5/31(金)

 

 

@新宿

武蔵野館

第四回カツベン映画祭 にて

 

 

ローレル&ハーディ 2本立て

『山羊の失恋』『リバティ』

 

 

1929年|アメリカ|40分

 

監督:ルイス・R・フォスター『山羊の失恋』 

監督:レオ・マッケリー『リバティ』

出演:スタン・ローレル、オリヴァー・ハーディ 他

 

 

弾き語り弁士:山崎バニラ(電子ピアノ)

 

 

まずは一本目の

 

 

『山羊の失恋』

 

街頭で出会った山羊

(飼い主は盗まれたと思っている)に

ドーナツを分け与えたら

すっかりと好かれ

執拗に追いかけられてしまう

ローレル&ハーディ

 

その追っかけられ最中には

定番ネタでもある

ドボンもあったりして

(ハーディ、ドボン中 ↑ )

 

そんな追いかけっこの末に

ついにあきらめたのか

山羊を連れて自宅へと戻ってきたふたり

と一匹(いや、一頭?)

 

そこからまた

自宅室内を舞台として

階下の大家さんや

隣人も巻きこんでのひと騒動

というお話

 

 

からの

 

 

 

『リバティ』へ

 

こちらは脱獄囚が

自由(リバティ)を求めての

逃走劇、なのであるが

 

これを、弁士さんが

一本目の『山羊の失恋』からつなげて

山羊泥棒で捕まってしまったふたりが…

というていで、二本立てだけれども

まるで一本かのような展開に

 

脱獄囚なので

冒頭はあのお馴染みの

シマシマ囚人服から

このスーツ姿 ↑ になるのであるが

 

このローレル&ハーディ

 

 

このGプログラムの冒頭の

弥次喜多 岡崎の猫退治』の

巨漢の弥次さん(大岡怪童)

ひょろりな喜多さん(山吹徳二郎)を

彷彿とするような体型差で

 

それがまさに生かされる

スーツあべこべ事態 笑

 

ローレルがハーディのスーツ着ちゃって

ダボダボ

 

ハーディがローレルのスーツ着ちゃって

ピチピチ

 

お互いに、逆やん!となって

交換しようぜ、となるのですが

街中でそれをしようとするもんだから

まぁ、邪魔が入る入る 笑

 

しまいには

そのスーツのズボンの中に

蟹 かに座(生きている!)が

入りこんじゃったりもして

 

しかもその状態で、警官に追われ

工事現場のエレベーターへと乗りこみ

こんな高所へとやってきてしまい

 

 

そもそもが

狭い足場で四苦八苦なのに

ズボンのなかの蟹も

チョキチョキチョキン かに座

きゃっ ガーン と

飛び跳ねちゃう案件も加わって

 

どうなっちゃうのこれ〜〜 驚き な

高所トラブル

 

そして、この高所でのすったもんだ

といえば『ロイドの要心無用』が

浮かんでくるのですが

 

弁士さんも語りで

強調されていたけれども

どちらもCGのない時代であり

かな〜り、体、張ってるんですよね〜〜

 

それ(リアル高所)もあって

ヒヤッヒヤッ 驚き で顛末を見守り

 

ようやっと地上へと降りたったか

と思ったらば、突然の

カートゥーン的なオチのぶっこみに

大笑い 爆笑

 

 

ネタバレしてしまうと

(苦手な方はご注意を!)

 

 

ふたりが乗ったエレベーターの降下で

その真下にいた警官が

押し潰されてしまう!!

 

のであるが

 

潰されてしまった警官が

もとのサイズに戻らないのである(!)

 

どういうことかはぜひ

本編をご覧いただきたいのであるが

 

ついつい、そのジタバタを見ながら

「戻らない、戻らないよ〜〜」と

声が出てしまったりして ニコニコ

 

 

あぁ、楽しかったでした! 照れ

 

 

語りの妙としては

 

もちろん全編を通して

とぼけた語り口で

楽しかったのであるが

 

特筆するならば、やっぱり

前述の通りの、作品に関する

トリビア的な付随情報でしょうか

 

確か、タクシーに乗りこむ

エキストラ女性だったと

思うのだけれども

 

「この女性、のちに

キャットウーマンのモデルともなる

〇〇(失念してしまったけれども

その女優さんのお名前)である」

 

 ネット検索によると

 マリリン・モンローが登場するまで

 アメリカの代表的な

 セックスシンボルだったという

 ハリウッドスターの

 ジーン・ハーロウ、かしらん キョロキョロ

 

加えて

「私、キャットウーマンになるのよん」

な台詞もちょこんと

添えられちゃったりなんかして

楽しい ニコニコ

 

 

余談としては

同じく山崎バニラさんの活弁で

キートンの滑稽恋愛三代記

を観たときに

 

この作品

石器時代、ローマ時代、現代

という、三時代を舞台とした

恋愛にまつわるコメディなのであるが

 

その三時代それぞれに

ローレル&ハーディのハーディ

(オリヴァー・ハーディ)が

登場してきていて

 

彼が舞台に現れる度に

楽士さん(このときは

弾き語りではなかった)が

それらしいわかりやすいメロディを奏で

弁士の山崎バニラさんがそれに合わせて

「オリヴァ〜ハ〜ディ〜、登場シ〜ン♪」

と、唄うように、アナウンスと、それから

ちょっとしたコメントを入れてくれていて

 

そんなこんなで、気になっていた

ローレル&ハーディ

 

その本家の作品を観られて

大満足 ニコニコ でもあったのでした

 

 

 

 

 

というわけで、これにて

第四回カツベン映画祭の参加記録

全巻の終わりでございます 

m ( ᴗ ᴗ ) m