試写が一日遅れてしまいました。
昨日、いつもの様に自宅作業場からの窓の風景を試写しようとしたら露出計が動いていない事を発見。さらになぜかファインダーの前から2枚目のレンズが曇っている。
ということで急遽再修理となりました。
徐々に分解をしていくと前板をボディから外した時点で露出計が動き出しました。
そして前板を載せると露出計の動きが止まります。どうやら前板のストロボの配線の端子がボディに接触していたようです。
端子の位置を変更して解決です。
次にファインダーのクモリです。どうやらファインダ固定の3本ネジの緩み止めに使用した接着剤が完全に乾燥する前に軍艦を取付けてしまったため、気化した溶剤の成分が軍艦内に充満したのが原因のようです。ファインダーのレンズを外して清掃します。
なかなか取れないのでラッカーシンナーを流し込んだら簡単に外れましたが一番手前のレンズの角が割れてしまったのでEye2のレンズに交換します。二枚目のレンズに溶けた接着剤が付着したのが汚れてしまい、クリーナーを使っても全くキレイにならない。
「ひょっとしてこのレンズは樹脂製か?」と思い試しに研磨剤を使ってみました。
これ時計&宝飾用の極微細な研磨剤です。昔のROLEXの風防レンズは樹脂製だったんです。それらが傷ついた際に最終仕上げに使う研磨剤です。
これを使って磨いてみたら
見事にキレイになりました。上面に傷がありますがファインダーを覗いてみると全く影響がありませんでした。
このレンズの前面にもう一枚のレンズをエポキシ接着剤で固定して完成です。
『時計修理や宝飾用の専用工具の中にはカメラ修理にも応用できる物があるので要チェックです。』
そんなこんなで一日遅れとなりましたが試写に行ってきましたので結果報告です。
フィルムはKodak の ULTRAMAX ASA400
電池は空気電池のPR44の1.4V
cdsセルを新品のGL5528に換装しています。
現像はカメラのキタムラさんです。
いつもの様にフィルター無しの素レンズでの撮影です。
毎度お決まり一枚目の作業場の窓からです。
なかなかいいですね。
室内の暗がりな場所なんですが暗さを全く感じません。
なんじゃコリャ。
これも明るいですね。日陰部分なぜか殆どない。
一瞬,露出オーバーかと思うのですがよく見ると白く飛んでいるわけではなさそうです。
こちらはCANONのDemi EE17です。
天気は大体同じような曇りなんですが。
個人的にはEye3の写りの方がす好きですが。
こちらは逆光気味での撮影です。
こちらは順光です。
色がとてもよく出ています。
遠近感はこんな感じ。
文字もキレイに写り込みました。
遠景はこんな感じ。
これ完全に逆光なんですけど。
一瞬くもから陽が出た時の写りです。
無題
逆光気味です。
こちらが順光です。
これも逆光です。
描写がシャープだと思います。
白の映りってどう評価したらよいものでしょうか。
陽が出ていたのでこの映りですが露出オーバーではないと思います。
色見本に丁度良いかと思い撮影。
炎天下です。
樹木の下は殆ど日陰だったのですが影がありません。
おくの白く飛んでる部分が陽が当たっていたばしょです。
これまた良い色見本になると思ったのですが、描かれた絵の描写の映りがとんでもなくシャープです。
しかし...。上のアニメと下のアニメでは放映時期に50年近くの差があるんですけど。
これファインダー内に赤色が出てしまって露出アンダーの警告がでていたんですけど無視してシャッターを押したらここまで写り込みました。
蛍光灯下での撮影です。
いやぁ~想像以上の写りで映りでした。
まるで「剃刀のような」と例えたくなるようなシャープな描写には脱帽です。
OLYMPUS Pen シリーズや CANON Demi EE17 の写り映りとは好みが分かれるかもしれませんが個人的にはこちらが好みです。
本来なら黒い影になる部分がその影が無くなって普通にしかもしっかりと映り込んでいます。
「ハーフサイズカメラ」である事を忘れてしまいアレヤコレヤと辛口のコメントをしてしまう程素晴らしいです。HEXANON レンズの血統は確実に妹にも繋がれています。
暗い部分に強いように感じますが、これは新品cdsセルのGL5528の影響かもしれません。GL5528に換装したYASHICA Half 14にも同じ傾向がありましたので。オリジナルのcdsセルであればもう少しコントラストが強くなるかもしれません。
あとピントがボケているのはカメラのせいではなく私の腕の悪さというか距離感が狂っているからでしょうか。ゾーンフォーカスは私には扱いにくいです。
あとEE露出機構は私にとっては扱いにくいですね。ただシャッターを押すだけで為す術がありません。
AE露出機構であればシャッター優先であれ絞り優先であれ状況に応じて露出計の計測値を基に絞り値を更に絞り込んで被写界深度を深くしたり、意図的に露出をアンダー or オーバー気味にする事ができますから。
カメラの修理記事は今回でいったん止めます。
そろそろ治したカメラ達を売りに出さなければなりませんので。
時間の合間に出品シーンの記事をかくかもしれません。
あっ、そうだ!
レンズ単体もあったんだ。時間の合間にレンズの記事も今後書いていきましょうか。
例えば
こんな変わったレンズがあったりします。
判る方がいらっしゃいますでしょうか?
ヒントはこのレンズのF値が銘板に1.5と刻印されていることです。