ヤシカのLynx-14です。

 

 

ヤシカハーフ14と同じF1.4ととても明るいレンズを搭載しています。

そのためレンズが非常に重たくてカメラ本体の重量バランスが非常に悪いです。

前回は露出計の動作が非常に不安定だったためテスト撮影が行えないため再分解・修理をお行い露出計が正常に動作するようにしました。

その後テスト撮影を行い、新たに安価でフィルムの現像を承ってくれる探してからフィルムを送付し本日現像されたデータが届きました。

 

今回使用したフィルムはKodakのUltraMaxの ASA400

電池はタイプ625 挿入時の電圧は1.47Vでした。

なお、露出計の精度・指針が+2くらいのオーバーと狂っているのでカメラ本体側のASA感度を100に補正して撮影しています。

 

 

毎度お約束の窓からの風景です。

おお!初っ端からかなりシャープなイイ感じです。

 

 

部屋の階段の暗い部分を距離3mくらいで絞りをほぼ開放状態にして撮影してみましたが

意外にも手前から奥までピントが合っていますね。

これには驚きました。

 

 

光と影の部分が重なる状態で撮影してみましたがどちらも綺麗に映っています。

ピントが若干ボケているのは私の老眼が原因です。

 

 

なぜか露出オーバーではないですが全体的に明るい感じがします。

補正の影響でしょうか。

 

 

空の感じがなんか独特な感じがします。

無限遠のピントがちょっと怪しいです。

 

 

文字も崩れることも無くとてもしっかりとシャープに写っています。

 

 

窓の格子までかなりシャープに映っています。

 

 

これもなかなかのもんです

 

 

発色と明るさが独特な感じがします。

 

 

日陰になると老眼ではピント調整が難しく失敗してしまいました。

しかし露出の方は合っていてとても良好な感じです。

 

 

これはピンボケしているのではなく近接撮影で右上のバラの花にピントを合わせて

なるべく絞りを開放できるように撮影してみました。

そのためバラより奥になる場所はボケています。

 

 

これ完全に日陰になっている場所での撮影なのですが、こんなにも明るくしっかり写ってくれました。

ASA感度による補正のせいかもしれませんがLynx-14のレンズ侮りがたしです。

 

 

手前の白い花がある部分には陽光が差していますが奥は日陰になっています。

それにもかかわらず緑の葉の瑞々しさまで表現されています。

 

 

ピントさえ合っていればこんなにシャープに映るんですね。

 

 

ジャングルジムの格子もしっかりと描写されています。

 

 

イイ感じです。

 

 

これも近接撮影で真ん中のやや下にピンと合わせて撮影しています。

フィルムがASA400のため絞りをあまり開放にできませんが

F1.4というこのレンズの特徴が出ています。

 

 

やはり無限遠がちょっと甘い感じがします。

 

 

細かい部分もシャープに表現されています。

 

 

手前の黄色い乗り物の眼の部分にピントを合わせています。

 

 

小さな文字までギリギリでなんとか読めます。

 

 

草とその中にいるフラミンゴ共々かなりしっかりと写っています。

 

 

以上、露出計の精度が+2オーバーと狂っていてもカメラ本体側のASA感度で補正してあげればしっかりと写って映ることが判明したので私はとても満足しています。

ファインダー内の二重画像がチョット見えにくくてピント調整にてこずってしまい何度か失敗してしまいました。特に日陰等の暗い場所ではピント調整が(老眼の私には)非常に難しかったです。

それと無限遠のピントが若干甘いような気がしましたので次回修理する時は無限遠の再調整に挑戦します。

 

このLynx-14目玉のオヤジとHalf14目玉小僧は現状でまともに動作する個体はまずありません。

何らしかの問題を抱えていて修理が必須となりますが一筋縄で治ることはまず無くえらい手間のかかる個体です。

しかしレンズがかなり優秀なようでキチンと動作するようになるまで根気強く修理してあげればここまで綺麗にシャープに写ります。

だから毎回メンタルがやられてゲンナリしてしまうのについつい再び手を出してしまうのです。

 

 

以下ヤフオク出品用補足説明です。

今回出品しているペトリカラー35は無限遠のピントの再調整は行っていません。

無限遠のピントの再調整を希望されるようでしたら別途対応いたします。

 

 

ペトリのカラー35 シルバーボディです。

 

 

