ソーラーサーキットの本の出版決定予定(5月末)を控え
今まで書いていた原稿のようなブログをいったん削除させて
頂きました。
編集出版になると、出版社に版権があるので止むを得ませんね。
さて、ソーラーサーキットの本を書き進めていく中で
改めて建築の業界のこと
そしてこの業界の進んでいく道が見えてきました。
実は出版原稿を書くためにすっかり「放電」してしまった私。
今度は「充電」しようと この1ヶ月読書、読書の毎日。
購入した本は40冊。読破したの もすでに25冊。
そしてさらに研究したいと思える事柄が見えてきました。
皆さんは、「建築医学」という言葉をご存じでしょうか。
建築の世界では、シックハウス問題が火付け役となって
住宅における「健康」がクローズアップされるようになりました。
住宅が人間の健康に牙をむくことに 当時は驚きを隠せませんでした。
時を同じくして住宅会社がいかに健康な住宅を供給するのかを
競い合う時代に突入しました。今も続いています。
医学の世界でも医療改革が起こりつつあります。
大学の医学部では西洋医学を学んでお医者さんになるわけですが
急速な西洋医学の進歩のおかげで、「急性疾患」については的確な診断を行い
適切な薬剤投与により、ほとんどの病が治せるようになりました。
その反面で、近年違う病気が増えてきたことが問題にされているのです。
それは、長年の生活習慣、劣悪な住環境に暮らすことに
伴い発症する「慢性疾患」です。
進歩した現代医学をもってしても、「慢性疾患」は完治することができないため
その場しのぎの「対処療法」を続けています。
一度、「高血圧」です、「コレストロール値」が高いです・・・と診断されてしまうと
一生治らないため、一生お付き合い下さい・・・と治らないことを前提に、薬で
ごまかす治療が行われます。
症状の出ている部分に着目して対処療法をするだけで、根本原因である
体全体の体質改善、生活習慣の改善(様々なストレスの解消)そして
劣悪な住環境の改善をしないため、根治しないのです。
そんな中、医学が住環境の改善 衣食住の「住」の改善なしに
「慢性疾患」を治療することができない・・・近年 建築の持つ力に
大きな期待を寄せるようになってきたのです。
そもそも
医療には、大きくわけて 「治療医学」と「予防医学」があります。
近年では、特に「病気を未然に防いでいく」という立場の
予防医学にがクローズアップされています。
医療費増大が大きな社会問題化する中で
「病気になってしまってから それを治すのではなく、病気になりにくい心身を作る。
病気を予防し、健康を増進する。」
という考え方(予防医学)の重要性が高まり、その中で住環境(住)の果たす役割が
とても大きいことが、声高に叫ばれるようになってきたのです。
数年後に「建築医学」で蓄積されたデータが大手新聞社で次々に公開されるように
なると世の中が大きく変わっていくことになるでしょう。
私は建築屋(住宅屋)さんが語る「健康」に胡散臭いものを感じていました。
売りたいがために、「健康」という言葉を乱用していると思ったのです。
いやしくも「健康」を語るのであれば、
①科学的なデータによる証明
②データについて健康のプロである「医者」が裏付けすること
が必要だ考えるのです。
住環境(住宅)が人間の体の健康にどのような影響を与えるのか。
このデータ収集については、医者だけでなく、実際のお客様と触れ合う住宅屋さんの
協力がなければ、成り立ちません。
ここに今後のRECOMの進むべき道が見つかってきたと思うのです。
ソーラーサーキット、ハズフルプラスという住み心地のよい健康住宅をハードとして
供給する会社が 住環境に関して建築医学の知識(ソフト)を活かして家づくりを行う
ご存じの通り、当社はすでに建築されたお客様の声を大事にし 評価して頂き
これからの住宅の在り方を模索することが得意な会社です。
そのRECOMが、最先端の建築医学を家づくりを行って、その成果をデータとして
お客様から頂戴し、そのデータを建築医学の専門の先生に提供して判断し、検証して
これからのあるべき住宅づくりに役立てる。
これは、当社のお客様にとっても、とても有意義なことだと思います。
いつかRECOMが取り組む家づくりが世の中のスタンダードになる・・・
そんな妄想さえ抱き始めています。
私のブログも 建築医学の勉強の成果を少しづつ発表していく形で
これからは進んで行きます。
なるべく、やさしい表現で書いていくつもりですので
よろしくお願いします。
本日の ブログの参考文献
「環境が脳をつくり、脳が免疫をかえる」 日本建築医学協会編
(参考)
日本建築医学会の設立趣旨です。
国家財政における医療費の負担が毎年増加し(2005年度は32兆4千億円、前年度比9700億円増)、健康保険制度の破綻・崩壊が取りざたされている昨今、医療において「病気をいかにして治すか」以前に「いかに人を病気にさせないか」が緊急の、そして国家的な課題として浮上してきています。
そこで問題になってくるのが年々増加し続けている生活習慣病(※)です。現在、日本人の60パーセント以上が三大生活習慣病である「がん」「脳卒中」「心筋梗塞」によって亡くなっています。この生活習慣病と住まい環境とは密接な関係にある、ということが分かってきました。
つまり住環境や職場環境から来る様々な環境ストレスが、生活習慣病の大きな原因と考えられるのです。
逆に言うと、「住人や職員を病気になりにくくする住環境や職場環境を作ることができる」その可能性が見えてきたのです。「住環境・職場環境を改善することを通して積極的に病気を予防する」これこそ予防医学・未病医学の根幹を成すテーマと言ってよいでしょう。このテーマに取り組む医学として当協会は「建築医学」を提唱します。
近年、住環境を巡って様々な問題がクローズアップされるようになりました。例えば、シックハウスなど室内における化学物質の問題が脚光を浴びています。また世界各地で、電磁気、地磁気、臭い、色彩、立地条件などが原因と考えられる疾患が数多く報告されています。
さらに2005年末に起きた耐震強度偽造問題は、建築業界の住人不在の体質を浮き彫りにし、従来の建築のあり方に対する問題意識が高まりました。
当協会では、建築学、住居学、医学および環境工学の専門家が持つ知見の融合・共同研究により、環境と生体との相互作用と有機的な繋がりを解き明かし、住環境の改善に必要なデータの収集および情報提供を行います。さらに「住空間・職場空間を心身が癒される場とする治療体系の構築」とその啓蒙普及を目指します。それらを通して「一人一人の脳が活性化し、創造性が高まり、生きることの意義や目的を見出していくことに繋がっていく」と当協会は考えます。
(日本建築医学協会 設立趣旨より 抜粋)
RECOM㈱
代表取締役 田中勇一
RECOM新築用web http://www.recom.ne.jp/
RECOM不動産web http://recom-fudosan.com/