一昨日ヤフオクに出品されていたPETRI Color 35 を送料がとても安かったので即決価格で落札してしまいました。
それが今朝届きました。
想像以上に程度が良いですね。
でも何か雰囲気が違う。
右が先日テスト撮影した個体
左が今回落札した個体です。
ファインダー周りがマイナーチェンジを受けているみたいです・
同じく下がテスト撮影した個体
上が今回落札した個体です。
シリアルナンバーから今回の個体の方が新しいようですね。
シャッタスピード下の1/250秒から上は1/300秒に若干ながら向上しています。
PETRI Color 35は何回かマイナーチェンジを受けているようですね。
他にもブラックモデルとか
外観をちょっとモダンにしたカスタムなんてのもあります。
検品してみましたらファインダーはとてもキレイだし、電池室にほぼ満タンのLR44が入っていて露出計も元気に動いています。数値もほぼ合っているようです。
しかも反応が敏感なので前回問題の要になったcdsセルもに元気なようです。
驚いたことに遮光材のモルトプレーンがまだ活きています。張替の必要がありません。
こりゃぁ分解の必要はないかな、と思っていたらシャッターがBの時に開いても閉じません。巻上げレバーを動かすと閉じます。
ヤッパリ手を入れる必要がありますね。
電池室です。通電しているから問題ないかと思っていましたがよく見ていると断線していますね。たまたま断線した電線が電池に接触できる状態だったのでしょう。
底蓋を開けてみたら意味不明な短い水色の電線が出てきました。
これはどの部分の断線なのか解明する必要があります。
更に電池室の電極に繋がる電線が継ぎ足しされています。
これは修理の痕跡か?と思いましたが謎の水色の電線の存在を考えると違うと思われますね。
シャッターの問題だけならこのカメラの構造上それ程手間はかからないのですが、
電池室に繋がる電線の引き直しとなると前板を外すことになるのでそこそこ時間がかかってしまいます。
現在、やりかけの出品の作業があるためそれを手仕舞いしてから本腰を入れてこのカメラと向き合います。
上手くいけばこのカメラのユニーク且つ凝った構造を皆様にご紹介できるかもしれません。
しばらくお待ちください。