■認知症の原因 「炎症」「栄養不足」「毒素」
■アルツハイマー型認知症の原因として
「リコード法」と呼ばれる認知症治療の分野では「炎症」「栄養不足」「毒素」が挙げられます。
認知症治療「リコード法」についてはこちら!!
認知症を引き起こす大きな原因炎症とは、私たちの体にある免疫が、ウイルスや細菌、異物を体の外に出そうとする反応です。口内炎や虫刺されなどで、肌が赤くなるのは炎症による反応になります。それが体全体、脳で長く続くと認知症になるリスクが上がります。
認知症における栄養不足は、脳細胞を再生するために働いてくれるホルモンなどを指します。このホルモンが十分に分泌されないと、減っていく脳細胞に対抗して増えるはずの脳細胞の再生が追いつかなくなり、認知症リスクが上がります。
最後に毒素について、代表的なのはウイルスや細菌がそれにあたります。つまり、炎症の原因となる異物を毒素としています。この毒素に長い期間晒されると、脳の活動に支障をきたし、脳細胞の減少により認知症を引き起こすリスクが上がります。
■認知症と睡眠の関係
では、認知症の三大原因が、どのように睡眠と関係するのかについてご紹介していきます。
・炎症
炎症は私たちの免疫が起こしています。では、その免疫を司るのは一体なんでしょう。それは自律神経です。
■自律神経とは
私たちの意思とは関係なく働く神経のことで、交感神経と副交感神経という自律神経が、生活リズムを整えてくれまます。しかし、日中のストレスや激しい運動によって、自律神経が尖ったままにしておくと免疫が休む事なく活動して、ウイルスや細菌だけではなく、体の組織ごと攻撃してしまい過度の炎症を引き起こしてしまいます。
そこで関係してくるのが睡眠です。私たちは睡眠を取ることによって、自律神経を落ち着かせる事ができます。それによって免疫のバランスを整え、炎症を抑える事ができるのです。
・栄養不足
脳細胞を再生してくれるホルモンも、睡眠と深く関わりがあります。私たちが眠る時に、「成長ホルモン」と呼ばれるホルモンが分泌されます。
成長ホルモンと聞いて、「それは子供の成長に関わるもので、大人の私たちには関係ない」と思われる方もいるかもしれません。しかし、この成長ホルモンは大人である私たちにも、深く関係しているホルモンなのです。
何を隠そう、この成長ホルモンこそが、脳細胞を活性化させ、再生させる立役者なのです!!では、この成長ホルモンを分泌させるにはどうすれば良いのか・・・この成長ホルモンは入眠時より、90分の間に一番多く分泌されます。
ですので、寝つきを良くすることで成長ホルモンの分泌を多くする事ができます。寝る前に、スマホをみたり、運動をしたりすると寝つきは悪くなりますので、脳を刺激したり、体に負荷がかかるようなことを、眠る数時間目に行うことは控えるべきでしょう。
・毒素
アルツハイマー型認知症の方の脳内には、細菌が住み着いている事がほとんどです。一体、彼らはどこから脳に入り込んだのか。多くの場合は、歯茎の傷や隙間から血管を伝って脳に侵入します。これは誰にでも起こりうる現象です。では、脳に入り込んだ細菌を追い出すにはどうすれば良いのか。質の良い睡眠を取ることで解決します!
私たちは睡眠時に、脳の掃除をしています。脳内の組織液、血管から老廃物と一緒に細菌やウイルスなどの異物を洗い出して、脳をきれいに保ちます。しかし、睡眠が上手く取れていないと十分に脳の掃除をする事ができず、老廃物と毒素は脳内に溜まっていきます。そうならないためにも、睡眠の質を上げる事が必要になってきます!!
ー参考書籍ー
認知症の治療についてはこちら!!
睡眠による健康改善はこちら!!
自律神経の悪化によって起こる難病と、その治療法についてはこちら!!