治る。
今の症状は
《自分の気持ちは変えられるよ
心を開いてごらん》
と囁いているカギだから
ただそのカギで心の扉を開くには
ゆっくりとした時間と環境
そして杏奈が体験したような
自然に育まれる体感
初めての新鮮な出来事
もあればベストなのでしょうね。
旅…
それもひとり旅はやっぱりいいかも。
全然違う場所へ
ひとりで行ってみること。
私もパラオに一人旅をした
自分の体験 からそう思います。
自然に包まれ
自然と気持ちが大きく拡がり
ゆるんで
ほぐれて
考え方が確かに変わったから。
そして
息子の休み慣れや発達障害のことに関わって
今だから言えるのですが
病気や体調不良の家族を見守る立場として
学校(仕事)になんとかして行かせよう
という結果に目的を置くことより
杏奈が体験したように
ゆったりした時間と大らかな対応で
今のそのままをOKとする
という経過を大事にすること
その気持ちの転換が大切だと感じます。
映画の中では
親戚のおじさんとおばさんの対応が
本当にいいお手本ですね。
杏奈がなにかやらかしても
「まぁまぁ そんなこともあるよね」
という感じで 大らかに
そのまま受け容れてくれて。
まったくの”素”なのが
また素晴らしくて(*^o^*)
この映画は
杏奈とマーニーの関係は?とか
後半に出てくるマーニーの日記の謎とか
それらが順当な鑑賞ポイントとするところ
なのかもしれませんが
それも観る人によって感じ方は様々で
それでいいんだろうな
と思います。
杏奈とマーニーの心模様を表現している
自然の風景は美しく 時にダイナミック
興味ある方は
ぜひ 大画面の劇場で
その素晴らしさを感じてみて下さいね^_-☆
『思い出のマーニー』
個人的には
自然の中に行けば人はみんな元気になる
終の住処はやっぱり自然に囲まれた森の中
私の中のその想いが
またさらに強くなった映画でもありました。
~ 深読み「思い出のマーニー」 おわり ~
浄化 失う 思い切る
起きている出来事は 不幸
と思えることかもしれません
ですがそれは
あなたが新しいやり方を始めるのに
必要な過程とも言えるのです
心にモヤがあるのなら
きれいに晴らすために
燃えつくす 涙を流す も大事です
その過程を乗り越えたあなたは
確実に強さを身につけていることでしょう
相違を受け容れ みんなで輝きましょう
ダイヤモンドが美しいのは
色とりどりのまばゆい輝きで光っているから
様々な色を統合した美しさと言えるでしょう
私は赤だから 赤だけが○
そんな風に自分の持つ正しさだけを掲げていては
心をまばゆいばかりに輝かすことは出来ません
自分とは違っても どれもが輝きなのです
他を尊重し受け容れ 楽しく輝き合いましょう
人生 進む 旅に出る
目的を見据えていても
先がどうなるかわからなくても
人生という旅は1歩ずつ進むことに変わりはありません
駆け足では息切れしてしまうことありますね
時には立ち止まり
自分の現在地を確認しながら
1歩ずつ踏みしめて進みましょう
そのためにも 旅行に行くことをお勧めします
日常から離れて 自分を振り返り
その土地からも有難くパワーをいただきましょう
~ たまゆら占いより ~