ファーストアルバムは散々聞いたし、このセカンドアルバムも車の中でもう何回も聞き倒しているが、僕はこの中でUmbrella(アンブレラ)が一番のお気に入りだ。

歌詞カードを見もせず、その曲の題名が何なのか知りもせず、とにかくひたすらデッキに入れっ放しで聴いていた時期に妙に気になり、この「アンブレラ」だけは歌詞を見ながら聴きなおした。もちろん「チェリー」だとか「ローリングスター」だとか、どこかででも流れる曲は始めから耳に馴染んでいるが、この「ちゃ~ぷ、ちゃ~ぷ・・・」で始まるモノトーンのメロディは一種独特の空気をたたえていて、このアルバムの中では全く違う匂いを発していたのだ。


ちゃぷちゃぷ雨がふる二丁目の路地

あなたを迎えに駅までゆくの

ちゃぷちゃぷ本当はケンカしたから放っておきたいけれど

黒い傘忘れてた だから

待ってるのよずっと待ってるの

許してあげるだから早く マイダーリン

改札口が見えるこの場所で

困り果てたあなたの事捜すけれど

今夜も帰りが遅いね


ちゃぷちゃぷ降り続く二人の間に小さな水たまり

白い靴汚れてた だけど

待ってるのよずっと待ってるの

許してあげるだから早く マイダーリン

改札口が見えるこの場所で

手を振っているあなたの事捜すけれど

今夜も帰りが遅いね


わかってるはずなのに

雨が降るたびここに来てしまう 今夜も

待ってるのよずっと待ってるの

許してほしいあたしのこと マイダーリン

改札口が暗くなるたびに

優しかったあなたの事想って泣いた

今夜も帰りが遅いね

今夜も帰りが遅いね


行を開けて歌詞を3つに分けた。1番と2番、それに最後の展開の部分だ。この3つはいわゆる三段論法でいうところの「序・破・急」にあたると思う。


では、彼がうっかり忘れていった傘を手に、駅に迎えに行っている。ただ、ケンカした為にあまり気がすすまないのだ。そうは言いながら、「許してあげ」ている。ここまでは、ケンカも些細な事のようだし、「許してあげて」もいるから、「まぁカップルにはよくあること」と軽く流せそうだ。むしろ「ケンカしたから」とふてくされた言い方から「放っておきたいけれど」「だから」と畳み掛けるあたりは揺れる感情の振幅をよく表わしていて心を突き動かされる。つまり、「ケンカしたんだから雨に濡れようが知ったこっちゃない」ではなく、「ケンカしたからこそ」気持ちがそれ以上離れる事を怖れ、大切な人が雨に濡れる事を放っておけないのだ。


では、「実は事態は深刻なのではないか」と聴く側に思わせる展開が開く。

「些細な事」と思っていたが、水たまりが出来てしまっている事が告白されるのだ。しかも、単に「雨が降る」ではなく、「降り続く」とあり、少しずつ少しずつ、時間をかけて出来た水たまりだと明かしている。そうして「白い靴汚れてた」とある。これは、僕は「白い靴=女の子」と解釈した。ここまでで、ケンカの原因やどちらが悪いのかも明かされていないが、「白い靴汚れてた」によって、女の子の方に実は非があるという吐露だと思うのだ。

「待ってるのよ」以下はと同じだが、最後の1文に変化が見える。「困り果てたあなたの事」ではなく「手を振っているあなたの事」と言っている。つまり、「許してあげる」と言っていた自分優位の立場ではなく、「許して欲しい」そして「迎えに来た自分を、仲の良かった以前と同様に温かく受け入れて欲しい」という願いが透けて見える。

「降り続く雨」=「二人の関係に生じたかすかな齟齬(そご)」が、次第に「水たまり」=「認め合っていた仲に生じた溝」となり、距離が少しずつ離れている。女の子はその原因は自分だと認め、ざんげの気持ちを抱き、「手を振っているあなたの事」その姿をひたすら待っているのだ。


そしてだ。


以下続く。


参考記事:YUIと鬼束~その母性と父性

今日から始まる対中日、対阪神との6連戦。正念場であり、Vを引き寄せられるかそれとも遠ざけるかの大事な一週間となる。先週末の「スポーツうるぐす」で江川はこうコメントした。

