ゆぅしでさんと二本連続で見た映画、二本目。


柳広司先生原作のスパイアクション。
原作がすっごい面白くて大好きだったので、映画化の話題が出たときから楽しみにしてました。
ジョーカー・ゲーム (角川文庫)/KADOKAWA/角川書店
¥596
Amazon.co.jp

表紙の方が伊勢谷さんの演じたD機関の長、結城中佐。

原作は静かな戦いというか、読みあいとだましあいの頭脳ゲーム。
神出鬼没のD機関のスパイが影のように現れ、役目を果たします。

今回の映画版はアクションを全面に押し出した、まさしく和製007でしょうか。
友人をかばい軍の上官を殺してしまった男が、
死刑のその瞬間に結城中佐に拾われ、「D機関」と呼ばれる謎の機関へと配属される。
諜報のスペシャリストたちを育てる機関は、階段の段数を聞かれることから彼を育てていった。

そして頭角を現し始めたころ。
日本政府はドイツが開発させた新兵器「ブラックノート」が紛失したことを知る。
結城はブラックノートの取得を命じた…。

とにかく最初から全て騙し騙されで展開が早い!
主役の亀梨くんは本当にカッコよかったです。
エキゾチックなルックスが白いスーツによく映えてるし、
スピード感あるアクションを若々しくこなしていました。
捕まったシーンでは深キョンよりエロかった!(おいこら)

そして視線が…何を考えているか読ませにくい、日本人らしさが出てました。
ところどころあからさまに観客を騙しに来ますしw

ヒロイン(たぶん)・リン役の深キョンはメイド服にチャイナドレスと目にあざやか。
謎の女を頑張ってましたが…。
後半になるにつれすごい軽くなってきてラスト残念になっちゃいます。
登場シーンとラストシーンでいい意味でも悪い意味でもギャップの激しいキャラでした。
何よりなんで日本の女性がアクションで悪女をやるとみんなエセ不二子ちゃんになるのか…。
いや、不二子ちゃんないしルパン三世がアクション要素をすべて含めているからなんでしょうけど…。

結城中佐を演じた伊勢谷さんは、まあこんなもんかなと。
ホントはもっと渋い壮年に演じてほしかったので、その思いが強く
ちょっと結城中佐にしては美しすぎましたwwでも存在感はさすがでした。

他、脇役も全面的にいい味が出てました。
日本人も白人も含めてw

D機関の「こんな時のために」という用意周到さにもめっちゃ楽しめます。

舞台も世界大戦時の雑然としたアジアの雰囲気が出てて、
映画に充分フィットしてました。

うまくまとまり、存分に楽しめる映画でした!
原作とは別物ですがそれでも十分面白かったです。

これはシリーズ化、来るかもしれません。



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