日本-韓国(U-21国際親善試合)
■日本1-1韓国
■短評
現地観戦。すっかすかの2万2千人。
目だったところだけ。
■水野晃樹
この試合のMOM。1対1では全勝。同点に追いつくクロスを上げた場面では、DF2人を相手にしてジャックナイフのような鋭いクロス。家長からの高速サイドチェンジがよく機能し、常に脅威となっていた。それと、後ろに中村北斗(後から細貝)がいる布陣では、安心してみることが出来るね。二人のコンビネーションもなかなか。そういえば、この2人はワールドユースでもコンビを組んでいた。この日、チーム最大のストロングポイントだった。これで一歩レギュラーに近付いたのではないか。
■平山相太
1トップで沈黙。2トップになっても沈黙。今の運動量と体の切れでは、1トップを任せるのは少々厳しいか。オランダ式の電柱式トップとは違い、今の代表では動きの幅と量が求められる。平山は中央にでーんと構えてポストプレイを求め、それが成功したときにはチャンスになっていた(カットされることも多かったが)。だが、このチームが志向するダイナミズムには合ってないようだ。そもそもカウンターを仕掛けても、追いつけていない。1トップ下にいた増田が裏に飛び出せる選手ではなかったのも、孤立した要因だろうか。これがコンディションを上げれば解消されるのか、それともこのまま問題になり続けるのか。反町監督の判断が求められるところだろう。今のままでは1トップは無理だと思う。
■ジョン・インファン
韓国のDFに君臨した34番の支配者。187センチと平山よりも一回り小さいながらも、空中戦は完勝。あたりの強さでそもそもまともに競らせなかった。足元は多少危なっかしいが、強さも高さもあるDF。韓国のトゥーリオみたいなもんだと考えてもらえばよろし。スピードもそれほど問題になるほど遅くなく、間違いなくトップ代表に上がってくるだろう。これからこのDFを相手にしなければいけないのは、きついよ。
■韓国の守備組織
オランダ人のピム監督が指揮していることもあり、きれいな4-3-3で統一された守備網はよく組織されていた。くさびのボールには厳しく守備をし、中盤でも全く自由を与えず。危なかったのは水野と対峙した左サイドくらいか。攻撃でも対角にロングボールを上げることがシステマティックに訓練されており、いいチームだった。これは強い。後はパク・チュヨンが入ってくればというところか。しかし、いつの間にか韓国のユニフォーム真っ赤じゃなくて、オレンジなのね。ユニフォームの色まで染められてんのか!うちは黄色にならなくてよかったね。
20000ヒット記念企画「対談」その2
さて、いつの間にか20000ヒットです。
これもひとえに(中略)わが同胞たちの(中略)イソフラボン(中略)おめでとう、ありがとう。
というわけで、10000ヒットのときのように、対談をしたいと思います。
(前回の模様はこちら
とこちら
)
対談内容としては、やはりJがそろそろ終わりを迎えますので、今シーズンのJを振り返る対談にしたいなーと思ってます。
今のところの案としては
・J1裏ベストイレブン&MNP(モスト・ネタ・プレイヤー)
・名古屋の中位力について
・日程から振り返る~MOM(マン・オブ・ザ・マンス)
・各チーム個別説教論評
・解任監督回顧録
・大分の謎の外人「プラチニ」(ブラジル人)について
・シャムスカの館
・早野宏駄洒落塾
などを考えています。
時期としてはJが終わりを迎える12月前半、対談形式は前回と同じようにMSNメッセンジャーでいきたいと思います。
参加希望及び「こんな題でやって欲しい」「こういうお題なら話したい」「俺の独演会にしろ」「ガーロのところだけスポット的に喋らせてくれ」「という要望がありましたら、コメント欄もしくはandetion@hotmail.com
までお送りください。
正式決定しましたら、またブログ上でお知らせいたします。
なお、前回参加していただいた石塚さん
と、メッシよりテベスさんは強制的に参加となりますのでご了承ください。
日本-サウジアラビア(アジアカップ予選最終戦)
■日本3-1サウジアラビア
■短評
グループリーグ突破は決まったものの、オシム教授の恐怖のテストによって、戦々恐々となっている日本代表。内容でサウジアラビアを圧倒し、遠きアラブの地での雪辱を遂げた。
いつものとおり、日本はフォーメーションはあまり意味がなくトゥーリオが一人余り、2トップに阿部、今野がつくDF、その前に鈴木と中村、三ちゃん、左に駒野、右に加地、2トップが巻と我那覇。サウジアラビアはベーシックな4-4-2。DFには要のモンタシャリが入り、エースのカフタニがトップ、サウジアラビアでの日本戦で大活躍したキーパーのホウジャはいない。怪我?