「この6連戦を勝ち越せれば、巨人の優勝はほぼ決まりです」というような事を。

勝ち越すという事は、4勝2敗。3勝3敗ではいけない。もちろん負け越しはもってのほか。これをもう少し細かく言うと、もし火曜からの中日戦で1勝2敗以下の戦績に終われば、次の阪神に3たてをくらわして例えば結果的に6連戦を4勝2敗としても、これはうまくない。何故なら阪神とのゲーム差は2.5であり、残試合数の差は4つある。巨人が先にゲーム日程を消化したあとに阪神がその4試合を全勝しても、2ゲームしか縮まらず、巨人を追い越す事は出来ないからだ。だが、中日とのゲーム差は2であり、残試合数は5つ。これを当てはめると、中日の場合は2.5のゲーム差を縮める事が可能で、そこで追い越されるわけだ。だから、何が何でも中日戦では3連戦で2つ勝つ必要があるのだ。目下の敵である中日に勝ち越すことが出来れば数字的にはかなり有利になる事は間違いない。さっき3勝3敗ではいけないと言ったが、中日に勝ち越して阪神に負け越す3勝3敗なら、阪神との差のほうが大きいからまだいいという考え方は出来るだろう。まぁあくまでも数字の話ではあるが。


が、僕は江川のコメントを疑っている。これは、巨人ファンに対するリップサービスではなかろうかと考えている。この6連戦に勝ち越せば相当有利にはなるだろうが、これで「巨人優勝!」などとは考えられない。

その理由は、直接対決で勝ち越しても、下位チームとの対戦がまだあるからだ。

対戦カードの残試合数を見てみる。対中日6試合対阪神6試合。対ヤクルト4試合対広島4試合。そして対横浜4試合だ。優勝の可能性が失われたチームにとって、選手のモチベーションは何かと考えればまずは個人成績となるが、逆に個人成績がそこそこ満たされている選手はどうだろう?優勝はもう無理なチームにとって、1試合も落とせない中で懸命にプレイする上位チームほど憎らしいものはなく、そいつらを叩きのめすのはさぞ痛快なことの筈。いわゆる上位いじめ。そうなのだ。巨人は下位チーム相手に取りこぼすのだ。

中日、阪神との大事な6連戦を控えた先週の対横浜3連戦は、当然3連勝か最低でも2勝1敗の勝ち越しが期待されていた。が、結果は3連敗をどうにか免れる1勝2敗の負け越し。しかも、2敗はちぐはぐな攻撃と投手陣の粘りのなさによるまずいゲームだった。どうにも、下位チームが相手だと妙に試合が長くなり、追いつかれ、逆転を許し、しまりのない試合が多いのだ。こういう戦いを見ていると、上位に勝ち越したところで、下位チームに取りこぼす不安の方が先に立ってしまう。下位チームとの計12試合を、巨人は果たして何勝出来るのか?6勝6敗では困る。せめて8勝4敗でなくては困る。


中日との初戦は木佐貫が先発するようだ。

木佐貫は久しぶりの10勝をマークして気をよくしていると思うが、この人は精神的にフラットにないと力を発揮できない。気の持ち方次第で内容が変わると言った方がいいかもしれない。落とせないゲームだからと気合いを入れすぎたらやられるだろうしほどほどに力を抜いてやって欲しいところだ。中日を抑えるには何はなくともウッズ対策。ウッズさえ封じたら得点は抑える事ができる。

今年の巨人は抑えに上原を固定したおかげでここまで勝って来たが、正直言って、原監督は上原を使い過ぎてる。同点の場面で使うは回をまたがって使うわでかなり上原も消耗している筈だ。まぁ他に頼れる人がいないから仕方がない面もあるだろうし、その期待に応えるからこそ上原なのだろうけど、この大事な局面で抑えに失敗するようなことになれば、中日に覇権を横取りされかねない事態に陥る。


まずは、中日との3連戦だ。

しっかりファンの期待に添うゲームを願う。

改造内閣が発足したらば支持率が早速ちらと上がって、これは歯に衣着せぬ物言いの舛添さんが起用されたから、これは「お友達内閣」の批判をかわす狙いがあるそうだがまぁあれくらいビシバシ言う人なら「言うほどの仕事は」やってくれるんではなかろうかという淡い期待をこめての事だろう。ところがギッチョン就任した大臣が何ひとつ仕事をする前の段階(たぶん自分のデスクの整理すらこれから)で金の問題が出てきてもう辞めた。鬼門の農水大臣。これは就任会見のコメントで本人自らが「いちばんやりたくないとこが回って来た」とのたまったくらいだから「あれがバレタラまずいなぁ」なんて考えてたのかもしれない。周辺の人たちからもぽろぽろサビが出て来てて、「やっぱり安倍さんが辞めないんじゃおんなじだぁよ」という見方が正しかった事になり、それでもなほ「虚空の一点を見つめたまま安倍さんは辞めない」のなら、いっそのこと「農水大臣を兼務します」くらいは言って欲しいところで、そうすれば農水大臣のポストが不在になる事もなかろう。仕事をする以前に大臣に相応しくない人が就任し続けてんだから、そりゃろくな仕事はしてないだろうし、という事は、農水大臣は果たして必要なのか?と本気で考えたりしている今日この頃、みなさんいかがお過ごしですか?


