すっかり感想が遅くなりましたが

ジョーカー・ゲーム最終話。ネタバレ全開で行きます。

 

時間軸の都合上前回亡くなった三好も健在。

他人がメインの回のほうが多くしゃべってますね;;

ドイツのスパイと目されたシュナイダーを監視していた小田切。

しかし彼は自殺する。「的」に死なれるなどあってはならない・・・。

小田切は結城中佐に報告、他のD機関員とともに事件の真相を調査することになった。

そして小田切はこの失策の原因が過去の思い出にあることを悟り…。

 

スパイのあるべき姿が「とらわれないもの」であるなら、

それは何者も信じず、何者も愛さないということに他ならない。

 

「俺はどうしてもあいつらのような化け物にはなれない」

過去の愛しい記憶がスパイとして邪魔なら、自分がなくなってしまうと

小田切は本来の自分へと戻っていきます。

その姿にとD機関のメンバーの顔が次々と現れるシーン。

D機関から明らかに距離を置いていく小田切が切なくて仕方なかったです。

そして視聴者もこれでD機関とお別れだと、そう告げられたようで。

 

そんな小田切へ、結城中佐の「死ぬなよ」という言葉、

そして最後のセリフ。ここでこれを持ってくるか…!!

全く人の顔を見せない結城中佐の、最後の言葉とアップ。

結城中佐という存在の中の「人間」が最後の最後で姿を現して、

胸に感動が沸き上がって…気が付いたら泣いてました。

 

飛﨑中尉の幸せを結城中佐とともに祈ります!

アフターフォローまでされてるんだから、意地でも幸せにならないと!

 

余談ですが、2話と12話は同年1939年の春。

あの桜が散る前に佐久間さんはD機関を去っていたと知って

さらに寂しくなりました・・・。

 

素晴らしい作品でした!

 

 

 

【ジョーカー・ゲーム 過去感想】
  1話 ジョーカー・ゲーム(前編)
  2話 ジョーカー・ゲーム(後編)
  3話 誤算
  4話 魔都
  5話 ロビンソン
    6話 アジア・エクスプレス
  7話 暗号名ケルベロス
  8話 ダブル・ジョーカー(前編)
  9話 ダブル・ジョーカー(後編)
  10話 追跡

  11話 柩

【原作過去感想】
  ダブル・ジョーカー 
  パラダイス・ロスト
  ラスト・ワルツ

【実写映画感想】
 ジョーカー・ゲーム

ほか、アニメ感想はこちら