速ければ良いということではないことを覚えよう!
娘たちへ前に、10000時間の法則を教えたのを覚えているかな?何かの専門家になるとしたら、そのことについて10000時間かけると誰でも、専門家になれるよっていうお話だったね。たしかに時間をかけることはとても大事なことなんだけど、それと同時に、その時間の中で何をしたかが重要なんだ。ちょっとチグハグな感じがするかもしれなけど、とても大事なお話だから聞いてね。たとえばね、ママのお手伝いをしたとしよう。30分で洗濯物をキレイにたたんであげた時と15分で洗濯物をテキトーにたたんであげた時とどっちがママは喜んでくれるかな?そうだね、キレイにたたんだほうがママは喜ぶと思うんだ。つまり、時間はかかったとしてもキレイにたたんであげたほうが良いことになるよね。前回で、速さが大事だと教えたけど、速ければ良いということでもないんだ。そこには「クウォリティー」と呼ばれるていねいさが必要になってくるんだよ。10000時間の法則も、テキトーに10000時間を過ごしても専門家にはなれなくて、ていねいに一つ一つを学んでいくことで専門家になれるんだ。大事なことは、速くていねいに行うこと。これを忘れないでほしい。速さだけを求めても、誰も喜ばないし君たちにとっても良いことはないんだよ。まとめるとね。効率よく、そして速く、そしてていねいにどんなことでも行うと、時間だけじゃなく、それ以上に君たち自身や周りの人達が喜ぶことがついてくることを覚えておいてね。ちょっと難しいかもしれないけど、今は、覚えておいてくれれば大丈夫だよ。