昨日からの続きです。

いよいよ完成に近づいてきました。

懸念される露出計の動作に付いてほ現時点で確認したところ、

当初はバッテリーチェックはO.K.だったのですが、フィルムを巻き上げてシャッターをチャージしても露出計のスイッチがONになりませんでした。

電池室の隣にあるON/OFFスイッチの接点の接触不良が原因でした。

現時点ではASAダイアルを回転させるとそれに比例してメーターの針が動くので露出計はちゃんと動作しています。

ただ精度につてはまだ確認できていません。

 

 

革を貼ります。

 

 

新しいモルトを貼り付けます。

 

 

 

このように仕上がりました。

 

 

こちらはオリンパスペンS/D用の市販モルトキットを加工して使っています。

 

 

軍艦にあるロゴの Color の文字の中の o の黒塗装が少し剥がれているので墨入れを行います。

 

 

墨入れ完了です。

 

 

フィルムカウンターのインジケーターを取り付けます。

マイナスネジのため難易度がかなり上がっています。

ネジをドライバーに固定するために使った接着剤の痕が見えます。

 

 

軍艦を載せる前にシャッターボタン上部に必ず矢印のピンを入れておかないとシャッターが切れなくなります。

 

 

軍艦を載せてもシャッターダイアルが反応せずに変速しません。

改めてチェックしたらシャッターダイアル(画像)は1/250秒に設定しているのに

 

 

こちらのシャッター変速リングをB開放に設定していました。

各々反対の設定状態です。これでは動作するわけがありません。

正しい状態に修正して軍艦を再搭載します。

 

 

軍艦が載りました。

シャッターダイアルも動作するようになり正しく変速します。

 

 

軍艦が載ったことによりシャッタースピードと絞り値を変更できるようになったのでこの時点で露出計の精度がチェックできるようになりました。

セコニック L-188を使って精度を比較したところ電圧1.564Vの電池で明るい所でも暗い所でもほぼドンピシャでした。

フィルムカウンターはちょっと指針がズレていますがちゃんと動作しています。

 

 

フィルム巻上げレバーの下にあるリングナットの取付部が軍艦の上部に若干ズレており、カニ目スパナが入りません。

 

 

仕方がないので両党グラインダーでカニ目スパナ先端を画像のように加工しました。

 

 

おかげで何とか締め付けることができました。

 

 

フィルム巻上げレバーを取り付けます。

 

 

側面の軍艦取付ネジを締め付けます。

 

 

フォーカスリングの黒い部分が一部剥がれているので(画像左)

ブラックボディに取り付けていたフォーカスリング(画像右)に交換します。

 

 

フォーカスリングを取り付けました。

この個体はシムワッシャーが入っていませんでした。

 

 

完成です。

今回はフォーカスに関連する全ての歯車にモリブデングリスを塗布したためフォーカスリングの回転が非常に軽くて滑らかになりました。

またASAリングにもモリブデングリスを塗布したためこちらも回転が非常に軽くて滑らかになりました。

過去に5台ほどペトリカラー35を分解・修理をしてきましたが今回が一番の仕上がりとなりました。

そもそもこの個体が外観とは裏腹に内部が思ったより程度が良く素性も良かったからこの結果に至ったと思います。

レンズの状態も非常に良いし露出計の精度もかなり正確なので無限遠の再調整を行った事と相まってテスト撮影の結果がとても楽しみです。

 

 

以下ヤフオク出品用補足説明です。

今回出品しているペトリカラー35は無限遠のピントの再調整は行っていません。

無限遠のピントの再調整を希望されるようでしたら別途対応いたします。

 

 

以下ヤフオク出品用補足説明です。

今回出品しているペトリカラー35は無限遠のピントの再調整は行っていません。

無限遠のピントの再調整を希望されるようでしたら別途対応いたします。

 

 

ペトリのカラー35 シルバーボディです。

 

 

昨日(前回)からの続きです。

 

 

ファインダー内の各レンズの清掃とフォーカスインジケーターの調整が終わったので蓋をします。

 

 

電池室のマイナス側から来ている二本の青い電線が一本に結合されているハンダ付部分絶縁対策を施すために液体ゴムを塗布しておきます。

 

 

絞り値ダイアルの黒い塗装部分が剥がれているため部品取り機のを移植します。

絞り値ダイアルとシャッタースピードダイアルの比較です。

各々左側がオリジナル(シリアル番号:430584)

