- ラスト・ワルツ (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店
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第２次世界大戦中。
結城中佐率いるスパイ組織「Ｄ機関」の活躍を描く。
現在アニメーション放送中。「ジョーカー・ゲーム」シリーズ４作目。
満州の高速鉄道「あじあ」にてソ連の暗殺機関との対決
「アジア・エクスプレス」
陸軍中将の妻として退屈な生活を送る顕子の心に残る
一人の不思議な男の話。なんと結城中佐の若き日のロマンス？！
「舞踏会の夜」
ドイツの映画撮影所で、ゲッペルスと直接会う日本人スパイの話
「ワルキューレ」
どれも面白かったです！
アジア・エクスプレスは久しぶりに最初から最後まで
Ｄ機関のスパイの視点。
１対１でわりとわかりやすい読みあいですが、
裏の裏の裏をかいていく手法、読み勝っていたのはどちらか？！
クローズド・ミステリーならぬクローズド・サスペンスｗ
どうやってスパイ殺し倒すのか。ハラハラしましたｗｗ
舞踏会の夜は若き結城中佐の影が見えますが。
ちょっとはロマンチックなところも…と思いきや
どこまでも結城中佐は結城中佐でした…。
でも、顕子夫人も大概な人でした；；
結局この人は自分を世間を知らないままの人間にして、
その器であることを自覚してるんですね。
賢くはないけど愚かではない。そういう女性だったのか；
ワルキューレは…最後まである意味騙されました。
この作品は主人公を隠されたスパイ小説でした。
これが本物かｗｗ
ドイツにあっさり絡み取られてる駐独日本大使に
現在の反日日本人たちの姿が見えて苦笑します。
結局日本はあの戦争で最初から最後まで読み負けていたのかな…。
それでも最後まで戦った先人たち。
そんなところにも思いを致してしまいました。
５作目あるのかな・・・
【Ｄ機関シリーズ過去感想】
ダブル・ジョーカー
パラダイス・ロスト
【実写映画感想】
ジョーカー・ゲーム
【アニメ感想】
１話 ジョーカー・ゲーム（前編）
２話 ジョーカー・ゲーム（後編）
３話 誤算
４話 魔都
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