4/24(水)

 

 

@新宿

武蔵野館 にて

 

 

 

 

フォロウィング

 

 

1998年|イギリス|70分

 

監督・脚本:クリストファー・ノーラン

出演:ジェレミー・セオボルド、アレックス・ハウ、ルーシー・ラッセル 他

 

 

 

インターステラー

ダンケルク』『テネット』等の

クリストファー・ノーラン監督の

デビュー作ということで

観たい!と思っていた作品

 

それなのに

公開前までは覚えていたものの

公開あたりではすっかりと

失念してしまっていて;

 

ブロ友さんの感想記事で

あ、これ観たかったやつだった!と

なる始末;& ブロ友さんに感謝!で

無事にありつくことができました ニコニコ

 

 

 

作家志望で

創作のヒントを得るために

街中で目にとまった人々を観察、尾行

女性を夜には尾けない、や

家や職場がわかってしまったら

尾行をやめる、等

独自のルールを課しながら

行動していたビル

(ジェレミー・セオボルド)

 

そんなビルの

観察・尾行ターゲットとなった男

コッブ(アレックス・ハウ)

 

その行動がなんとも気になり過ぎて

マイルールを破り、追いかけ続けていると

やがては、彼(コッブ)に

尾行を気づかれてしまい

 

彼(コッブ)がしている

留守宅への不法侵入に

同行することとなり

 

空き巣のようでいて

金銭目的だけでなく

誰かの暮らしを盗み見ること

ちょっとしたイタズラをしかけること、等

 

その覗き見趣味や、スリルに

どんどんとハマっていったビルはやがてー

 

という顛末

 

 

 

この監督のお得意と言っていいのかな? な

時系列の入れ替え

 

冒頭から、時間軸通りに

進んでいくストーリーに

 

その先の未来のシーンが

さしはさまれていていき

 

この、時間軸通りの

現在進行形の流れと

さしはさまれる未来のシーンとの間で

 

いったいなにがあったのか?

というのを、想像しながら

観ていくこととなり

なかなかに脳内が忙しく

 

そして、そのミステリアスで

サスペンスフルな状況を煽るような

背景音楽の効果もあって

 

なんともスリリングに

シーンは重ねられていき

 

 

 

終盤、開示に次ぐ、開示、で

 

いえ、こういったタイプの作品は

ネタバレしてしまったら

面白さ半減どころではないので

それをしないようにしたいのですが;

 

罠に次ぐ、罠、で

 

ええぇっ………? となり

 

終映後は、えぇっと

詰まるところ、こういう筋書きだよね?

ということを、脳内展開しながら

整理、確認していたらば

 

 

 

ちょっとネタバレになってしまうやも

なのですが

 

気になってくるところが

いくつかあって

 

あの大金と写真との窃盗の段で

彼がもし捕まっていたらば

その後の彼の計画は

白紙になってしまっていたのでは?

とか

 

なぜ証拠となるハンマーを彼は

彼女のもとへと残して去ったのか

 

この時点でもう彼女は

裏切りものが確定しているのに

なぜ? とかとか

 

 

 

とにもかくにも

これはなに、どういうこと?

と、展開をひたすらに

眺め続ける時間

 

そして、観終わったあとに

それまで見てきたことには

実は違った側面があった

と気づかされ

 

まさに、見え方

見えていたもの

視界が変わる瞬間

 

これもまた映画を観る

醍醐味のひとつ

だったりしますよね

 

というわけで

すっかりと罠にハマった

70分でした

 

それから、やっぱり

情にはいっさい振らない

(触れない?)ところが

この監督の特徴でもあるなぁ、と

改めて