右側が部品取り機(シリアル番号:614639) となります。

絞り値ダイアルの文字は左右どちらも同じ様ですが

シャッタースピードダイアルは部品取り機の方が文字が若干大きくなっています。

ペトリカラー35はこの様に細かい部分が多岐に渡り変更されています。

こういった設計変更は例えばキャノンのキャノネットQL17からキャノネットQL17 GIIIと名称を変えてさも更なる上位機種へマイナーチェンジしたかのように思わせておきながら実際は材質等の品質を変更してコストダウンを計るように往々にして初期型の方が品質が良いというケースが多いです。

ペトリカラー35も銘板リングが初期の銀色から黒色になって材質が変わったり内部構造の部品点数が減ったりとしたコストダウンが伺えるのですが、分解・修理する者にとってはそのコストダウンのおかげで構造がより合理的になり作業性がアップするという副次的なメリットが付加されるケースもあります。

そういう意味ではペトリカラー35は後期型の方が良いかもしれません。

ただ初期型か後期型かの見分けはかなり難しいです。

 

 

二つのダイアルは裏側から真鍮製の平ワッシャーに圧入されて固定されているだけのようです。

これだと一度分解してしまうと真鍮ワッシャーの穴が大きくなってしまい再組み立てが不可能になってしまう可能性があります。

かなり強力なエポキシ接着剤で補強する事もできなくはないですが

できれば分解したくないです。

 

 

幸いな事に部品取り機の方は真鍮よりも固い金属製のワッシャーだったのでなんとか再組付けできましたが、もう二度とこの部分には手を付けないつもりです。

 

 

さて今回のメインディッシュとんる露出計の眼となる光センサーcds素子を新品に換装します。

巷間ではcds素子は壊れやすいとか壊れたら修復不可能とか云われたりしてますがそんなことはありません。トランジスタ式の光センサーではないのでいたってシンプルな構造なので意外と壊れないみたいです。

cds素子が原因で露出計が動作しなかったという事例は今まで(私自身は)なかったと思います。

とはいっても50年半世紀以上前に製造された電子部品ですから

中国製であっても現在の技術で生産された電子部品の方が優れているのではないかと私は思うので換装可能なカメラにはこのように施します。

私は古い機械製品が大好きですが、スマホやPCといった電子製品のような物は新しい方が良いと思っています。

 

 

オリジナルのcds素子の足(電極)は正しく挿入されていませんでした。

これでもチャンと動作していたのだから大したもんです。

 

 

私がAmazonで購入したGL5528というcds素子は裸の状態でケースには入っていないのでケースを外径6.5mmのプラパイプで自作しました。

 

 

裏側にエポキシ接着剤をたっぷり充填して固定します。

 

 

光を遮蔽するために裏側は黒く塗ります。

 

 

足(電極)をオリジナルと同じ形状にします。

 

 

元の位置に挿入します。

 

 

cds素子を固定するロックプレートを取り付けます。

そしてシャッタースピード変速リングを取り付けます。

今回はとても綺麗にセットできました。

 

 

足(電極)も正しい状態で差し込まれています。

 

 

次にレンズの状態をチェックします。

前玉の前面です。

非常に綺麗でカビはおろか傷もありません。

 

 

後面です。

こちらも全く問題あありません。

クリーニング液で清掃して取り付けました

 

 

後玉前面です。

こちらも綺麗で全く問題ありません。

 

 

後面です。

こちらも全く問題なかったのでクリーニング液で清掃して元に戻しました。

どうやらこの個体は外見とは違いかなり程度が良いようで素性も良さそうです。

入手当時の外観は汚れや塗装剥げが有ったりして見劣り感がありました。

しかし電池室には全く腐食がなく露出計の動作も上々で配線も再利用が可能なレベルでした。

電気系統が良好な個体はレンズも綺麗な場合が多いです。

 

 

ASAリングを取り付けます。

クリックボールが脱落しないようにクリックボールの取付穴にモリブデングリス塗布しておきます。

ASAリングの内側にもモリブデングリスを薄っすらと塗布しておきます。

これでASAリングの動きがとても軽くスムーズになりました。

フォーカスリングに関連するすべての歯車にもモリブデングリスを塗布したので動きがとても軽くスムーズになりました。

 

 

