■糖質とは?
■最近注目を集めている「糖質制限」ですが
私たちは「糖質」についてどれだけ理解しているでしょうか?糖質=炭水化物ではありません❌
炭水化物=糖質+食物繊維が正解です⭕️
■食物繊維は
腸内環境を改善し、体内の掃除をしてくれる頼もしい栄養素です。
■食物繊維の詳しいお話はこちら↓
■糖質は
体のエネルギー源となる栄養素ですが過剰にとると肥満・糖尿病・認知症の原因になります!
つまり、同じ炭水化物でも「糖質」「食物繊維」の比率によって、「糖質制限」の対象となる食品が異なるということです。では、どのような食品に「糖質」多く含まれているのか。残念なことに、身近に存在する炭水化物のほとんどが糖質で占められたものばかりになります。
■高糖質な食品群
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白米150g(お茶碗一杯分)
→糖質55.2g -
六枚切りの食パン一枚60g
→糖質26.6g -
ロールパン一つ30g
→糖質14.0g -
ラーメン一杯120g
→糖質64.3g -
ジャガイモ一つ100g
→糖質16.3g
主食として食べられる食事のほとんどに、大量の糖質が含まれていることがわかります。
日本人の平均糖質摂取量は1日300gほどになります。これを多く見るか、少なく見るか・・・ロカボさんの「糖質制限」では毎食の糖質摂取を20〜40gに抑え1日70〜130gを目標としています。
朝食に食パンを一枚。昼食にラーメンを一杯。夕食に白米をお茶碗一杯食べれば、それで糖質量は174.7gに。さらに主菜・副菜・デザートなどを加えれば大体糖質300gに到達してしまいます。それだけ、私たちの食事には多くの「糖質」が含まれていること、糖質制限が難しいと言われている所以です。
■低糖質な食品群
では糖質の少ない食品とはどのような物なのか。キノコ類・魚介類・肉類・卵類・藻類であれば、そのほとんどが低糖質で、高栄養価のものが多く存在します。
特にキノコ類は食物繊維が豊富でお肉や魚に添えるのにちょうどいいでしょう。野菜類に関してはカボチャやレンコンなどを除いた物であれば、糖質が高いものは少ないです。食物繊維・ビタミン・ミネラルが豊富に含まれているものも多く、ほうれん草やブロッコリーなどがおすすめです!さらに大豆製品にも注目が集まっており、その中でも「おからパウダー」に焦点が当てられています。豊富な食物繊維に、ダイエットにも有効とその効果が絶賛されています!!
■糖質が体に悪い理由
■糖質が認知症とどのような関わりがあるのか。
それは、糖質を摂取することで認知症の三大原因の一つ「炎症」を引き起こすからです!
■認知症と糖質の関係とは↓
なぜ、糖質を摂取すると炎症が起こるのか。まず、食事で取り入れられた糖質は小腸で吸収され、血管内に到着します。血管では「インスリン」という物質によって糖質をエネルギーに変えてくれます。しかし、糖質の量が多すぎるとインスリンによるエネルギー変換が追いつかず継続的にインスリンが血液中に存在し続けます。
これにより、血液内の糖質量が増え続けることによって血糖値が上がり「糖尿病」になります。
そして血液中の糖は「活性酸素」と呼ばれる毒の分泌を促します。
その毒こそが炎症の原因です。ただ活性酸素が毒と言ってもただの悪者ではありません(イラストでは爆弾にされていますが・・・)自身の毒性を活かして、外からのバイキン・感染症などに対する防御の役割があります。
しかし、この活性酸素が多すぎると血管を傷つけ、過剰になった活性酸素を抑えるための免疫(イラストの青い帽子の人)が炎症を起こして除去しようとします。そしてその炎症がアミロイドβを作る原因となり認知症を発症させる。
このように糖質が認知症の原因の一つとなるのです。