前半は15分過ぎから日本が完全にペースを握る。鈴木、中村を中心として中盤を完全に制圧し、そこから1タッチ、ダイレクトでパスを回すと、サウジのDFは完全に後手に回る。巻、我那覇のポストプレイもよく収まり、両サイドの加地、駒野の飛び出しもよく、完全に日本のペースだった。20分には、CKから巻がヘッドで合わせたこぼれ球をトゥーリオが足で押し込んで代表初ゴール。おめでたう。さらにその10分後には、右サイドの単純なパス交換に全くサウジDFがついていくことができず、フリーになった今野の狙い済ましたクロスから、我那覇が難易度の高いヘッドを決め、2点差に。この後、サウジのエース・カフタニがいかさまPKをゲットして(あれでPK取ってたらマンチェスターダービーは10対9だ)、1点差に追いつかれるが、それでも前半は日本のものだったと言っていいだろう。特に素晴らしかったのは守備の集中力。トゥーリオ、阿部、今野、鈴木を中心とした中央のブロックは非常に固く、チャンスらしいチャンスさえほとんど作らせなかった。攻撃でも後ろの選手が次々と前を追い越していき、そこに中村、両サイドからの展開がすぱんすぱんと通り、活動量の少ないサウジに的を絞らせない。また、三ちゃんもなんか変な薬物でもやったのか、それとも今日は機嫌がいいのか、神出鬼没の動きで相手を撹乱。まあ、単純に守備のタスクが軽減されただけだと思いますが。逆にサウジアラビアはこちらが心配するほどの出来。中盤の出足が遅く、寄せは甘く、球際ではことごとく競り負け、一体お前らはなんのために早めに来日したんだと小一時間(略)。寒いのか。寒いのか札幌。しかし、そもそもコンディションの問題ではなく、組織的な守備メソッドがないような印象だった。中盤でフィルタリングができないので、漏れてきた選手を相手にDFラインはあたふた。これではアジア最優秀選手のモンタシャリもどうすることもできない。攻撃もアイデアは〆切に追い詰められた漫画家のごとく枯渇し、ただただ縦に放り込む痴呆サッカー。どうしちゃったのよ、サウジ。
後半も全くペースは変わらず。5分には長いスルーパスから抜け出した駒野がグラウンダーのクロスを送り、そこに飛び込んできた加地(!)がスルー、我那覇が落ち着いて決めて、2点差。そこからも淡々と日本のゲームで進む。しかし、20分ごろから試合は膠着状態となる。三ちゃんはもう決まったと思ったのか適当なパスを出しまくってじじいの懲罰を受け、山岸と交代。それはまあどうでもいいとして、前半のハイペースが祟ったのか、中村が特に顕著だったが、相手につききれなくなる。サウジはそれまで散々寝っ放しだったので、元気いっぱい。やる気も出てきたのかサイドバックも上がる、上がる。日本はそれを支えきれなくなり、何度か危ない場面を作られる。これは千葉の悪いときの試合で、散々押し込まれた上に突然死のような点を入れられるという展開。高松の投入も功を奏さず、さあピンチだ日本どうなるか!というところで、津波に襲われざばーん。最後のほうの展開はよくわかりませんでした。まあ点は取られなかったから、なんとかなったのかな。羽生の投入の頃には、元気だったサウジもすっかりばてて、日本がチャンスを何度か作り、最後には帳尻合わせのPKをプレゼントされ、なぜかトゥーリオがしゃしゃり出てきて、豪快にはずしてタイムアップ。なんだこのオチは。
日本は内容に結果を伴うことが出来た公式戦初と言ってもいい快勝。しかも一時の実力が落ちたとはいえ、サウジアラビア相手にである。特に前半と後半の終盤はよかった。それぞれの選手がポジションを崩しても全体のバランスは取れているという、日本の目指すべきサッカーが展開できたと思う。守備面ではトゥーリオ。あぶなっかしい上がりはそこそこにして、守備面ではほぼパーフェクト。鈴木、阿部、今野と組む守備ブロックはアジアレベルで容易に綻びを見せることはないだろう。PK失敗は調子乗りすぎ。攻撃面では、現代表発足以来、2トップに初めてコンビネーションらしきものが生まれたことを明記しなければならないだろう。サウジのDFが甘かったこともあるが、今日先発を張った巻と我那覇の相性はよく、状況によって片方がつぶれ役になり、もう一方がその裏を狙うという形が何度も作れていた。そういえば、このコンビであのイエメンでも勝ち点をもぎ取ったんだっけ。終盤に出てきた高松も可能性を見せたし、より一層の競争が望まれる。ただし、課題がなかったわけでもない。後半、運動量が落ちた時間帯は、緩慢なサウジの攻撃にいいように振り回され続けた。アップテンポで来たから同情すべき点はあるのだが、こういう事態に対してどう対処を取るかというのがチームとして整理されていない。ボールを落ち着かせる選手を入れるのか、スペースに走り込む選手を入れるのか、それとも前線にタワーをぶっ立てるのか。今日は3番目の高松タワーを建立したのだが、まだチームとしての共通理解が出来ているわけでもなく、あまり有効ではなかった。山岸にしても同様(どちらかと言えば、あそこは山岸ではなく羽生だとも思ったのだが…)。ワールドカップでやられたように、この時間帯をどうケアするのかが試合の鍵を握る可能性は高いので、これからチームとしての対策を実戦で練り上げていって欲しいものだ。ただし、チームは確実にいい方向。90分とは言わないまでも、ある程度は世界相手に自分たちのサッカーをできる土壌は出来始めている。でも本田は出してほしかったな。
そして、サウジ。断言しよう。サウジはもうアジアのトップクラスの国ではなくなった。やっているサッカーが余りにも前近代過ぎる。中盤のプレスは弱く、DFも一人余るだけの脆弱なラインで、人を追い越す動きについていく組織力はない。攻撃面でも意図が見えず、有効なのは縦に放り込んで快速FWの一発に賭けるだけの攻撃。中盤に構成力はなく、パスはゆっくりと横に横に進んでいくだけで簡単に相手DFに対応されてしまう。アジアレベルならばこれでも個人能力で押し切れるかもしれないが、世界相手には全く通用せず、石油が枯渇するほど叩きに叩かれまくることだろう。今日だって、日本が相手だからよかったようなもの。もう一度書こう。サウジアラビアは今、ゆっくりと凋落している。