銘板リングを取り付けます。

この時裏側にあるcds素子の窓の光の量を調節するリングの突起とASAリングの外周にある凹みを合わせて取り付けます。

 

 

前板を取り付けます。

 

 

新しいモルトに貼り替えるために旧いモルトとのカスと糊をラッカーシンナーを使って綺麗に取り除きます。

この作業が非常に面倒くさいので私はモルトの貼り替え作業が嫌いです。

 

あと一歩で完成といったところまで来たのですが本日はここまでとさせていただきます。

 

 

以下ヤフオク出品用補足説明です。

今回出品しているペトリカラー35は無限遠のピントの再調整は行っていません。

無限遠のピントの再調整を希望されるようでしたら別途対応いたします。

 

 

以下ヤフオク出品用補足説明です。

今回出品しているペトリカラー35は無限遠のピントの再調整は行っていません。

無限遠のピントの再調整を希望されるようでしたら別途対応いたします。

 

またもやペトリのカラー35です。

今回はシルバーボディになります。

 

 

前回修理したブラックボディの方なんですが最終的に組み上がった状態で動作チェックを行ったところ、突然露出計が全く反応しなくなりました。

バッテリーチェックも反応しません。

最初は配線(電線)の断線を疑ったのですがこちらには問題がありませんでした。

そこで部品取り機を使って露出計と電池を直結する配線を調べて同じように結線してみても露出計は全く反応しませんでした。

ほんの数時間前までは好調に動作していたんですけどねぇ…。

このことから露出計本体が突然壊れて動作不能になったと判断しました。

そこで露出計本体の交換ができないかどうか検討してみました。

ですがASA感度や絞り値に対応して露出計本体を微細に回転させる構造になっていて、その回転させる機構が複数の歯車を介して行われておりその歯車たちの歯のタイミングが人や前もズレてしまうと露出計の値が狂ってしまいます。

これらすべての歯車のタイミングをチェックして分解&組立を行うには膨大な時間がかかってしまうためそれ以上の修理を断念して部品取り扱いにしました。

いつか気が向いた時に再挑戦します。

あそこまで時間をかけて修理したのだからセコニックの露出計を使ってテスト撮影だけでもしてみようかとも思ったのですがフィルムと現像のコストを考えると勿体ないので止めることにしました。

 

そこで『だったらもう一台同じように修理してテスト撮影をしてみようじゃないか』と思い至り再びペトリカラー35のシルバーボディを分解・修理することにしました。

なお、今回は分解修理の工程は簡単な説明とさせていただいております。

より詳細な情報をお求めの方は前回(過去)のペトリカラー35ブラックボディ編をご覧ください。

 

 

フィルム巻上げレバーを外します。

その下にあるリングナットをカニ目スパナで外します。

 

 

フォーカスリングを外します。

今回はシムワッシャーは履いてませんでした。

 

 

この個体は前回のブラックボディよりも不意個体のようで使われているネジは全てマイナスネジです。

非常に不便かつ面倒くさいです。

 

 

フィルムカウンターのインジケーターを外しておきます。

この部品はアルミ製のため非常に脆く折損しやすいので特に注意が必要です。

 

 

電池室に繋がる下側の蓋を開けます。

三本のネジで固定されています。

 

 

電池室はとても綺麗です。

腐蝕の痕が全くありません

ON/OFFスイッチのハンダ付け部分もこれまた非常に綺麗です。

試しに電池を電池室に入れて導通チェックをしたら露出計がしっかり動作しました。

素晴らしいコンディションをキープしていると判断し今回はオリジナルの配線をそのまま再使用する事にしました。

また、シャッターの動作もとても良好でキチンと変速しますし羽根にも油染み等の汚れはありませんでした。

絞り羽根にも油染み等の汚れも無くスムーズに動作するのでこれらも分解せずにそのままにしておきます。

とても素性が良い個体です。

 

 

今回はまず無限遠のチェック&再調整を最初に行いたいので皮を剝いで前板から外していきます。

 

 

銘板リングとASAリングを外します。

ASAリングの側面にクックボールが入っているので紛失しないように注意します。

ちなみにこのクリックボールの直径は1.2mmです。

 

 

自作のピントグラスをフィルム室に貼り付けて無限遠をチェックします。

 

 