テレビ朝日系のバラエティで「グッドニッポンバッドニッポン」みたいな特番をやってた。お店を営業中だからそのチャンネルがたまたまついてただけで、はまって見ていたわけではない。

海外における日本食のレストラン・料理店が近年とっても増えており、外国人に人気だそうだ。日本食はヘルシーだから人気があり、また何と言っても「うまいから」というのがその理由だそうだ。専門家によれば、日本には四季があるおかげで食材もバラエティに富んでおり、旬の食材を使って季節ごとに違う味が楽しめるという事だ。なるほど。


そこで考えた。

近頃、四季の感覚が薄れたなぁということを。

ひとつは地球温暖化の影響がある。

雪のない冬や涼風のない夏だ。

都会では特にそうだ。ビルがにょきにょき立ち並ぶせいで風は遮られ、時々吹くのはエアコンの室外機から出てくる熱風の混じったほこりそのものの生ぬるいビル風。アスファルトの照り返しで路上はフライパン状態。家に帰っても、毎晩続く熱帯夜でエアコンを使わないわけにいかず、すると縁側で風鈴に耳をすませながらうちわを使うなんてのはテレビドラマの世界だけ。暑すぎるって。

旬の食材?

スーパーに行けば、ハウスもののおかげで何でも手に入って何が旬だかわからない。これは自分の無知のせいもあるが、四季を通してほとんど全ての食材が手に入るからもうわからなくなる。これは、「消費者が我慢できなくなっている」或いは「わがままな」せいもあるんじゃなかろうか?昔は季節によって手に入らないものはあったはずで、それを欲しがるのは「とち狂った事」でしかなかった。が、「冬にも食べたい」「夏でも食べたい」わがままに応える形でハウス栽培をし、または外国から輸入をし、スーパーに並べるようになったのだ。


もちろんそれは便利な事ではあるのだろう。そういう風になっている状況を、そうなる前に戻すべきとは言わない。言わないが、季節感が薄れた事は事実だ。

昔、東京にいた頃に「お前の田舎は魚がうまいんだろう?」と言われた事がある。長崎県だから、さぞや魚がうまいのだろう?と聞かれたのだ。それは、例えば釣り番組あたりで長崎の近海の島がロケ地として登場するケースなどがあり、確かにそうなのかもしれない。だが、正直言って僕自身は長崎の魚がうまいと感じた事はかつてなかった。そこにずっと留まっていると、「そこにあるのが当たり前」の感覚を持ってしまい良さがわからないという事だ。


日本には四季があるおかげで、その季節ごとに様々な味わいがある。それは食べ物に限らず、身につけるものや年中行事や、折々の風物詩もだ。

外国人から見たら、そういうものは日本独特の良さであり、それが文化というものだろう。僕の普段の生活では、コンビニに登場する季節ごとの新商品で感じるのが関の山なのだが、もう少しそのような部分にも目を向けたほうがよさそうだなと、そう思った。

9月1日、広島市民球場での対中日戦。史上38人目の2000本安打を達成!

95年に右アキレス腱を断裂し、2000年には左アキレス腱も手術するという両足に故障を抱えての、それを乗り越えての勲章。野球選手が両足ケガしたら、もうほとんど絶望的かと思うが、それでも彼はあきらめなかった。頭が下がる思いだ。


データを見ると、彼は三振が少ない打者だそうだ。今季ここまでの24三振はリーグ最小で、過去3シーズンを見ても規定打席到達者で最も三振が少ないそうだ。更に、過去9度の規定打席到達シーズンにおいて6度のリーグ最小三振だそうだ。簡単にはあきらめない男なのだ。

また、前田の長打率4割8分9厘は秋山幸二(現・ソフトバンクコーチ)4割9分1厘や野村克也(現・楽天監督)5割8厘と遜色がない。2000本安打達成者の中で、前田以上の本塁打を打ち、かつ打率3割以上をマークしているのは王貞治、落合博満、張本勲、長嶋茂雄、松井秀喜の5人しかいない。

つまり前田は長打力があり、3割を打てて、更に三振が極めて少ないという相手球団が最も恐れるタイプの巧打者だとわかる。


どうりで、広島での巨人戦では何度となく最終回に同点本塁打を打たれたし、中盤にあっさり追加点のタイムリーを放つのも前田だった気がする。敵ながらあっぱれ!!