■picture of player 田中マルクス闘莉王
最後に豪快なオチをつけてくれた、動く壁。若干危なっかしい足元での攻撃参加は、時々ひやひやするのだが、今日はそれもそこそこに控え、守備に専念。溢れすぎる闘志とみなぎるパワーは、井原、宮本といった物静かなリーダーとはだいぶ毛色は違うのだが、それでも現在のDFの要はまさに彼をおいて他にない。無類の強さを誇る空中戦と年々精度を上げるカバーリング能力は強固で、古臭い言い方だが「アジアの壁」と呼ばれる日も近いのではないだろうか。意外に精神面でも成熟してきているし。この人、熱くもなるんだけど、冷静なときはとことん冷静なんだよね。人格破綻者かもしれん。まあ、人格破綻者でもなんでもいいので、アジアといわず世界で跳ね返しまくってください。ただ、PKは二度と蹴らせるな。
韓国-日本(U-21国際親善試合)
■韓国1-1日本
■短評
遠き韓国の地で、メンバー総入れ替えの日本代表。ゲームは非常にちぐはぐなものとなってしまった。
日本は4-2-3-1となぜか4バック。DFが右から田中、千葉、柳楽、上田、中盤の底に谷口、細貝、二列目に右から水野、本田、渡邉、1トップがカレンちゃん。韓国は4-3-3のような布陣で、監督はなんと代行でフォン・ミョンボさん。相変わらず男前。
前半、日本は全盛期の貴ノ浪を彷彿とさせるほどの「ふわっとした」立ち上がりをしてしまう。おかげで開始10分の間に流れの中から2度決定機を作られ、その直後にCKから韓国のエースであるパク・チュヨンに頭で叩き込まれてしまう。失点場面はしっかりとついていた柳楽を振り切ったパク・チュヨンを褒めるべきだと思うが、それにいたるまでの押し込まれ具合はひどいものだった。このメンバーでほとんど試合をしたことがないせいか、手探り感丸出し。韓国の縦へ早い攻撃を遅らせることすらできずに、ただただサンドバッグのように叩かれ続け、よく一失点で済んだという内容。キーパーの松井が好セーブを見せなければ、何点取られたかわからない。攻撃も意図はまったく見えず、中盤をすっ飛ばしてカレンに上げるのだが、典型的セカンドトップタイプで上背もそれほどないカレンは当然ボールを納めることはできず、こぼれ球を拾われ続けた。日本は失点後もペースを取り戻すことはできず、そのまま前半は終了。決定機はゼロ。何度か右サイドの水野が突破を見せたが、それも単発で、左サイドに至っては守備をしていただけだった。
その証拠に、後半15分過ぎから、日本は盛り返す。サイドバックを高い位置に上げ、相手にプレッシャーをかけられるようになり、ボールを獲れるようになってくる。また、共通理解が進んだのか、簡単に裏に放り込むのではなく、丁寧にボールをつなぐようになり、中央から谷口、細貝が次々とサイドに展開。こうなると水野の突破力が生きてくる。対面の相手を問題とせず、何度もPAに迫る(その後の判断は理解に苦しむものが多かったが)。そのいい流れから、20分過ぎに、日本は左サイドに展開したボールを上田?がグッドなクロスを上げて、それを韓国のDFが丁寧にゴール隅にヘッドで叩き込んでくれて、同点。ありがとう。そこからはどちらとも言えない展開。日本は前田、乾を投入し、3バックに形を変えて、て何度も決定機を掴むが、韓国もそれと変わらない数のチャンスを作り、どつき合いのまま試合は終了。
評価の難しい試合だった。日本は無惨な前半と可能性の見える後半というジキルとハイドの両面を見せた。前半は確かにひどかった。縦に出る韓国になすすべもなくやられる姿は季節はずれのホラーショーのようだった。しかし、これで個人能力が低い、という安易な結論に陥ってはならない。Jリーグでスタメンを張っている選手が5~6人もいるのだ。能力が低いはずがない。問題はほぼぶっつけ本番の面子で臨まざるを得なかったという状況だろう。イングランドの4-4-2やオランダの4-3-3のように、困ったときに頼ることのできる確固たる「形」があればなんとかなるのだが、日本にそれはない。しかも、選手は若く、システムは試したことのない形。答えはおのずと出てくるだろう。日本は選手それぞれが何をするのかをお互いに理解できず、孤立し、戦うことすらできずに無惨に引き裂かれた。前半の日本はチームではなく、ただただ個人の高い能力だけで守っていただけだった。
後半になって共通理解をができるようになり、ようやくチームの形を取り始めると、選手はその個人能力を存分に発揮した。水野の突破は十分武器になりうるし、短い時間ながらも乾のセンスは光り、谷口は格の違いを見せた。結局、いくら戦術を考えても、その前提となるコミュニケーションが不足していてはどうにもならないという当たり前の結論を得ただけだった。この種のテストは山本人間力大先生がしばしば行ってきたことであり、それが無残にも失敗に終わったことは記憶に新しい。確かにJリーグのシーズン終盤にこんな日程を組んだJFAのあほさ加減もあり、面子選びにも苦労することとは思うが、ただただ反町さんが同じ轍を踏まないことを祈るのみである。
■picture of player 呉章銀
オ・ジャンウンじゃわからねーよ、こっちのほうが馴染み深い。誰かと思ったら、FC東京にいた呉さんなのね。原博美さんに大事に育てられてたと思ったのだが、いつの間にかKリーグに移籍してました。FC東京の頃は、出場してもまだ若いなーという印象しかなかったのだが、韓国帰って焼肉食いまくったのか、頑強な体で次々と日本選手との競り合いに勝っていった。縦に強い典型的な韓国の選手だが、足元もしっかりとしている。パク・チソンまでとは言わないが、活動量の多い選手として、このまま上の代表にも上がってきそう。日本としては警戒すべきことこの上ないが、日本のリーグ育ちの選手がこうやって成長するのはうれしいね。
サウジの男はひげが濃い
