こんにちは!

躁鬱大学卒・オーキド博士です*




今日は、『やっぱり『低め安定』ではなく『さざ波』でいい』という内容で書きたいと思います✏️


以前も、同じような内容を書いたのですが、




やっぱりそれでいいんだ!と思う記載を見つけたので、シェアさせていただきます☺️



まずは、X(Twitter)で流れてきた記事から。


双極性障害をご専門にされている加藤先生のポストです!

 




これ、2014年にポストされていたものでした😳‼️


今もさらに治療方法は改善されていますでしょうし、ご専門の加藤先生のお墨付きで、真ん中を目指していいんだ、低め安定じゃなくていいんだ、と安心しました☺️🍀



また、『みんなの双極症』にも、同じような内容が書かれていました!(少し長いです)




◎通常気分内の『低め安定』『高め安定』は問題ないが…


『低め安定』『高め安定』に医学的定義はありません。


そもそも治療は『通常の気分レベル』『気分症状の寛解』をめざし、維持するものなので、通常気分内でゆれているのなら、治療は効果的で日常の対処行動もうまくできていると言えます。


『高め安定』を『軽躁状態で通常気分よりの気分レベル』ととらえているなら、注意が必要です。



また、こんな記載もありました🤔



◎『低め安定』を目指す医師が多い2つの理由


①抑うつ状態より、軽躁・躁状態のほうが患者さんの不利益が大きい


②抑うつ状態への移行より、軽躁・躁状態への移行のほうが速やかに起こる



通常気分内で問題ないですが、お医者さんがコントロールする、という意味では、低め安定の方が良さそうとのことです🤔


お医者さんからの視点も持っておくと、良さそうですね☺️



またもう一つ。


◎まずはさざ波はあれど『通常気分』をめざすこと


まずは低めであろうが高めであろうが、通常気分内に安定し、その状態が維持できれば万々歳です。その状態の中の気分の『さざ波』は、健常な人でも感じる程度のものだと考えましょう。


理想の気分レベルで安定することにこだわるより、『落ち着いているときはどう過ごす、上がり気味のときはこう過ごす』などのマイルールを落ち着いている時期に決めておき、備えておくことが大事です。



このマイルールですが、まさに以前お話しした、消火器カードだなと思いました😳‼️




消火器カードは、躁鬱人にとって、ものすごく有効なツールだと思います🤔


躁鬱人は忘れっぽいので、消火器カードを確認することで、躁や鬱の兆しに気づけますし、対処法も明白なので、心の負担も減ります。


まだやっていない方は、ぜひ取り組まれることをお勧めします🙌



低め安定がいいと聞くと、双極性障害だったらもう幸せになっちゃいけないということなのか…と不安になっていましたが、


気分の波というのは誰でもあるもので、許容範囲内であればいいんだと思うと、安心することができました☺️🍀



少しでもご参考になれば幸いです✨


今日もお読みいただき、ありがとうございました!



◆神田橋語録はこちら↓(A4 3枚です)


https://hatakoshi-mhc.jp/kandabasi_goroku.pdf