9/9(水)

 

 

@日比谷

TOHOシネマズ日比谷 にて

 

 

 

インターステラー

https://warnerbros.co.jp/home_entertainment/detail.php?title_id=4366/

 

 

 

2014年|アメリカ|169分

 

監督:クリストファー・ノーラン

出演:マシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイ、ジェシカ・チャスティン、マッケンジー・フォイ、マット・デイモン 他

 

 

 

舞台は、異常気象により、砂嵐に覆われ

植物の枯死によって、食糧難に陥っている

近未来の地球


主人公であるクーパー

(マシュー・マコノヒー)は

娘をはじめとした家族を地球に残し

人類が移住可能な惑星を探すために

仲間とともに宇宙へと旅立つ

というストーリー

 

 

 

クリストファー・ノーラン監督の最新作

9月18日公開の「テネット」にあわせ

IMAX版として、リバイバル上映

されているのを、観てきました

 

 

実は、公開当時だったか

そのあとだったか

忘れてしまったけれど

 

評判がよくて(個人的な印象だと絶賛?)

 

天邪鬼な私は、気になってはいつつも

観ていなかったという作品で

 

今回も観に行こうか行くまいか

だいぶ心がブランコしたのですが

 

結果、行ってよかったです

 

 

しかも、おそらく

IMAX版で観られた、というのが

とても大きかった気がしています

 

いままで特に気にしていなかったのですが

(そしてたぶんいままで味わったことが

なかったかな?と思うのですが)

 

壁一面の大きなスクリーンに

立体的で包みこまれるような音響で

 

映画を観る、というより

映画を体感している、という感覚で

 

 

しかもこの、宇宙を扱っている

壮大でスペクタクルな内容とそして視覚

 

アドベンチャーで、かつ

サスペンスも含まれたストーリー展開

 

それが見事にこのIMAXの効果と

ぴったりマッチしていて

 

 

実は、通例通り、週一出社のあとなので

冒頭は若干睡魔も漂っていたのだけれど

 

宇宙に旅立ったあたりから

ぐいぐいと引きこまれ

 

IMAX効果もあって

すっかりと入りこんでしまって

 

映画を観ている(傍観者)というより

その世界の中で、いっしょに

過ごしているかのような体感で

 

ハラハラしたり、驚いたり

クスッとしたり、涙したり、の

169分でした

 

そんな

169分(2時間49分)だったので

3時間近いのだけれど

時間は本当に気になりませんでした

 

 

お話としては

 

量子力学とか、相対性理論とか

ワームホール、ブラックホール

特異点、五次元

 

ここでの1時間が

地球での7年になる、等々

 

いろいろな科学的(でよいのかな?)な

要素が満載だったのだけれど

 

でも、ふんわりとした知識しかない

私でも、楽しめました

 

 

同監督の「インセプション」を

観たときも思ったけれど

(それから「メメント」も、かな)

 

この監督は、本当に

魅せる、惹きこむ映像をつくるのに

長けているなぁ、と思います

 

 

この「インターステラー」は

その宇宙空間を舞台にした

映像表現、体感に加えて

 

「人間」も盛りこまれていて

 

随所でその「人間」が感じられて

 

嘘をつくのも、騙すのも、

孤独を感じるのも

 

死にたくない、と思うのも

生きていたい、と思うのも

 

誰かを守りたいと思うのも

愛しい誰かに会いたいと思うのも

 

全ては、それぞれがそれぞれに

「人間」であるがゆえで

 

 

それであるがゆえのドラマもあって

 

 

それから、「父と娘」の話でもあり

 

 

張られていた伏線は

もしや、と思っていた通りでは

あったのだけれど、でも

 

理屈というか、具体的には

わかっていなかったので

やはりわかったときには

圧倒されました

 

 

それから音も効果的だった気がします

 

ハプニングが起きているとき

それを映しているときなんかは

そのいろいろな音が響いているのだけれど

 

引いて、宇宙空間の画になると

とたんに全くの無音になったり

 

その緩急にまた惹きこまれ

 

 

それからあの機械の相棒

 

ベースは大きな長方形の金属の箱で

最初は旧式な木偶の坊みたいに

見えていたのだけれど

 

意外や意外、巧みに分裂

(自在なパーツの展開?)で

走ったり、人間を救って運んできたり

していて、あれ、なかなかやるコ

だな〜、と思っていたら

 

最後の方ではもう相棒、というより

忠犬? なんだか愛しい犬のように

見えてきちゃったりもして

(船に飛び乗ってくるシーンなんか特に)

 

なので、あのラストの

再びの旅立ちのシーンは

個人的に、とてもじんわり

つかまれてしまいました

(とても好きなシーン)

 

 

 

と、いろいろな要素でできあがっている

映画という世界

 

これは、自宅よりも、劇場で

そして通常の劇場よりも、IMAXで

体感するべき世界だなぁ、と思います

 

 

 

前述の通り、すっかり入りこんで

展開にハラハラ、ビクッとしたり

あっちこっちで涙したり、で

観てしまっていたので

 

この観た日の翌日は

よっぽど疲れたのか

10時間以上もこんこんと

眠っていました(笑)

 

 

 

私が観に行った劇場では、IMAXは

通常料金にプラス500円で

 

ネットでチケット購入したときは

む、追加で500円…?と

思ったりしていたのですが

 

この作品に関しては

その価値が充分にあると思います