代表発表されましたね。
■GK:
川口 能活(磐田)
山岸 範宏(浦和)
西川 周作(大分)
■DF:
三都主 アレサンドロ(浦和)
加地 亮(G大阪)
田中 マルクス 闘莉王(浦和)
駒野 友一(広島)
伊野波雅彦(F東京)
青山 直晃(清水)
■MF:
羽生 直剛(千葉)
中村 憲剛(川崎F)
鈴木 啓太(浦和)
阿部 勇樹(千葉)
野沢 拓也(鹿島)
田中 隼磨(横浜FM)
今野 泰幸(F東京)
山岸 智(千葉)
長谷部 誠(浦和)
本田 圭佑(名古屋)
■FW:
巻 誠一郎(千葉)
我那覇 和樹(川崎F)
高松 大樹(大分)
前田 遼一(磐田)
佐藤 寿人(広島)
外れたのは、二川、山口、播戸、水本、佐藤勇人。
後の3人は怪我のようです。
新顔もちらほらいるので、そうじゃない人も含めて、ちょっと紹介。
■伊野波雅彦
FC東京の今野の正当な後継者。ストッパーもリベロもサイドバックもボランチもできます、という守備のユーティリティな能力溢れる若者でござる。ござる?ジェレミーさんが激賞
していました。まあ、ジェレミーさんは好きだよね、こういう選手。ピッチの広い範囲をカバーし、ボール扱いにも問題はなく、とにかく対人に徹底的に強い。FC東京では天才司令官ガーロによって地獄のマンマーカーとして活躍したこともあるが、そのおかげで日本代表のマンマークベースの守備にも問題はないはず。阿部、今野のバックアッパーだけでなく、それ以上の地位を占める可能性もある。顔は「ゴリポン」とでもあだ名がつきそうな感じなので、ギャルの方々は残念。
■青山直晃
清水の若き壁。以前にもちょっと触れました
。何度も代表に選ばれているのだが、いまだに出場はなし。じいさんは「スピードがないから」と言っていたが、スピードはあります。高さと速さを兼ね備えていて、DFの前に出てカットする能力はA代表でも通用するのじゃないかな。おそらく、じいさんが不安視しているのはその足元。お世辞にもうまいとはいえず、あまり清水の試合を見ていないので、改善されているのかどうかもわからない。このままじゃカンポ=ブランブル路線をまっしぐらということにもなりかねないので、ここらへんでちょっと気合を入れてもらいたい。
■野沢拓也
正直、選出にはちょっとびっくり。確かに小笠原亡き後の鹿島の中盤でいいアクセントをつけているが、最近は少し調子を落としているような感もあったので、うーん、もうちょっと前だったかなぁと。ただ、能力に疑いはない。ボールタッチはかなりの高レベルにあり、ボールをキープでき、更にはフィニッシュに絡む能力も高い。小笠原はゲームメーカー寄りだったが、野沢はどちらかと言えばフィニッシャーに近い位置で変化をつけたり、自ら得点を奪うことが得意。ただ、同じような位置でプレーする二川があまり出られないことを見ても、日本代表の中で居場所を見つけられるかどうかは未知数かな、と。お客様で終わらないように。
■本田圭佑
これは予想できてました。オリンピック代表で一人漂わせる「別格」の雰囲気は、A代表に出しても遜色がない。左足の精度、シュートレンジの広さ、体の強さ、どれをとっても一級品。彼のすごいところはこれほどの能力を持ちながら、走り、戦えること。名古屋入団当初はもっとゲームメーカー然とした選手だったが、フェルフォーセン監督のわけわからん戦術によって、左サイドバックやウイングをやらされたことで、仕事の幅が増えた。三ちゃんに取って代わることのできる存在には十分なりうる。あと、中田英寿を思い出させるようなふてぶてしさもいいね。
■高松大樹
大分を名実ともに牽引する大黒柱。体が大きくてキープがうまく、特筆すべきはそのゴールセンス。足でも頭でも点が取れ、往年のアジアの大砲・高木琢也を思い出させる。正直、最近結果を残せていない巻への発奮材料的な面もあるだろう。しかし、高松はそんなことにかまう必要はない。ゴールセンス、ポストプレイは確実に現時点で巻より上。また、中堅大分のチームリーダーとしての自覚もある。巻の当て馬で終わるような男じゃない。巻・我那覇と激しくポジションを争って欲しい。
■前田遼一
磐田のエースで特異な能力を持つストライカー。グラウンダーのパスを多用していた以前の磐田の中にあっては、彼がしっかりと足元に収めてさばくというタスクが重要視され、それほど大柄ではないのだが、ポストプレイの非常にうまい選手として成長した。後ろからのグラウンダーパスを収めるという技術に関しては、おそらく日本で一番。正直言って、日本が世界と戦うのに高さを求めても意味がないと思うので、前田のようなタイプにボールを預けて展開するパターンはしっくりくる可能性は高い。得点はもうちょっとがつがつ言ってもいいんじゃないかな。
今までオシムさんは公式戦ということもあって、あんまり新顔は使わなかった。
でも、もう本戦出場も決まったし、そろそろいいんじゃないかな。
予想はこんな感じで。
高松
山岸 前田
本田 鈴木 中村 加地
阿部 伊野波
トゥーリオ
西川
たーのーしーみー。
アーセナルTVを横目に
ニュースを何件か。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/headlines/20061108-00000035-kyodo_sp-spo.html
ドラクエの抱き合わせでミシシッピ連続殺人事件を買わされたことを思い出した。
まあ、内容がドラクエだったらいいんだけど、いろんなレポを見るとたけしの挑戦状クラスらしいね。
目先の利益ばっかり追いかけてんなぁ。
そんなお金大好きかわぶっちょに最近萌え始めた。
http://www.so-net.ne.jp/FW/fw_news/tools/cgi-bin/view_text.cgi?topic_id=1163055190
この前出られなかった選手にチャンスを与えようという感じでしょうか。
乾はびっくりした。
このメンバーでいくと、
カレン
前田 水野
家長 枝村 谷口 上田(渡辺?)
