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1980年にジェネシスのピーター カブリエルの曲でスティーブ ビコを知りました。


南アフリカがアパルトヘイト政策をとっていた時代に、医学生でありながら学生・市民を巻き込み黒人の開放運動に尽力した人です。

投獄・釈放を繰り返し、影響力の大きさから最後は拷問による非業の死を遂げました。


その当時、良識のある人達は彼を見続け・見守って来たのですが力が及ばなかったようです。


いま、中国では陳 光誠が一人っ子政策による人権蹂躙に抗議し当局に監禁拘束されていた事は周知の通りです。


アメリカが陳氏の身柄を確保した事で少しほっとした矢先、陳氏が中国に残るという何とも不可思議な政治決着で事の収拾が図られようとしています。


米中は政治・人権問題では対立するも、経済では深い結び付きがあるので、陳氏の問題は早急に解決が望まれる事情があるのでしょうが、いま行われようとしている茶番を看過して良いのでしょうか?


公平・正義の声を上げた者が潰され、切り捨てられる世界は空恐ろしいものです。


大きな力の前では無力を感じる事もありますが、勇気を持って声を上げ続けなければ、事態は悪化する事はあっても、良くなる事はありません。


この勇気ある人を私達は見捨てはいけないのです。

シラケてはダメです。
良心の代弁者なのです。


スティーブ ビコのように獄死させてはいけません。
みんなの目を、世界の目を彼に向けなければなりません。
人生の中で価値観を共有できる友達に出会えるのは、ごく稀な事だと思います。

書物にはその人の主義・主張・信条・哲学などが書き込まれているので、本を通してその人を知る事ができます。


本屋に行って自分の価値観に合う書物を手にすれば、捜し求めていた友達に出会う事だと思うのです。


その逆も真なりで、自分と真逆の考え方をする人間と現実に関わってしまうと大変な事になりますが、書物ではその人に接する事無く、考え方を知る事ができます。


平凡な私達は表現者でもないし、哲学者でもないので、自分の考えている事をうまく表現できません。


偉大な先人は私達が思い悩んでいる事の回答を既に用意してくれているものです。「そう、私の言いたかった事・思っていた事はこう言う事なんだよ。」


然しながら、ドイツの哲学者ショウペンハウエルは「読書とは他人にものを考えてもらう事である。一日を多読に費やす勤勉な人間は、次第に自分でものを考える力を失ってゆく。」


彼の辛辣なアフォリズムは真実を突くもので、反論の余地も無いのですが、要点はこの様な事かと考えます。


まず自分で物事をよく考える。
自分の主義・主張・信条・哲学などをまとめる。
その後偉大な先人の知恵を借りて、自分の考えを確かなものにする。


最初から友達に寄りかかって、問題を解決してもらっていると、自分の力がつかないという事なんでしょうね。

でも、私は様々な本を乱読してしまっています。
落ち込んだ時や、やりきれなくなった時に、話を聞いてもらう先輩(友人)がいます。


長引く景気の低迷で、業況が悪化しているそうで、人の相談事に構ってられない。

こちらの精神状態の方が悪いんだ。
と、荒れていました。


彼も私も最悪のケースを想定して、物事を進めていくタイプなので、少々の事があっても、大コケはしない筈です。


彼の話を聞いていたら、自分の理想と現実の間に乖離が生じてきて、それを埋め合わせていく時間が無くなって来ている事への焦りみたいでした。


人生を半分以上過ごしてしまうと、今まで何をしてきたんだとか、残り少なくなった人生をいかに使っていくのか?充実させるのか?など考えてしまいます。


自分自身の理想像のハードルを高くし過ぎると、超えられない時に自己嫌悪に陥ってしまいます。


ハードルを超えられた時は、自分をほめてあげて、だめだった時は、そんな自分も責めずに好きになってあげれば良いと思うのです。

草間 弥生さん(おばあちゃんの前衛芸術家)が言っているように生きるのも、生きていく知恵だと思います。

I LIKE MYSELF

わたしって、素敵。