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大学1年の時、バンドメンバーのキーボードのY子の事が気になっていた。

Y子も私に好意を抱いてくれていた。

しかし、私達は付き合う事は無かった。

私の人生の中で最大級のインパクトを与えてくれた先輩がY子の事が好きだったのです。

私は悩んだあげく、Y子に先輩と付き合う事を奨めた、その理由は先輩は思慮深く、問題意識も強く実行力ある。

悩み、フラフラしている私とは物が違うよと言いました。

自分の感情とは反対の事を言っていました。

でも、これが先輩にとってもY子にとっても良いことだと判断したのです。

しかし、結果は最悪になったのです。

Y子からは「あほ犬は悪魔だ!私の気持ちも、自分の気持ちも分かっていて先輩と付き合う事を奨めるのね、じゃあそうします。」と言われました。

先輩からは「夏目漱石の(こころ)だね」と笑われてしまいました。

浅はかな考えで、大切な人を同時に二人も無くしてしまいました。

自分の感情に素直である事は悪い事ではない。

先輩の関係を切りたく無いと、要らぬ気を回した事が二人を傷つけてしまったのです。


私には熱き心を持つ同士が二人います。

H氏は自分の築き上げた事業と資産を、自分について来てくれた従業員2人に全て渡す覚悟でいました。

彼は16歳で子供が出来、中学卒業から働きはじめ、一代で財をなしました。

口数の少ない人なので、彼の思いは伝わり難いのですが、言ったことは必ず守る人です。

リーマンショックで景気が悪化した時に、ボーナスカットを1回した事で、彼について行くと誓った従業員が辞めてしまいました。

R氏は母親が不倫のあげく借金を重ね、離婚をされたのですが、母親の借金を返すのと、妹の学費を稼ぐために高校を中退して働き始めました。

事業を始めても、他の事業所では使い物にならない様な子を採用していました。
その理由は人の能力はそう変わるものでは無い。結局は使う側の姿勢の問題なのだと言っていました。

その様な子を一人前にしてあげたいのだと。

彼の従業員も、彼の思いが伝わらず、仕事の厳しさを伝える最中についていけずに辞めてしまいました。

この2人とは価値観が共有出来るものと思い、出来る限りの支援をしました。

奇しくも、この2人が同じ言葉を発しました。

「人に対する思いや行動(何かをしてあげたとか)は詰まる所、自己満足(マスターベイション)だった。」

彼らの言ったことは、その通りかも知れません。

私自身も無力感を覚える事があるからです。

でもこの事が真実ならあまりにも淋しい結末なのです。

私たちはバカなのかも知れないのですが、3人でバカを貫き通したいのです。


バカの思いが真実になる様に。
兄貴の様なG氏と飲みに行くと、大概トラブルに巻き込まれてしまいます。

4年程前でしょうか、新規開拓と言う事で初めて入るラウンジに行きました。

先客に60代の男性が居ました。

この人が女の子にセクハラ攻撃を掛けまくりで、ママが注意しても止めません。

まだ2杯も飲んでなかったのですが、雰囲気が悪くなったので、店を変えようと言いました。

G氏は冷たい眼差しを向けた後、60歳男性のいる席に灰皿を投げました。

「オッサン!女の子が嫌がってんのに何しとんじゃ!」と言って席に駆け寄りました。

「店でケンカしんといて」とママが言うので、仲裁に入るのですが、3人が揉み合いとなり、テーブルの上のグラスは割れるわ、ボトルはひっくり返るわで。


最後はお代は要らないから、二度と店に来ないでと、3人が出入り禁止になりました。

G氏が「あほ犬3万出せ、俺はは2万出す」と言って5万円を店に置いて出ました。

「何でお前の方がたくさん払わなあかんか解るか?お前は意気地無しやからや!」

「困ってる人がいても見て見ぬ振りで、店を出ようとしたやろ。」

「例えば、女の子がレイプされていても、お前は見て見ぬ振り、そして家に帰ってから、助けてあげたらと後悔するんやろ!ずっと後悔しとけ!」と言われました。

店の顧客管理と危機対応が出来ていないと思いつつも、何故か胸に突き刺さる言葉でした。

G氏とは他にも色々とあるのですが、この件は自分の戒めとしているのです。