そういうデータを見ると凄いことがわかるのに、今ひとつスポットライトを浴びる機会に恵まれないというのは、やはり広島カープにいるからかもしれない。彼がヒットを打っても後続が続かず、打点をしっかり挙げてもあとの投手が打たれて敗戦というパターンがままあるのかなと思う。黒田投手もそうだが、自分の仕事を他球団の主力と同等或いはそれ以上にこなしても、どうしても目立たない。悲しき弱小球団・・・。

が、その分黒田も前田も広島カープを人一倍愛している。

「俺なんかを応援してくれて・・・ありがとう」

やっと絞り出した前田のそのひと言に、もう見ている方ももらい泣き。

巨人の敵なんだけどもらい泣き。


「打席で集中できなかった。あんな凄い声援の中で打席を迎えた事なんてなかった。慣れるまでに4打席かかった」このコメントは彼らしい。あと1本に迫って迎えた試合で、ようやく5打席目に出た安打についてだが、これは4打席凡退した事の負け惜しみというよりは、やはり異常な緊張状態にあったという正直なコメントだろうと思う。


故障との戦いについては「現実を受け入れるのに時間がかかった。リハビリが自分の残された道だった。やらなければ、全てが終わり。きれいごとは言ってられなかったし、夢中でやってきた」この言葉には、とても重いものがあると僕は思う。人は誰でも挫折を味わい、その現実から目を背けたり、言い訳を用意したりするもの。が、彼は時間はかかりながらもそれを受け入れた。そうして、自分に出来る事は何か・・リハビリして復活する以外にないと心に決め、そしてやり遂げたのだ。やった人間だけが口に出来る言葉だ。


ナイター中継で江川卓がよくこうコメントする。

「このホームランはきっぱり忘れて切り替える事でしょうね」

そう、前田に打たれたホームランに関してだ。

「あの高さであそこに投げた、あのボールを、ホームラン出来るのは前田選手だけです」

「失投でもなんでもありません」「前田選手にしか打てません

そう言わしめるほどの天才打者が、リハビリに精を出す以外ない状況と、その心境は他人には絶対に想像できないだろう。

凄い事をやってのける人は、プロフェッショナルとしての技術、ケガで挫折しても不死鳥のように甦る体力、そして、何よりもそれを支える心が強いのだなと改めて思う。

心・技・体という事だ。

本当にこころからおめでとうを言いたい。


朝青龍に伝えたいニュースだ。


データに関しては、小野俊哉氏のサイト↓を参考にしました。添付の写真もです。

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/baseball/npb/column/200709/at00014519.html



前田2000本

しばらくお休みしてましたが。

何っつっても今日はマー君でしょう。

彼の事はちゃんと見守っております。


西武を相手に、7回を1失点に抑えて見事に10勝目を挙げました。

先輩野手陣も12点の大量援護で応えてくれました。

7回まで被安打2無四球ピッチング。失点はGG佐藤のソロのみ。ほぼ完璧な投球です。9勝目を挙げてから・・・3回くらい足踏みしてたかな?それも、一度は勝ち投手の権利を持ったまま降板して、これで10勝!?と思ってたら確かあとの投手が追いつかれてフイになってます。今回はふたけた得点してたし、安心して見ていられたでしょうね。

まさにふたけたのオンパレードでした。

ふたけた10勝!

ふたけた10奪三振!

ふたけた16安打の計14得点!

高卒ルーキーではドラフト制度導入以降、1999年の松坂(現レッドソックス)以来通算6人目だそうです。チームも8月は15勝目で月間最多勝利を記録!

あの岩隈も9勝止まりで、楽天球団における初のふたけた勝利投手が田中将大ですから、これはしっかりと記録にも残ります。

素晴らしい!おめでとう!


ふたけた勝利は、先発投手にとって一流の証。遅かれ早かれ、まぁ今シーズン中に行くだろうとは思ってましたが、これでもうひと踏ん張りすれば15勝も視野に入ります。9勝と10勝が違うように、10勝と15勝もまた違いますからね。


昔の話ですが、巨人の高橋ヒサノリが「ウチくる!?」に出てました。このバラエティ番組はフジ系で、中山ヒデユキと飯島愛が長くMCをやってたやつです。今はうち(長崎)のフジ系ローカルでやってないんで、今も現役かどうかは不明だけど。

その時、オープニングで言ってました。「ようやく出させてもらえましたぁ」と。

なんでも、僕も呼んで下さいよォって言ったら「ふたけた10勝勝ったらね?」と言われたそうで。しかし、その年(たぶん2000年)は9勝止まりで呼んでもらえず。次の年、2001年も9勝であとひとつ届かず。2002年にようやく10勝4敗の好成績を挙げました。つまり、3年越しの念願が叶って番組に出演できたわけです。しかし、2003年以降の成績が4勝、5勝、8勝、2勝って・・・どれだけさぼってたんだ?「ウチくる」の為に挙げた10勝だったのか?