鎌田 小林
本田
松井
みたいな感じ?(DFは小林と細貝以外よくわからないので適当です)
あー、2軍でもこのメンバーって中盤すげーなぁ。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20061109-00000008-spnavi-spo.html
そんでまあこの人はとても元気、と。笑
何か問題を起こしたときだけ話題になるというのは、
乱暴に言えばこの人
とそう変わらないんじゃないかと思った。
占い師かよ。
鹿島-千葉(ナビスコカップファイナル)
■鹿島0-2千葉
■短評
やってきましたカップファイナル。いやあ、どのレベルでもカップファイナルってのはいいものですな。試合は緊張感を孕んだ、実にカップファイナルらしい内容となった。
鹿島は伝統のボックス4-4-2。内田がU-19代表、フェルナンドがいないということで、飛車角とまでは言わないが、若干落ちる。キーパーはアゴの人、DFは右から新井場、大岩、岩政、ファビオ・サントス。中盤の底に増田とゴリ青木、オフェンシブに野沢と深井、2トップは柳沢&アレックス・ミネイロ。対する千葉もストヤノフ・クルプニコドコベータビッチを欠き、キーパーは岡島、3バックは水本、中島、斉藤、中盤が阿部、佐藤、はにゅ~、右に水野、左に山岸、2トップがハースとTHE“人柱”巻。
序盤は潰し合いから始まる。両チームとも気合の入った出足の鋭さで、起点を潰していき、用意にPA内には進入させない。特に2トップへのマークは厳しく、巻は岩政の肉弾守備に難儀し、ミネイロは水本のすっぽんマークに大分手を焼いていた感じ。また中盤の集散も素早く、起点となるべきセンターハーフも中々ゲームを組み立てることができない。それでも前半は千葉ペースだったか。阿部&佐藤は明確に青木&増田よりも経験で勝っており、彼らから展開されたボールを最前線のゲームメーカー・ハースが若干加齢臭漂うキープにつなげていた。千葉はそこから、両サイドの山岸、水野が再三に渡って突破。両翼が上がることで、新井場、ファビオサントスの上がりを抑えた。特に水野の出来は素晴らしく、対角の山岸と新井場が互角だったのに比べて、ファビオ・サントスに対してはほぼ完勝だった。しかし、押し気味だった千葉に25分過ぎにアクシデント。攻撃でいいタメを見せていたハースが負傷で坂本と交代。坂本を左アウトサイドに入れ、山岸を上げる。だが、ウイングの山岸にハースと同じ仕事を期待しても詮無く、攻撃が単調になっていき、千葉はつかみかけていたペースを失ってしまう。ただし、鹿島にもそれでペースを持ってくるほどの力はない。特に柳沢とアレックス・ミネイロの2トップの動きが質・量ともに悪く、攻撃面で千葉を脅かすことはなかった。鹿島が決定機を作り出したのはわずかで、千葉も巻、山岸の決定的場面はあったが決めきれず、攻撃での驚きよりも守備の集中力が光った前半だった。
後半は立ち上がりから完全に鹿島ペース。ハーフタイムにアウトゥオリ監督にヤキを入れられたのか、出足鋭く千葉の攻撃を遮断し、野沢、深井の二人を中心に攻撃を仕掛ける。また、彼らのキープから前半は寝ていた新井場とファビオ・サントスが再三前へと出てきて、攻撃のリズムが作れるようになる。特に深井の細かいドリブルは千葉にとって相当厄介で、阿部がなんとか外に押し出すことで対処はしていたが、この日の鹿島で最も危険な男は間違いなく深井だった。ただ、この20分弱の攻勢の中で得点が取れなかったのは、そのまま結果となって鹿島に跳ね返ってきた。2トップが明らかに調子が悪かったのが痛かった。アレックス・ミネイロはシュートの感覚を失っていたが、それでもキープなどで貢献できたが、柳沢の出来は酷いものだった。シュートへの積極性がないのは今に始まったことではないが、そこに持ってくまでの動きも数えるほど。武器となるべき動き出しの早さや継続性は失われており、時折いい動きをしてもパサーとの呼吸は全く合わず。明らかな体調不良、キレのなさ。ドイツでの絶望が最も影響しているのは、もしかしたら彼かもしれない。結局、この2トップのブレーキもあり、無得点。鹿島は終始押してはいたが、中島・阿部を中心とする守備を崩すまでにはいたらず、決定的なミドルシュートもキーパーの岡島にはじき出されては、なすすべなし。決定機を逃し続けているうちに、運動量が落ちたこともあり、試合はノーガードのカウンター合戦へ、わっしょいわっしょい。お互いに横っ面張り合った時間帯だったが、その鋭さは千葉が上だった。阿部が自陣PA近くでカットしたボールを預けてそのまま上がりシュートまで持っていったシーン、水野が長い距離を走ってシュートを吹かしたシーン、坂本の危険なクロスに巻が飛び込んだシーンなど危険な場面満載。最後には大きなサイドチェンジから水野が持込み、右のアウトサイドで逆サイドのネットを揺らす、まさにゴラッソを叩き込んで、千葉が先制。その数分後には、この試合をコントロールし続けていた阿部が、CKから得意のヘッドを叩き込んでダメ押し。千葉が昨年に続く連覇を成し遂げた。
千葉はここ一番の集中力で臨んだ試合での強さを遺憾なく発揮した。以前にも述べたとおり、オシム戦術は短期集中型。ハマった試合では、無類の強さを発揮する。どの選手も前後半を通じてよく戦ったが、押し込まれた時間でもあわてず、決勝点を導き出した選手の強さは賞賛に値する。特に阿部の守備、試合に対する責任感は素晴らしく、まぎれもないこのチームのキャプテンだった。今後の課題としては、これをリーグ戦でコンスタントに出せるようになることができるかどうか、というところだろう。チームのスタイル的には難しいことこの上ないのだが、そこはほれ、賞金で一億円ももらったわけだし、これで優秀な選手を引っ張ってくるなり、よくわからない錠剤で疲れない体を作るなり…(ダメ、絶対!)
