こんにちは。

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子です。

 

 

昨日 久しぶりに

息子とす~ちゃんネコが遊びに来ました。

 

 

私は2012年3月に1人で家を出る形で別居し

がんばっていた妻 嫁 母を放棄。

 

料理するのが実は好きじゃないし苦手だと

子供たちにもすっかりバレた今

「ご飯作らなくていいよー」「手伝うよー」と言ってもらい 

外食したり一緒に台所に立ってもらっていて。

 

その代わりゆっくり話が出来るので

子供たちとはホント色んな事を包み隠さず話します。

 

 

 

 

この日 息子と話した話題の1つは 

 

「浮気について」

 

 

あまり親子で話すことではないのかもしれないけれど

息子(もうすぐ23歳)も娘(19歳)も 

子供としてではなく一個人として話すので

うちではいたって普通の話題でして。

 

 

子供は親の心の鏡

 

 

 

ここに書いた通り 

我が家では「浮気」という出来事がありました。

 

まだ子供たちも小さかったし

私もずっと隠し通すつもりでいたので

一緒に住んでいる時に話題となることはもちろんなくて。

 

 

でもね 詳しい事情は何もわからないながら

息子も娘も父親と母親の間にあるわだかまりを

ギクシャクとしたイヤ~な雰囲気で感じ取りまくっていた。

 

なので最終的に私が1人家を出ることになった時

「2人は離れた方がいい」と言って

子供たちは私たち夫婦の別居を了解してくれたのね。

 

 

 

家を出る決断をする前 

子供のことが心配で私の気持ちが揺れていた頃

親が別居や離婚を躊躇していたという若い人たちに出会って

こう言われたの。

 

「親に『あなたたち(子供)がいたから離婚しなかった』

 と言われたのが1番嫌だった!

 そんなの俺(私)のせいにすんな!」

 

と思ったって。

 

 

「隠してるつもりなのもわかってたけど 

 両親の関係が壊れているのなんて全部わかってた」

 

って。

 

 

「これは子供の立場として言わせてもらいます。

 

 母親としてではなく ”恵理子さん”の 

 ”自分自身”の幸せを選んでください。

 

 子供はどんな形だって構わないんです。

 

 母親が笑っていてくれればいいのだから。」

 

 

私より10歳以上年下の彼らが 

真剣な目で私をみつめてそう言ってくれたんだよね。

 

 

離婚話 勃発!

 

 

 

そんな経緯もあって 

別居して少し落ち着いてから

「これは隠しておくべきじゃない」

と判断した私は夫の浮気のことを打ち明け 

その後 息子と娘とはお互いに

その都度 気持ちを話すようになったのね。

 

 

 

昨日

 

「家を出る前に若い人たちに

 こんなこと言われてたんだよ」

 

って話したら 息子

 

「まったくもってその通り!!」

 

って言ってた。

 

 

「あなた(子供)がいたから離婚(別居)出来なかった」

 

ってソレ 

絶対に子供に言っちゃダメな言葉だよって。

 

 

親は「子供のためを思って」

と信じているのかもしれないけれど

子供からしたら

「いやいや そんなこと全く頼んでないし」って話。

 

我慢して苦しんでいる母親の姿を見るのが

子供としては一番辛いって。

 

 

 

私は夫が浮気をしたことが許せず

10年間 この辛い状態を子供たちに見せ続けていたのね。

 

隠して丸くおさまっているつもりになっていたし

そうするのが当たり前で 

自分が我慢しているなんて当時は思ってもなかった。

 

 

別居という事態になって 

日常生活は大きく変わり 厳しい面は多々あった。

 

でも 息子も娘も 

私が心から笑えるようになったことをよしとしてくれた。

 

 

 

息子は

 

「母さんが出て行って 

 夜遅く帰ってきてご飯がなくてしんどい時があった。

 

 おやじが荒れてるのを見て

 『ふざけんな!お前のせいだろ!』

 と頭にきたこともあった。

 

 それまでなにをするにも母さんに

 『オレ  なにしたらいい?』『これでいい?』

 と聞いていたけれど

 自分で考えるようになった。 

 

 失敗もしたけど自立したと思う。

 

 別居したことは良かったと思ってる。」 

 

と。

 

 

その事態を乗り越えた息子に

改めて「ありがとう」って言ったの。

 

 

別居直前

子供を置いて1人で家を出た

という経験を持つ年上の女性と私は何人も出会い

皆さん「子供は逞しいから大丈夫!」と言って

私の背中を押してくれたんだけど 

本当にその通りだった。

 

 

 

私は夫の浮気について 

「許せない」という気持ちは今はもうありません。

 

むしろ別居したからこそ

出来た経験があったし

気づいたことも

それはそれはたくさんあったので。

 

 

嫌な出来事だった 

夫を大嫌いになった

 

その思いは覚えてるし 

心の中にもある。

 

 

「こんな男いらない 死ねばいい」

 

とまで思ったこともあって

夫本人に面と向かって伝えたしね。

 

それも撤回はしない。

 

 

だけど あの時浮気してくれて 

『離婚だー 出て行けー!』

と怒鳴ってくれてありがとう 

という気持ちもあるの。

 

 

そういう出来事がなければ

私はきっと家を出ていないと思うから。

 

その後の貴重な経験は出来なかっただろうから。

 

 

 

別居して 

夫の態度は驚くほど変わり 

息子の体調が悪い時には夫が看病してくれたり

夫と息子で取っ組み合いのケンカして

気持ちを身体でぶつけ合ったこともあったので

夫への息子の気持ちはだいぶ変わってきてる。

 

それは息子も自分で認めていてね。

 

 

毎日満員電車で通勤して 

朝から晩まで働いてるおやじを

てんかんとパニック障害があって

電車に乗れない自分には出来ないことをしている

と夫を尊敬するようにもなった。

 

 

でも…

 

だけど…

 

 

当時「父親に自分の事を無視された」

と取った息子の心には

幼い頃の忘れられない哀しく辛い想いが残っていて

 

「どうしてもおやじを許せない」

 

という気持ちがまだ強く強く心の中にあるんだよね。

 

 

 

「許せないという時間があるのも仕方ない。

 ママも15年許さなかったよ。

 いいよ 許せなくても。」

 

と言ったら

 

「母さんは なんでおやじのことを許せたの?

 どうしてそう思えるようになったの?」

 

と聞かれたので 

他にもこれまで話してなかったことを息子に話しました。

 

 

 

別居直前の頃の話  

 

不思議なグッドタイミング

 

 

息子と夫が取っ組み合いをした時の話 

 

怒りと哀しみの感情

 

 

 

~ つづく ~

 

 

 

人間の器が大きくなる時(2)

 

 

 

 

(黄)アールヌーボーカード 13 少女

 

幼い頃の思い 淋しさ 哀しみ

 

子供の頃に体験した思いが

今のあなたに影響を及ぼしています

 

なかったこととして覚えていないことかもしれません

 

今現在 体感している感情を見つめていると

過去のその出来事を思い出すこともあるでしょう

 

そんな時は 我慢せず涙を流しましょう

それが小さかったあなたが出来なかったことなのですから

 

 

 

 

 

 

 


 

 

魂響書占 たまゆらしょせん 恵理子