まぁケガもあったし、ふたけた勝利の大変さがわかるというもので、それを何年も続ける投手の偉大さが伺えます。2007年のシーズンは、ご存知のように12勝3敗の好成績。防御率もリーグトップの2.34です。よしよし。

そういうわけで、マー君もそういう(番組出演の)チャンスがあったら、たぶんふたけた投手のハクがついてるんで二つ返事ではないかなと。


野村監督のコメントは、確か「そんなところで満足してもらっても困る」と敢えて厳しいものでしたが、それはより大きな目標を見据えてもらいたいからだし、それだけの器だからです。最多勝に防御率に、おまけに沢村賞でも獲得したらば手放しで喜ぶ事でしょう。ふたけた10勝をクリアしたんだから、マジで、次は何らかの投手タイトルを目指してもらいたいところですねぇ。




マー君10勝

写真は楽天のサイト(http://www.rakuteneagles.jp/detail.php )からもらいました。



らしい。

東京は凄く暑かったそうで、東京電力が節電を呼びかけ、電気を消したりエアコン止めたりしたらしい。で、どっか休んでた発電所が稼動し始めて、「足りんくなるぞと」焦ってる。


一般市民が出来る事は、ゴミ袋を減らすとか、外食する時は「マイ箸」を使うとか、エアコンの温度を1度下げるとか言われてるね。で、ものの本によると、「日本の全家庭がエコロジー生活をしたところで、全体のCO2の8分の1しか減らせない」って言ってる。それよりも、発電所の発電効率を上げたらいいそうだ。最も発電効率のいいのは東京電力で、それでも53%なんだそうで。

僕はここを読んでびっくらこいた。意味は、100の熱エネルギーから53しか電気を採取出来ていないってこと。47は漏らしてる或いは電気にし損なってるという事だ。それだけ考えてももったいないこと。ひどく効率が悪い事なんじゃ?

だから、オール電化なんて言って、台所でガスを使わずに電気でお湯を沸かすヤツ。あれは相当にエネルギーの無駄遣いなのだ。だって53しか電気に変換出来てないんだから、電気ではない沸かし方のほぼ倍のエネルギーを使ってる事になる。じゃぁガスならいいのか?ってことだが、ガスはガスで問題があるのかもしんない。そのへんはよくわからない。言えるのは、発電効率が53%ということ。で、全体のCO2の4分の1を出してるのが51基ある火力発電所で、これを東電の(トップランナー方式というらしい)に合わせたら、つまり53%に発電効率を上げたら、結果的にCO2は半分に減るそうだ。すると、4分の1の半分だから、8分の1を減らせる計算になる。つまり家庭は何もしなくてよろしい。


日本の発電所は無駄が多く、電力需要のピークに合わせて造られているから年平均にすると58%、約6割しか稼動してないそうだ。ちなみに北欧では72%だって。ただ単に、日本の発電所稼働率を北欧並みにするだけで、発電所の4分の1は必要なくなり、日本の発電量のうち原子力発電所の占める割合は約22%で、すると原発はいらないって事になる。原発は、それだけで色々と厄介な問題を抱えている。廃棄物の処理場に困るし、ひとたび事故が起きると放射能漏れはないかと大騒ぎ。そんなものいらないってんだから、こんなにシンプルなよき事はないではないか。


ものの本によると、石油はあと40年しかもたないって。

だからエネルギー問題を真剣に考えないと、だそうだ。これから10年が大まかなタイムリミットなんだそうです。既に間に合わないと言う学者もいて、あまり時間がないって。


ものの本は何かというと、「地球温暖化」(扶桑社新書)で、書いたのは田中優氏。この人は「未来バンク」を立ち上げ、「apbank」の監事を務め、「日本ボランティアセンター」の理事もやってる。が、田中さん本人は、実は区役所職員だそうで。器の大きな人です。

ちなみに、apbankは小林武史、坂本龍一、櫻井和寿の3名が自己責任のもとで拠出したお金を元手に「可能性のある新しい未来をつくろうとしている環境プロジェクトに融資を行なう」という目的で設立された非営利組織。(http://www.apbank.jp/)


個人が出来る事は限られてる気もするが、少なくともこういう状況は知っておくにこしたことはなさそうだ。前にもなんか書いた気がして探したらありました。

書いたのは2月だから、冬ですね。

地球温暖化で冬がなくなる?


