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突然メールが届いて、戸惑ったのですが、嬉しかったです。

25年前に君とは袂を分かって、それきりだけど真理は掴めましたか?


君は世俗にまみれては、自分自身が汚れてしまうと言って、神に仕える為に故郷を離れたよね。

その当時は君の事を現実逃避しただけと思っていました。


僕は人の汚らしさを見るために、今の業界に身を置いたのですが、君は僕の事を憐れむように見ていたよね。

お金が絡むと人の本性が現れると思って、そこに入ったんだよ。


歩んできた道は違ったけど、同じものを探していたんだよね。


君が秘儀・修法を身に付けたと言ってた時、僕は迷いの中で経済的安定しか掴めてなかった。

それから、いろんな人たちと出会い、いろんな世界を覗いて、確たる物も得られたんだよ。


でも、今はまた一巡回って元の位置に戻ってしまったようです。


愚者は同じ道の中で、徘徊するものかもね。

でも、憐れまないでください。大事は成していないけど、ごくごく小さな楔は打ち込んだと思っています。

来るべき日の為にね。

また、いつか会いましょう。

親が子供に残してあげられるのは、名前だけかも知れません。


お金や資産なんて使い切ってしまえば無くなるものです。

君を身篭った時から、君が産まれて来るのを心待ちにしていたんだよ。

字画や命名事典など調べて、母さんと悩みながら一番素敵な名前をつけたんだよ。


いつまでも、いつまでも、君が幸せでいられるようにと願っているんだ。

親の思いを重いと思わないでおくれ。

君がどんな状態になっても、最後まで君を信じているだよ。

君は僕の娘なんだから。
私たち人間は血の入った袋だろうか?

人を慮る気持ちとか、真心とか、愛とか、思想とか…

目には見えないものが一杯詰まっていると思うのです。

人は感情の生き物と言います。

人の情けを感じ取る事ができるので、人としていられるのではないでしょうか?

金銭欲、物欲、名声欲、権力欲など、様々な欲によって、相対する人を血の入った袋の様に、あしらっていないでしょうか?


心を無くしてしまう事、それは人で無くなってしまう事だと思うのです。

以前にも書いたのですが、その生き方は自分を消滅させてしまう、無味乾燥な厳しいものです。

人に対する思いが強くなると、お節介じみてしまうのですが、無関心でいる事の方が罪が深いと思うのです。

夜に輝く星たちが明る過ぎてはいけないのでしょうが、星ひとつ無い暗黒の世界では生きていけないのです。

子供の頃、凧揚げをしてて高くまで揚げた凧が、糸が切れて風にさらわれました。

お父さんに買ってもらった、大切にしていた凧が何処に行ってしまったのかと、悲しくなった事を覚えています。

糸を切られた凧を見てるだけの、悲しい思いはしたく無い、ただそれだけなのです。