鹿島は苦しい。選手個々の能力は高いのだが、試合を決めるべき選手がおらず、バイプレーヤーばかりになっている。大黒柱だった満男ちゃんがいなくなった穴は大きく、増田や野沢も頑張ってはいるのだが、まだ彼がいた頃のチームのレベルには追いついていない。また2トップの老朽化も激しく、彼らの代わりになるような選手もいないのが現状である。この状況では、確かにアウトゥオリ監督の遅めの采配にも疑問符はついたが、フェルナンドがいない中では打つ手も限られていたか。以前に見せていた脅威の粘り腰は見る影もなく、再建にはまだまだ時間がかかるだろう。そのためにもアウトゥオリ監督には是が非でも残留してもらうことが必要だろう。1年やってガラガラポンでは、チームの発展など望むべくもない。田代、野沢、増田、内田など若い素材は揃っている。我慢我慢。
■picture of player 水野晃樹
この試合のMOMに選ばれた、千葉の突撃隊長。日本人には珍しくボールを持ったらまず抜きに行くことを考える、若き人間魚雷。この試合でもその勝率はすさまじく、対面のファビオ・サントスを圧倒。技術的な面でも、抜ききらないうちにクロスを上げれる、日本では稀有な技術の持ち主。さらに、そのクロスは鋭く、精度がある。また、セットプレーから、この日も1アシスト。時にエゴイスティック過ぎて空回りすることも多々あるが、彼を止めきれる人間が今のJリーグではほとんどいないことも事実。前のワールドユースでは平山を「あのでかいの」扱いするなど、わけのわからない攻撃的姿勢をモットーとしている。今後も勝負の姿勢を継続していけば、日本のサイドアタッカーとして君臨できるかもしれない。課題はプレー選択とフィジカルの強化か。顔も優男なため、点入れた後にアマルと抱きついていた場面は、アマルが生粋の悪人顔のため、クロロホルムかがされているようにしか思えなかった。しかし、こいつでさえオリンピック代表では出られないんだから、ほんと層厚いと思うよ、あの中盤は。
お前らは脳みその代わりに大麻でも詰めとけ
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20061030-00000023-spnavi-spo.html
組織の会長になるためには、職席と引き換えに脳みそをサッカーの神様に捧げなければならないのだっ…!
おそらく…栄えある我らがキャプテン様も…栄光と引き換えに…おいたわしやっ!
とでも思わなければやってられないほど、あほっぽいです。
ていうか、あんた満足してるやん 。
めっちゃ全肯定してるやん。
やっぱすっきゃねん。
なんか秘密の暗号とかなんでしょうか。
会長職だけにしかわからないメッセージを伝えるための、そう、たとえば会長をローマ字に直し「KAITYOU」となり、それを組みなおすと「TAKI YOU」、さらにそれから意味不明の「TAKI」を取り除いて「MONEY」を追加すると…
,.ィ , - 、._ 、
. ,イ/ l/  ̄ ̄`ヽ!__
ト/ |' { `ヽ. ,ヘ
N│ ヽ. ` ヽ /ヽ / ∨
N.ヽ.ヽ、 , } l\/ `′
. ヽヽ.\ ,.ィイハ | _|
ヾニー __ _ -=_彡ソノ u_\ヽ、 | \
.  ゙̄r=<‐モミ、ニr;==ェ;ュ<_ゞ-=7´ヽ > 「MONEY YOU」
. l  ̄リーh ` ー‐‐' l‐''´冫)'./ ∠__ つまり
゙iー- イ'__ ヽ、..___ノ トr‐' / 文法の間違った英語なんだよ!!
l `___,.、 u ./│ /_
. ヽ. }z‐r--| / ト, | ,、
>、`ー-- ' ./ / |ヽ l/ ヽ ,ヘ
_,./| ヽ`ー--‐ _´.. ‐''´ ./ \、 \/ ヽ/
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面白いから会長さんはどんどんはっちゃけちゃってください。
あ、弾幕は出しますよ。ええ。
日本-北朝鮮(アジアユースグループリーグ第1節)
■日本2-0北朝鮮
■短評
何の意味があるのかU21ワールドカップに名前を変えた旧ワールドユースの出場権を賭けた、アジアユース。緒戦は難しいピッチコンディションながらも、危なげない試合だった。
この年代の選手を見るのはほとんど初めて。プレーをわずかでも見たことがあるのは、福元、柏木、田中“十万馬力”亜土夢、森島、内田、梅崎、ハーフナーくらいだろうか。しかし、おそらく攻撃の核になるであろうA代表経験者の梅崎はベンチ。体調が悪いのか?和製アンリとか呼ばれてる伊藤も欠場。先発フォーメーションはボックス気味の4-4-2で、DFが左から槙野、堤、福元、内田、MFが底に柏木と青山、オフェンシブに左に十万馬力、右に山本、2トップがビッグ森島とお前は誰だの河原くん。対する北朝鮮はクラシカルな4-4-2。試合会場は何の因果か、A代表犬乱入停電祭のバンガロール。