地球温暖化/人類滅亡のシナリオは回避できるか/田中 優
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広島代表の広陵と佐賀代表の佐賀北の決勝戦。

先発・馬場が中盤以降まで踏ん張って、エースの久保につなぐ継投パターンで勝って来たミラクル佐賀北だったが、今日は序盤からケミストリーの片割れ似のアンドロイドっぽい馬場の制球が甘く、2回にスクイズ絡みの2点を先制されて降板。2回途中からエース・久保のスクランブル登板になった。その後はさすが、再三得点圏にランナーを進められても、安打を許しても得点を与えない情況が続く。エースが頑張ってればあとは打線が点を取る番だが、これがなかなか難しい。

広陵のエース・チュートリアル徳井似の野村は甲子園を一人で投げ抜いて来ており連戦の疲れもあるかと思いきや、スライダーは切れ、直球はコーナーを突き、佐賀北打線はくるくる三振。7回までわずか1安打のほぼ完全な投球。はなわ顔のエース・久保は粘って粘って甲子園での無失点を続けてきたが、とうとう7回にランナー1、2塁から長打を許して2失点


あぁ、投手がいいと、やっぱ点は取れんなぁという、このまま広陵の優勝だろうなという風を「田んぼのわらのにおいと共に吹き飛ばすかのような旋風」が吹くのだ。

4対0となって、野村に抑えられてきた戦況を考えると8回に5点を取るなどといったい誰が考える?この試合2本目の、「2本目の」安打が飛び出してスタンドがわぁ活気づくと、ヒットが続いて1、2塁。そのあとはフォアボールだったか?1アウト満塁となって、次の打者に再びフォアボールの押し出しで4対1。が、正直言って、あの投球は判定ボール?四球と判定されたボールの1つ前のボールも、捕手がミットをたなびかせていた。が、判定に文句を言い出すのはタブーだから次の打者に集中しなきゃなんだが、なんとその3番打者がレフトにホームランしちまった!!!!!

5対4の大大大大・・・・大逆転!!!


8回の裏の逆転だから、あとは9回表に3人抑えたら終わり。ヒットは許したが、すんなり優勝を決めちまったよ。なんか、見ている方としては、たぶんやってる方もかもしれないが、勝った方は「ホントに俺たち勝ったとや?」で、負けた方は「わしら、ずぅっとリードしとったんじゃケェ?ホントじゃけぇ」と感じているかもしれない。



開幕戦を勝利して、引き分け再試合(15回)をやって、ナイター試合もやって、延長戦(13回)もやって、そんでサヨナラで、決勝は終盤の「4点ひっくり返し」奇跡的逆転勝利で、もう歴史を振り返ってもこれほど濃い高校はなかったんではないか?


彼らにとって、甲子園は大いなる誇りだ。それはスタンドで応援する者にとってもそうだった。こんな素晴らしい舞台で野球が出来る。もうそれだけで幸せいっぱい。だから、自分の全力を出し切って、燃え尽きるだけ。勝ち負けなんてあとで考えて、よかよか。そういう何も考えない姿勢によって、選手は1試合ごとに力をつけた。

あの8回、甲子園に浜風とは違う風があった。佐賀平野から「がばい旋風」がぶわわぁっとやって来て、甲子園まで届いた。「あきらめんぞ!」という、全国区の舞台でも通用する「田舎もんのド根性風」だった。

佐賀北は1大会では史上最多の73イニングを戦いぬいたそうで、9回に直すと8試合と1イニングとなる。どの高校よりも長く甲子園にいて、それは大会史上最長のイニングであり、大会開幕から決勝戦までの、まさに完全優勝を成し遂げた。


ところで、ミヤウチさんのブログ でやってる高校野球クイズに参加した。失礼ながら、僕は佐賀北高校を1回戦負けと予想していた。1回戦で負ける高校は・・・49代表だから・・・24校あると思うが、だから1点から24点まで幅があるんだが、よりによってこの佐賀北に、僕は1点をつけていた。それが優勝まで届くなんて。おーまいがー。49点を付けた高校が1回戦で負けるのの逆だが、その場合はそれで姿を消すから、もう考えなくっていいんだが。1点しかつけてないのに勝ち進む姿をやや恨めしく思ってた面があり、でももうそこまで行ってくれたんなら逆に本望って感じ。


がばいおめでとう!隣りの県からおめでとう。

数年前にイトコの結婚式で、佐賀駅の近くまでは行った事があります。


旋風と言えば、やはり思い起こされるのは我が清峰高校。

お前ら!ちゃんと見届けたか?次はお前たちの番ぞっ!!


