何でも知っている人から聞かされた知らない話

ひたぎの計らいで阿良々木家に世話になる翼。

朝、暦の母から心配されながら登校すると

かつて自分を殺そうとしたエピソードと

「何でも知っている」女性、臥煙伊豆湖と出会う。

彼女は翼が虎の問題をかかえており

今日明日中には向き合うことになると言うが…。

 

暦くんのお母さんかっこいいなあ…と思っているうちに

全てを知っている女、臥煙先輩登場です。

この全くつかみどころのない存在感が

素敵すぎる。

「物語のすべてを把握」ってこの人は西尾先生の化身なのか?

 

彼女と出会い翼ちゃんは

今までで一番戸惑っている様子。

「知ってることだけ知っている」という翼ちゃん自身の

口癖をなぞるかのように

「わたしは何でも知っているよ」

「君は何も知らない、知らないことも知らないんだね」と

煽ってくる。

怖いわ…。

 

そして彼女からもらったヒント「苛虎」とは。

なぜ虎は現れたのか。なぜ翼の行く先で火事が起こるのか。

 

行きついた答えから

ずっと目をそらしていたものと翼ちゃんは向き合う決意をし

ブラック羽川へとメッセージを送る。

 

傷つくことから、怒りから目をそらすのは

逃げている事にはならない。

 

ホントに含蓄あるなあ…。

 

翼ちゃんの自分との戦いがはじまります。

…熱くなってきましたね…。

 

次回 第懇話 つばさタイガー 其ノ伍


次は読書

アンナ・カヴァン著 

「アサイラム・ピース」の感想です。


 

【物語シリーズ 過去感想】

<物語>シリーズセカンドシーズン

猫物語 白

第懇話 つばさタイガー 其ノ壹 其ノ貮 其ノ參