A代表が苦しんだのと同じように、前半序盤は劣悪なピッチ状態に苦しむ。おそらく一枚も二枚も北朝鮮より上であろう足元の技術を発揮することができず、パスがつながらず、ボールの落ち着きどころが全くない。中盤センターで散らす役目を果たすはずの青山、柏木がうまくボールを動かすことができず、DFからのロングボールが多い。しかし、単調なロングボールは身体能力だけはすさまじい北朝鮮の壁に跳ね返され続ける。風向きが変わったのは前半10分ほどの山本のミドルシュートくらいからか。徐々にピッチに慣れた日本がボールをつなぐことができるようになり、2トップにボールが入り始める。それを落とした所から、サイドバックのオーバーラップ、中盤センターの攻撃参加などを引き出せるようになる。そのいい流れの中から、35分くらいに河原が目の覚めるようなミドルシュートをゴール右に突き刺して日本が先制、お前誰だとか言ってごめん。河原はその他にも積極的にシュートを狙うなど、いい動きだった。前半はそのまま危なげなく終了。北朝鮮の攻撃にはほとんど見るべきものはなかった。
後半も日本のペース。ビッグ森島のヘディングは高さに自信を持つ北朝鮮も手を焼いてるようで、彼のポストプレイを基点に日本は何度かチャンスを作る。また、山本が一人次元の違う技術レベルで攻撃の中心として機能していた。だが、後半20分を超えるあたりから極端に運動量が落ち、クリアするばかりでボールがつながらず、日本はやや劣勢になる。森島に代えてザ・ポートボール・ハーフナーを入れたことも悪手か。これによって放り込みが逆に増えてしまった。一点リードしていることで無理攻めをする必要もなく、落ち着いてボールを回せばいいのだが、A代表でもなかなかできないことをこの年代に要求しても難しいか。もちろん、それには悪いピッチ状況も当然影響している。その後、北朝鮮のペースダウンもあって、30分過ぎにやや落ち着きを取り戻した日本が、ロビングのパスに後方から飛び出した柏木がハンド気味のトラップから叩きこんでとどめ。後はFWに青木を投入し、日本が緒戦を危なげなくクローズした。
勝つことには勝ったが、日本は力を出し切ったとは言いがたい。守備の組織はなかなかによくできていた。横から見たら磐田の前田遼一そっくりな福元を中心としたDFラインは固く、MFもボールへの寄せが早い。彼らのすばやい集散にフィジカルな北朝鮮はほとんどチャンスを作れなかった。ただ、北朝鮮が脳みそ筋肉状態で、サイドに開いたらとにかく中に放り込むという30年前のイングランドサッカーみたいなことしかできなかったので、あまり参考にならないかもしれない。この後、イランや韓国などの技術レベルの高いチームとやったときに、真価が試される。また、安定した守備に反して、攻撃は全くと言っていいほど、共通の理解が見られなかった。ピッチ状態が悪かったこと、梅崎がいなかったことなどエクスキューズはいくつかあるが、サイドバックも含めた後方の選手の追い越しというオプションがなかなか見ることができなかった。これがピッチ状態がよくなり、梅崎や伊藤などのキープ力のある選手が入ってくれば変わるのか、そもそもこのチームはそういう仕様なのか。もし後者だった場合、A代表から一貫するムービングフットボールの潮流にこの世代だけ取り残されることになり、小さな問題では済ませることはできないだろう。
ともあれ、緒戦を取ったことで、決勝トーナメントに近付いたことは確か。次戦のタジキスタンがどういったチームなのかさっぱりわからないが、最終戦に控える強敵イランを前にグループリーグ突破を決めたいところだ。この世代でワールドユースに出られないのは、後々の育成において致命的な経験不足となりかねないので、是非とも出場権を獲得してほしいとともに、アジアのサッカーを散々に味わって、いい経験をしてもらいたいものだ。
■picture of player 森島康仁
前線でジャンプばっかしてた通称“デカモリシ”。恵まれた体格を生かして競り合いで勝っていたが、ある選手と重なってしょうがなかった。なんだか気の抜けたような表情、少ない運動量、妙なゴールセンス…思い出した選手は田原豊。彼も類まれなる身体能力を持っていたが、とにかく練習してねーってのが素人目に見ても伝わってきた、「いずれ本格派に」ストライカーの先駆者。この前京都で見たら、後半途中から出て、最後には疲れてました。なんじゃそりゃ。デカモリシ君も体格におぼれることなく、走り回ってください。世界に出たら普通なんだから、その体格。ゴールセンスは巻なんかよりずっとあると思うので、あれくらい走り回ればすごい選手になれるかも。
監督交代を成績という観点から見る
たまにはまじめなのも書かねば。(普段は真面目じゃ以下略)
J1、J2が大詰めを迎え、優勝・昇格・降格争いが白熱している。
しかし、それとは別に今年特に目立ったのは、シーズン中の監督交代だった。
今シーズン、J1ではC大阪、京都、福岡、広島、千葉、磐田、FC東京、横浜FM、J2では横浜FC、湘南、徳島、神戸で実に13チームもの監督が交代している。
これほど多くの監督が代わったシーズンは初めてだろう。
とかく、成績が悪いと監督を交代したがるわけで、また実際にこれだけの人が代わっているわけだが、これに関して前々から疑問だった点がある。
それは「はたして、シーズン中の監督交代は効果があるのだろうか?」というものだ。
スポンサーからのプレッシャーや、親会社の意向、サポーターのバス囲みなどにより、やむを得ず、という場合も多いようだが、さて、この監督交代、どれほど成績に効果があるのだろうか?
