ある日突然、肩甲骨の内側の一点が痛んだり、背中を突き抜けたりするような痛みが発生。
病院や整体に行って薬を飲んだりほぐしてもらったりしたけど、なかなか治らない。
あなたはそんなお悩みを抱えていませんか?
もしかしたら、その痛みの原因は背中や肩ではなく、首の「斜角筋」にあるかもしれません!
斜角筋とは?

斜角筋とは首の前側についている小さい筋肉で、首を前に曲げたり、横に倒したりする際に使用されます。
また斜角筋は首から第一肋骨にかけてついており、呼吸をする際の補助としても働くため、筋肉としてとても大きな役割をしています。
この筋肉の表面には別の筋肉があり、奥に隠れているため、痛みの原因として見逃されやすい筋肉です。
首についている斜角筋が肩甲骨の痛みを引き起こす理由
首についている斜角筋が肩甲骨の痛みの原因となるのは、斜角筋にトリガーポイントが発生しているためです。
トリガーポイントとはかんたんにいえば筋肉の「しこり」です。
デスクワークのように長時間筋肉が固定される状態でいたり、逆に激しい運動などで筋肉を酷使したりすると、筋肉が硬くなり、筋肉内に「しこり」ができます。
そして、このトリガーポイント(しこり)は、関連痛とよばれる痛みを発生させます。
関連痛はトリガーポイント(しこり)がある場所とは別の場所に痛みを出すのが特徴です。
斜角筋の関連痛の場合は、肩甲骨だけでなく、胸から手の先まで上半身の様々なところに、痛みやしびれを引き起こします。
息苦しさを伴う肩凝りも、斜角筋が原因であることが非常に多いです。
以下のような方は斜角筋にトリガーポイント(しこり)が発生しやすいので、特に気をつけましょう。
・長時間のデスクワークで同じ姿勢が続く
・スマホ、タブレットを下を向いたまま使っている
・ソファでうたた寝をすることが多い
・寝る時に高さの高い枕を使っている
斜角筋に発生したトリガーポイント(しこり)の治療法

斜角筋には「前斜角筋・中斜角筋・後斜角筋」という、3つの筋繊維があります。
そのため、まずはこの3つの中からどれが原因となっているのかを特定。
原因となる斜角筋が特定できたら、硬くなってしまったトリガーポイント(しこり)を緩めていきます。
斜角筋のトリガーポイント(しこり)は指圧でも緩めることが可能ですが、斜角筋は深層にある筋肉なので、鍼を使ってピンポイントに治療するのが効果的です。
お家でもセルフストレッチ
1.伸ばしたい筋肉の反対側に頭をななめ後ろに倒し、手で支えながら伸ばす。
2.反対側も同様にゆっくり伸ばしていく。
また、普段高さの高い枕を使っている方は、少し低めのものを使ってあげると負担が軽減するので、変えてみることをおすすめします。
肩甲骨の内側の痛みや背中を突き抜ける痛みは鍼治療で治せます!
ビファインには「病院や整体に行っても治らなかった痛みが治った」という患者さんが多くいらっしゃいます。
病院や整体に行って治療しているのに痛みが治らないのは、治療している部位とは別の部位が原因となっているからです。
ビファインにはトリガーポイントによる関連痛の発生場所を知り尽くしたプロが集まっています!
病院や整体に行っても肩甲骨や背中の痛みが治らない方は、いつでも相談に来てください。
鍼治療のプロである私たちが痛みの原因をみつけて治していきます!
ビファインよもぎ院 月岡
<ビファイン鍼灸治療院のブログ 毎週月曜日13時更新>
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