前作の「ダビンチ・コード」のスタッフが再集結し、歴史上もっとも物議をかもした暗号を解いて話題となったロバート・ラングドン教授を再演するのが、アカデミー主演男優賞2度受賞の名優 ”トム・ハンクス”
今回 「天使と悪魔」を見に行くにあたって 前作「ダビンチ・コード」を復習してみた。まず、5月16日(土)のテレビの再放送で内容を確認し、
さらに前回 映画を見た時に購入したパンフレットを再度読み返した。
日本においては、宗教が大きく問題にされることがなく 宗教的なタブーと言われることに関して感覚として鈍感だ。
しかし、2000年の歴史があるキリスト教の世界では聖書に書いてある世界観を覆すような発明、発見、思想が発表されるたびに、発表者は大きな物議をかもし、宗教裁判にかけられて処罰されたり、異端者として迫害を受けてきた歴史がある。
前作の「ダビンチ・コード」について
ローマ・カトリック教の世界においては、”イエス・キリスト”はく神であって人減ではないとされている。
これに対しラングドン教授がレオナルド・ダビンチが残した暗号を解いてみる中で”イエス・キリスト”の子孫が生きていることを証明する証拠が見つかってしまう。
イエスが人間であっては困る”ローマカトリック教会”とイエスの子孫を秘かにかくまって長きにわたって守っていくテンプル騎士団との戦いを映画で描いた。
小説の映画化とはいえ、もしイエスの子孫が本当に生きているとしたら・・・今の科学の力ならDNA鑑定してその関係を明らかにすることができたとしたら・・・いろいろな想像をかき立てられる作品でした。
今度の闘いは「教会」と「科学」の激しい論争。
時は17世紀初頭 舞台は「ヴァチカン」 左写真
教会は、ご存じ「天動説」つまり、宇宙の中心に地球と人間があるという考え方。
科学者は、「地動説」つまり太陽を中心に地球の方が回っているという考え方。
この説を唱えたのが近代科学の父と呼ばれる物理・天文学者のガリレオ・ガリレイ。
教会は2度にわたる宗教裁判においてガリレオを厳しく断罪した。
教会は何故、「地動説」を異端として排除したのか。
まず教会が説いていた宇宙の中心に地球と人間があるという説に相反する。
また、地動説が「聖書」の記述と矛盾する点が問題とされた。
「聖書」には「神のおかげで大地が安定し、不動となった。」とあり、太陽が中空にとどまるという奇跡を神が起こしたという記述があるからだ。
ちなみに、ローマ・カトリック教会が、正式にガリレオの有罪の誤りを認めたのは20世紀末の1992年のことである。
同じように、ローマ・カトリック教会から迫害をうけた人物に 進化論を唱えた「チャールズ・ダーウィン」がいる。
彼の唱えた「進化論」は、神による「天地創造」を否定し、「人間の祖先を動物とした」からだ。
1996年になって、ローマ・カトリック教会は進化論を正式に認めた。
さて今回の映画では教会に激しく迫害を受けその仲間の多くを殺された科学者達が、地下組織にもぐり、その恨みを科学の力ををもって教会に晴らそうというものである。
しかも、最新の科学技術を駆使して。
この最新科学の「反物質」というにも大きな興味をそそられた。
素粒子物理学の世界にも興味がある私としては、こちらにもとても引かれたが、この反物質を利用してエネルギーというのは、今のところ全くの空想のお話のようである。
キリスト教世界のタブーを映画にした2作品。
欧米人の基本的な価値観、考え方を知る上で、「キリスト教」に対する理解はぜひとも必要だ。
できれば、少し勉強してから映画を見たりすると 楽しさは倍増することでしょう。
RECOM㈱
代表取締役 田中勇一
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