まず、監督交代がどういう場合に行われるのかを見てみよう。
そのパターンを類型化すると、大きく2つのタイプに分けられるだろう。
1.成績以外の事情による交代
今年の中では、神戸のバクスター監督と千葉のオシム監督が当たるだろう。
ともに、家族の健康問題、代表監督への就任と、やむにやまれぬ事情があって、チームを離れるケースである。
この場合、成績不振が原因ではないため、チームの骨格は維持されることが多い。
ただ、表向きの理由が「健康のため」などであっても、実質的にはクラブ会長などとの確執が原因であるときはこの限りではない。
しかし、どちらにしても絶対数は少なく、レアケース。
2.成績不振による交代
ほとんどの監督交代はこちらだろう。
上の2チームを除いた残りすべてのチームが、大なり小なりこの理由で監督が交代している(横浜FCは微妙だが)。
これは勝利を目指すという至上命題があるサッカークラブでは、ある意味やむを得ない交代理由だ。
「勝てない」という理由があるから、交代もしやすい。
このケースでは、チームの骨格は残る場合もあるし、ばらばらになるケースもある。
そこらへんはチームの作り方、後任人事、シーズンの残り期間など、様々な要因が絡んでくるので、詳細に分析し切ることは不可能だろう。
そのため、ここではさらに以下の3つに大雑把に分けてみることだけにする。
2-a.チームの方向性が見えない
これに該当するのは、磐田、横浜FCなどだろうか。
成績はそれほど悪くない、もしくはまだ序盤で余裕があるケースがほとんど。
2-b.ショック療法
横浜FMなどがこの代表例か。
マンネリなどにより、チームに停滞感が漂う場合には、成績がそれほど落ちていないにもかかわらず、監督が交代する場合がある。
2-c.成績が悪すぎてどうにもならないむしろ死にたい
解任の場合、これが一番多いのではないだろうか。典型例は京都。
チームの方向性もわかるし、停滞してもいないのだけれど、どうにも結果が出ない場合の最終手段として使われる。
大体の場合、苦渋の決断となるか、ほとんどやけっぱちであることが多い。
上記のように、大体3つくらいに分類されると思うのだが、理由がどれか一つだけという場合はありえない。
ほとんどの場合は2-a.、2-b.、2-c.という要因が複合的に絡まりあっている。
たとえばC大阪は、成績も悪かったし、ショック療法という面もあっただろう。
各チームが置かれた状況によって、その色合いが変わってくる、ということを理解してもらえればよい。
さて、本題である。
冒頭に記したとおり、今回のテーマは「はたして監督交代が効果があるかどうか?」である。
わかりやすい指標の一つとして「監督が代わる前と後の成績」を見てみよう。
以下の図を見ていただきたい。
監督交代以前と以後の成績を比較したものである。
*参考としてJ1首位の浦和のデータを入れている。
1試合の平均勝点が交代前より上回っているものは黄色、交代後より下回っているものもしくはほとんど同じものはグレーとしている。
じじいをカピタンに強奪された千葉や、娘さんの健康状態を理由に交代した神戸など、成績以外の理由で監督を奪われたチームはやはり成績がダウンもしくは停滞していることが、興味深い。
やはり、フットボールチームは突然の変化には耐えられないのだ。
さらに、ダメダメだった印象のガーロ監督時代よりも成績が下がっているFC東京、明らかに負けが込んでいるように見えた福岡が微増しているのも、意外な点だった。
そのほかは、一見、成績が上向いているチームが多いように見える。
しかし、横浜FCは交代前がたった1試合(笑)であり、また、徳島・京都は試合数が少なすぎて参考にならない。
そうなると、確実に成績が上向いているのは、C大阪、広島、磐田、後は試合数が微妙だが、横浜FMの4チームとなる。
ただし、それも微増がほとんど。
その中でも目覚しい成果を出しているのは広島だけだろうか。
他のチームは、もし前の監督がそのまま続けていれば、同じような成績を達成できたかもしれない。
結果が出ているのが13チーム中4チーム、しかも目に見えて成績が上がったのは1チームだけというのは、随分と割の悪いギャンブルではないだろうか。
もちろん、監督交代の目的は成績向上だけではない。
若返りやチームの再編、目に見えない部分での変化も起きているだろう。
内容的に向上しているけど結果がついてこない、という場合もあるに違いない。
それが来季以降の成績につながっていくのだろうし、実際に、広島、磐田、千葉、横浜FMなどは、若手の登用や戦術上の冒険など、意欲的な仕事をやっていると思う。
特に、チームの大規模な再編を行いながら、成績も目に見えて向上させるという、両立しがたい仕事を同時にこなしているペトロヴィッチ監督は賞賛に値する。
しかし、裏を返せば、それくらい優秀な監督を引っ張ってこれなければ、監督交代は短期的な成績の改善には効果がほとんどない、ということになる。
特に、追い詰められてからのぎりぎりの選択になってからでは、ほとんどの場合が手遅れ。
まがりなりにもシーズン前にキャンプを張って作り上げてきたものは、想像以上に大きいのだ。
その一方で、監督を交代しないということ選択も逆の意味でギャンブルなのだが、もしチーム状況を劇的に変える公算がなければ、単なる金の無駄になる可能性は高い。
成績が悪くても、単にチームの実力がその程度、ということが往々にしてあるからだ。
結局、勝てなければ監督が批判されるわけだが、そこで安易に監督を交代をすることは、一瞬のカタルシスは得られるかもしれないが、目に見える結果をもたらすものではないと、肝に銘じなければならない。
要するに、長期的なプランをしっかりと作れる頭がクラブの幹部には必要だっていう、当たり前の結論。
■クラブ幹部に送る監督交代チェックシート■
1.ギャンブルであることを理解していますか?
2.交代によって目指すべき明確な目標はありますか?
3.前監督のどこが悪く、今後どう改善すべきなのか言えますか?
4.新しい監督は優秀ですか?戦術的な目標がはっきりとし、短期間でチームをまとめ、チームに勝利をもたらすことができますか?
5.安易にコーチを昇格させようとしていませんか?
6.監督交代によるデメリットを3つあげることができますか?
7.来季以降にきちんとした構想を持っていますか?
8.サポーターのバス囲みにびびってませんか?
9.成績は短期的に悪化する可能性が高いですが、我慢できますか?
10.自分のところだけは大丈夫と思っていませんか?
ちなみに、これはある監督の就任前と就任後の成績。
これくらいの監督ならもろ手を挙げて大歓迎だけど、宝くじ並の運が必要かもね。