長崎日大ベスト8進出!!

おめでとう!

あの京都外大西を破るとはっ!

実は、あそこには勝てないだろうなんて考えてました。が、彼らはやってくれました。


本当のところ、長崎日大が初戦を突破した時は、やっぱり悔しくて・・・。

未だに「清峰が勝ってればなぁ」などと考えている自分がおりました。おとなげない。

更に、京都外大西と当たる事になり、僕の気持ちは複雑極まりなくなったのです。

というのは、京都外大西の本田投手を買っていたから。きっと決勝・・・それがダメでもベスト4くらいまでは勝ち進むんでは?と期待していたからです。

この対戦だと、どちらが勝ってもどちらが負けてもいけません。長崎日大はそりゃ地元・長崎県の代表だし、頑張っては欲しいがそれは清峰ではないし、適当なところで負けてもらってもいいような気分。でも、もし優勝するようなら清峰も浮かばれることになり、でも県勢の最高位はセンバツの準Vを果たした清峰で、それを塗り替えられるのもまた悔しく。本田投手が粘って京都外大西が勝つほうが微妙にわずかながら僕としてはよかったんだが、あの打線の頑張りと、エースで4番の浦口投手の精悍なマスクを見ていると、へろへろになって最終回にマウンドを譲っても、レフトから「えっ?おれ?」と驚いた顔してそれでも一層顔を引き締めてそそくさとマウンドに戻る彼を見ていたら、自分が恥ずかしくなった。

改めて、チームが一丸となった勝利に拍手を送ります。

とにかく、行くとこまでいってもらいたいですね。

浦口君はかなりへばってるようだし、あとは「野球の神様の思し召し」で結果が出るでしょう。それが高校野球とはいえ、連戦連戦で身体を痛めつけて・・・暮れ暮れも将来に影響しないように願いたい。ファンとしては、その先のプロでの活躍だって見据えてるんですからね。

昨日は終戦記念日でした。

数日前、読売新聞の訃報欄にアメリカ人の写真家が載っていました。その方の名は「ジョー・オダネル」さん。もとよりその名前を知りませんが、訃報のそばに掲載された小さな写真に僕の目はくぎづけです。「焼き場に立つ少年」というタイトルがあります。


口を真一文字に結ぶ少年のきっとしたまなざしと、揃えられた両手とはだしの両足。この写真が物語る悲しみを、僕は言葉にできない。

ジョー・オダネル氏が亡くなったのは8月の10日。享年85歳。残留放射能により、自身も原爆の後遺症に苦しんだそうです。ご冥福を祈ります。


丸ごと掲載するというのは好みませんが、ネットを探したら氏の文章ごとその作品が見つかりましたので載せさせてもらいます。何より、この写真を見て欲しくて。



目撃者の眼  報道写真家 ジョー・オダネル

1999年現在76歳になるジョー・オダネル氏は、アメリカ軍の報道写真家として第2次世界大戦後の日本を撮った。

佐世保から長崎に入った私は、小高い丘の上から下を眺めていました。すると白いマスクをかけた男達が目に入りました。男達は60センチ程の深さにえぐった穴のそばで作業をしていました。荷車に山積みにした死体を石灰の燃える穴の中に次々と入れていたのです。


10歳ぐらいの少年が歩いてくるのが目に留まりました。おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中に背負っています。弟や妹をおんぶしたまま、広っぱで遊んでいる子供の姿は当時の日本でよく目にする光景でした。しかし、この少年の様子ははっきりと違っています。重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたという強い意志が感じられました。しかも裸足です。少年は焼き場のふちまで来ると、硬い表情で目を凝らして立ち尽くしています。背中の赤ん坊はぐっすり眠っているのか、首を後ろにのけぞらせたままです。


少年は焼き場のふちに、5分か10分も立っていたでしょうか。白いマスクの男達がおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶひもを解き始めました。この時私は、背中の幼子が既に死んでいる事に初めて気付いたのです。男達は幼子の手と足を持つとゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。


まず幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。それからまばゆい程の炎がさっと舞い立ちました。真っ赤な夕日のような炎は、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。その時です、炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気が付いたのは。少年があまりきつく噛み締めている為、唇の血は流れる事もなく、ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。(インタビュー・上田勢子)

[朝日新聞創刊120周年記念写真展より抜粋]


