つづきです。
評価について
「あれ?」
と疑問に思ったことがある。
前回の記事に書いたように
人からの評価をとても気にしていた私は
息子の子育てがうまくいかなかった時期
「ダメなお母さん」
と周囲の人たちに思われているようで
それがとにかく怖かった。
でも その時
実際に周囲の人たちに
直接言われたわけじゃなかったんだよね。
「あなたってダメなお母さんね」
なんて誰にも言われてなかった。
もしかしたら
そう思っている人はいたかもしれないけれど
現実に聞くことはなかった。
私が見た現実では
学校の担任の先生
教頭先生
養護の先生
3軒回った病院の先生
息子の担当医だった田中康雄先生
身体の検査担当の先生 知能検査担当の先生
ペアレントトレーニングのトレーナーの方々など
お世話になった方々は皆 味方だった。
息子のことで援助をお願いしようと
手紙を配った周囲のママたちからの返信は
今見返しても涙してしまう位
どれもが優しくて温かい応援に満ちたもので。
「ダメなお母さんて思われているに違いない!」
結局は自分でそう思いこんでいただけだった。
この体験からも
評価には
「他者評価」 と 「自己評価」
2通りの見方があると思っている。
学生時代まで長らく
数値や結果という目に見える形や
人からの褒め言葉というハッキリわかる形での
「他者評価」ばかりで自分を保っていた私は
自分で自分を評価する
「自己評価」の経験値が少なかった。
自分で自分を評価しなくて済んでいた
とも言えるかな。
従順でいることで
他者評価は高かったし
受け身的な態勢が染みついてもいるので
自発的に自分を評価するスキルが未熟なのね。
なので
自己評価は低め設定。
頼りの他者評価がないという事態になると
すぐさま
「私はダメなんだ~(><)」
が発動してしまう。
これまで確かに培った
実績や経験があるとしても
その時はそれらに目が行かないんだよね。
さらには
「出来てない」
「前より落ちた」
「悪くなった」
「まだまだ」
などと出来ている人や以前の自分と比べて
「ない」「ダメ」を数え上げ
自己評価をもっと削ることにもなってしまう。
そして それは
自尊心の低下や
自己肯定感が下がることにもつながる。
に書いた次の部分があったのは
そのためだったと思う。
~ ・ ~
私が学生時代 特に子供の頃
自分がやったことや行動したことは
人から褒められた
いい点数が取れた
成績が上がった
試験 単位 検定 資格 通知表
などなど
はっきりとした評価や数値での認定があって
評価・認定されたから=して良かったこと
として
自分の中で完結していた気がする。
(中略)
逆に言うと
人に褒められたリ何かの認定がないと
自分の中で達成感や充実感があまり感じられず
「して良かったこと」になかなか出来ないのね。
(中略)
自分だけでは自分を信じられない
つまりは自信になりにくいのね。
~ ・ ~
他者評価がない事態になって
一旦このループにはまると
「きっとこう思われているはず」
と悪しき評価を
これまた勝手に創り出し
妄想はどんどん拡がり
「ダメな自分」
「出来ない自分」
をありありと頭の中に思い描いては
自分で自分を責めてしまう。
気づけば
時間とエネルギーをかなり使って
でも当然事態が変わるはずもなく
疲れだけが残る…。
自信もなくなり
やる気も落ちる…。
結局 やろうと思っていたことが
何も出来なかったりして…。
今でも この癖は出る。
なので
このループにはまりそうになった時や
はまってしまった途中でも
「その他者評価は本当?現実?」
「勝手な自己評価で自分を責めてない?」
「これまでやってきたこと あったよね?」
「今 本当はなにをやろうとしてたんだっけ?」
と立ち返るようにする。
でもね
他者でも自己でも
評価を気にすることは
ただ悪いだけでもないと思うのです。
つづく
自分で自分を評価しない
それを「ごう慢」とも言うのでしょう
プライド 誇り 自尊心 エゴ
本物のプライドを持っている人は
偉そうにしたり 強く見せたりする必要はありません
目標を高くし過ぎている可能性もあるかもしれません
冷静に自分を見つめる目を持ちましょう
人からの評価に左右されて 一喜一憂することなく
自分自身に誇りを持って謙虚に
あなたの力を思う存分発揮していきましょう
また 自分のエゴに向き合える時でもあります
落ち着いて 心を見つめてみましょうね
思いこみ 価値観 本質を見る
別名 色眼鏡カード
思いこみや疑いが強すぎて自分自身が苦しく
人や物事の本質が見えなくなっている時などに
「色眼鏡を外そう」という意味で提示されます
今まで「これが正しい」と思ってきたことを
違う側面から見て 新たな価値観を受容できる
機会でもあり 心が安らぐチャンスです
また上辺の言葉や表面的な状況に惑わされず
物事を見極める注意として示されます
納得いくまで ”詰め” ましょう
親友2人と評価について話したあの日
一緒に行った神社で見た
なぜだかとっても惹かれた大きなコブのある木
直感カードリーディング