復活デザイナー日記!
Red Spoon
むかしデザイナーと印刷した名刺を持っていたけれど、結婚・子育て期間中現場を離れること十年あまり。いまDTPオペレーターとしてじわじわ復活中。MACは日進月歩の勢いで進化したのでなんとか十年を取り戻そうともがいています。一方デザインの方は、むかしより楽しめている感触です。トシノコウ?
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太宰治と手書きの表札

ほんとうに久しぶりになってしまいました。
春ですね。日が長くなりました。
お役所と一緒で、年度末に受注が集中する業界、四月に入るとあの忙しさがうそのようにゆったりとした仕事のペースになっています。平日にすこし余裕ができると休日には「ちょっとどこかに行こうかな」という気になります。
先日は子どもと二人で三鷹から吉祥寺へ行ってきました。「吾輩は猫である」にはまって何度も繰り返し読んでいる娘、明治大正昭和初期のちょっとノスタルジックな気分に浸りたいのだとか。
三鷹駅で降りて静かな住宅街を少し歩くと、どこかで味わったような、そう京都の御所の脇を歩いているような懐かしい雰囲気。「なんかここ、いいね~」といいながら、太宰治文学サロンへ。
そこは太宰治がよく行っていた酒屋さんの跡地だそうで、実際に家の玄関に打ちつけられていた手書きの表札などが展示されていて、私の中では名前とひとつふたつの小説しか知らなかった人物が、ああ確かにこのあたりに住んで活動していたんだという実感がわき、なんだか知り合いになったような気分のところへ
サロンの人が地図を指しながら、6月13日に玉川上水のこのあたりから飛びこみ、19日にこのあたりで発見されました、などと説明をしてくださって、急に背筋が寒くなりました。あとで、その場所を見に行きました。今は細い静かな川ですが、当時は人食い川と呼ばれるほど水量も多く、落ちたら絶対助からない川だったそうです。
そのあと上水沿いに少し歩き、山本有三邸へ。こちらは小ぶりながら立派な洋館で、暖炉や、バルコニーにつながる光がさんさんと入る小部屋など素晴らしかったです。(路傍の石はとことん貧しい主人公だったのに、作者はずいぶんお金持だったようです)
ですが、さっき見た手書きの表札(お菓子が入っていた木箱のふたに書いたということです)が頭から離れなくて、戦争中の数年間、太宰治と山本有三はかなりご近所さんだったはずなのに特に交流もなかった、というのがわかる気がして、お金持ちの先生のお屋敷の方は、そんなに魅かれるものがないなあ・・などと思いました。いえ、太宰治が貧しかったのかどうか知りませんが。
そうそう、先日はパートナーと二人で、「貧困と自殺」を考える会に行ってきました。どうすれば貧困による自殺を防ぐことができるか、なにかできることはないか考える会です。冬は雨宮かりんさんの本ばっかり読んでいましたし、お金はなくともリアルに生きていることに、興味津津のこの頃です。
ペタしてね

出稿のとき


いよいよヘアローションを出稿します。

会社の仕事ではなくて、個人的にお手伝いしている仕事で、コンセプトからイラストから思いっきり関われて楽しかった!


いい印刷物になって帰ってきてください。


出稿のときはいつも感慨深い気持ちになります。



ペタしてね

アジヲシメテイマス

どうもご無沙汰ばかりですみません。
(って誰に言っているのか不明なのがブログですよね)


最近、仕事の方がMAXに忙しく、細かい仕事なので常に神経をとがらせつつ、一方で精神的活動はなんだか眠っているような変なバランスです。とうぜん家事もほとんどできなくて家族に助けてもらいながらなんとかやっている感じです。


家事ばっかりで社会的なつながりのほとんどなかった専業主婦時代は、働くことで社会とつながれない焦りから、「外で働くことだけできて生きられればいいのにな」なんて思ったりもしました。が、それをちょびっと手に入れると、今度はそれだけでは苦しいということも少しわかってきました。


仕事もやりつつ家事もやる。でもやらなければいけないから、じゃなくて、精神的に必要だから、とそんな風に思えてきた今日この頃です。


さて、このところDTPで自分なりにアレンジしているのが、レイアウトソフトの活用です。ページものの少ない仕事なので基本的にIllustratorを使いつつ、レイアウトソフトも必要に応じて取り入れるともっともっと作業が簡単になるような気がして、楽しみながら取り入れようとしているところ。


たとえば、A3二折りとかでトンボ付きで作成しているものを、お客さんのプリンタの都合でA4仕上がりサイズで二枚に分けてPDFを作って校正に出す、なんてときに、InDesignやOS9ならPageMakerで軽く面付けしておけば、たび重なる校正にもリンク更新だけで楽々対応できます。


サーバーを見れば先輩たちが色々と途中で時短工夫をしている跡が見つかります。これまで、「このデータは何のため?」という存在だったのが、今では頭の中に豆電球がともったように、ああ、なるほど!と、アジヲシメタ私を喜ばせてくれます。


同じ印刷物を作るのでも作り方はいろいろ。
ほんとにやり方はいろいろあるんだなあと思います。
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