アドレスも載せます。

http://www.lootone.com/poem/poem05.html



焼き場に立つ少年

『焼き場に立つ少年』




TBSの金曜10時からやっている「山田太郎ものがたり」を楽しんでみている。

最初は「何だコリャ?」と思ったが。

いまどきありえない超ビンボー。うちも正直言ってビンボーだが、あそこまでは、ない。毎日の食卓が本当にあんな状況では、子供たちはみんな餓死すること必至。もちろんドラマだからこそのデフォルメであり、コメディならでは。主人公の太郎(二宮和成)と御村(桜井翔)が双方とも特進クラスの超優等生で揃ってイケメンという設定だが、太郎を金持ちのお坊ちゃまと勘違いする経緯はあからさまなベタで、正直鼻で笑っちゃう描き方。が、ベタであってもそれをとことんやりきると、そういうあり方こそがが正当性を帯びてくる。このドラマはベタでなくては成り立たないとうなずけるようになる。


実を言うと、あんなにビンボーなのには大いなる秘密があり、途中でどんでん返しがあるのかも?などと深読みをしていた僕だが、どうやらそれはなさそうだ。そのビンボーぶりがあまりに痛々しく、なんだかまともに見るのは彼ら(出演者)に悪い気すら覚えて画面を直視できない自分がいたが、回数を重ねるごとに慣れてきた。脚本にマギーとあるのを見て、「あぁこれは演劇におけるオーバーアクションをドラマに取り入れた手法だな?」などと思い、そうしてマギーならば必ず「泣かせる演出があるのでは?」と考え、その通りだったからむしろ安心して見れるようになった。


第6話を見終えたところで、隆子(多部未華子)は太郎に対する思いを彼女の中でしっかり固めた。太郎を玉の輿の相手と見定めて目をつけ、実は超ビンボーだとわかって思い切り落胆し、直後に見つけた(隆子の目線による)「白馬の王子様」に乗り換えようと決意したらそれは太郎の父親でこれまた落ち込み、それでもまだ太郎に未練たらたらだった隆子。ドラマの全編を通して、この第6話は重要な回のはずだ。キューピッドは水川あさみだが、彼女の映画作りにキャストとして出演した隆子は劇中人物として太郎に恋する役を得て、自分の本心を確かめる結果になったわけだ。

「この世にお金より大事なものなんてないわ!」と冒頭で言わせ、ラストでは「たとえ貧しくても、私、あなたが好き!」と告白させている。見てればわかることだが、「すぐにあきらめるのやめたら、もっといい事ある」という、「自分に正直になれよ」という御村のフォローとの合わせ技で、彼女は役に没頭する事で自らの“本当”を再認識して背中を押される。まぁ話の持って行き方としては、太郎自身にその気が全くなくて逃げも隠れもしないし、横槍を入れるライバルも現れず、従ってこじれることなく進め易いちゃぁ進め易いんだが。

問題は、隆子そっちのけでハンバーグを取った太郎がいつ隆子を向くのか、だ。

あの、劇中のセリフの棒読みったらない。モールス信号か宇宙人かというくらいの、「オレハキミナシデハイキテイケナイ」だった。水川あさみのリアクション最高。「なにその棒読み?!棒読みし過ぎでちとびっくりしたわ?!」カチンコを口で言ってる彼女の「アーシュッ!」だけでも笑えたし。


御村が「第3段階も頑張れよ」と励ますが、今後は、太郎が隆子をどう恋愛相手として意識するか?になる模様。何せ、ビンボーな彼としては家族を食べさすのに懸命で、頭の中は食べ物の事でいっぱいいっぱい。普通の『男子高校生』ならそんなのあり得ないんだが、その極端にデフォルメされた人物たちだからこそおもしろいのだ。


個人的には、二宮和成を俳優として気にいっている。ただどちらかと言えば、セリフのない状況における彼の演技が僕は好きだ。前クールに主役で出ていた「拝啓、父上様」における倉本總脚本の二宮君は実に秀逸だった。この作品では、むしろ演技者として注目すべきは多部未華子の方。表情に浮かび上がらせる微妙な心情といい、抑制のある喜怒哀楽といい、その都度見せる困惑の色といい、各回に必ず登場するコスプレもなかなか楽しい。


倉本脚本といえば、「やさしい時間」で共演した二宮和成と長澤まさみ付き合っているらしい。残念ながら、僕はこの作品を見ていない。だが、普通に考えてこの二人なら吊り合うとか合わないとかはないだろうし、いいんじゃないの?って思う。問題は、二人とも業界では役者として欠かせないドル箱的存在だということ。長澤まさみが妊娠なんてしちゃった日には、「オーマイガー」って嘆き悲しむ映画・ドラマ関係者がどれだけいることか?そうは言っても結婚はタイミングだと思うから、勢いでゴールインしちゃった方がお互いの為って気が僕はする。宮崎あおいだってそうだしね?

ハロプロの面々は勢いつき過ぎだけど。