結果はこんな感じでしいた。

ピントが合っているとはいえません。

一眼レフならまだしも安価な大衆向けの大量生産カメラではメーカー側もコストの問題から工場組立時に時間をかけてそこまで精度出していられなかったのではないでしょうか。

『○○がおおよそここからここまでの範囲にあればO.K.』といったような目視による誤差の範囲が当時は設定されていたのだろうと思います。

 

 

画像のように無限遠の位置にはヘリコイドに黄矢印のような溝があります。

その位置にバネが嵌り込むというか落ち込むことによってフォーカスダイアルにクリック感を持たせて無限の位置を撮影者に感知させるようにしています。

またファインダー内のフォーカスインジケーターの針が無限遠を指し示すようになっています。

 

 

画像は無限遠のピントが一番合っていると思われる位置で撮影した物です。

ペトリカラー35は沈胴式のレンズを備えているために無限遠の先まで計測が可能となっていますので再調整は非常に簡単です。

 

 

溝とバネがこれだけズレました。

今回は不思議な事に無限遠はメーカー側設定した位置よりも手前にありました。

今までは大体設定されていた無限遠よりも奥にあるのですが。

 

 

クリック感を出すバネの取付ネジ穴はこの様にとても長大なバカ穴となっています。

これで新しい無限の位置にバネを調整できます。

 

 

この様に溝とバネが一致しました。

ですが目一杯でこれ以上ズレていたら修正不可能でした。

 

 

無限遠の位置がズレた(変わった)という事はファインダー内のフォーカスンジケーターの指針の位置もズレる事になります。

無限遠=お山のマークに針が来なければならないのに左に振れています。

 

 

最短=半身のマーク針が来るはずがこちらも左にズレています。

 

 

そこでまず本体側のフォーカスインジケーターを操作するレバーを矢印の方向に曲げます。

かなりの微調整となります。

 

 

そしてファインダー側のこのレバーも矢印の方向にまげます。

曲げてみてはファインダーを取り付けて位置を確認して再びファインダーを外して曲げを微調整をするという作業をひたすら繰り返すというとても時間と手間のかかる作業をして良い場所を見つけます。

 

 

調整後の無限遠の針の位置です。

 

 

最短の針の位置です。

無限遠か最短のどちらかだけを合わすというのであれば比較的簡単なのですが

両方となると非常にシビアになります。

インジケーターの調整が終わったらファインダを一回取り外します。

そしてヘリコイドの溝の位置にモリブデングリスを塗布し

フォーカスを操作する多数の歯車全てにもモリブデングリスを塗布し

レンズのヘリコイドにも潤滑油を与えたら動きが非常にスムースになりました。

 

本日はここまでです。

 

 

以下ヤフオク出品用補足説明です。

今回出品しているペトリカラー35は無限遠のピントの再調整は行っていません。

無限遠のピントの再調整を希望されるようでしたら別途対応いたします。

 

 

 

ペトリのカラー 35 ブラックボディです。

 

 

前回からの続きです。

今回で組上げるつもりです。

 

 

cds素子にカバーを付けて接着の意味も含めてエポキシ接着剤を充填したのが完全に硬化しました。

 

 

遮光の為に黒く塗ります。

ついでにカバー外周部も黒く塗ります。

しばらく乾燥させます。

 

 

乾いたら電極となる足の部分を曲げたりカットしたりしてシャッターユニットにあるcds素子取付穴に差し込みます。

 

 

電極は二カ所の金色の部分に差し込むだけでハンダ付けはしません。

 

 

ロックプレートをcds素子の上に取り付けてcds素子を固定します。

 

 

シャッタースピード変速リングを取り付けてcds素子の交換の完了です。

 

 

次に露出計に繋がる配線をハンダ付けしていきます。

青X2緑X1の計3本は見栄えを良くするために接着剤で結束してあります。

 

 

オリジナルでは青の電線は途中で1本になるようにハンダ付けされていましたが、2本共ここまで引っ張ってハンダ付けしました。

 

 

モルトを新品に貼り替えます。

 

 

こちら側はオリンパスペン用のモルトを加工して貼り替えています。

 

 

前板を取り付けます。

 

 

革を貼ります。

 

 

クリックボールを所定の位置に挿入してからASAリングを取り付けます。

ASAリングは前板を取り付ける前に取り付けるべきでした。

その方が作業をスムーズに行えます。

 

 

銘板のリングを取り付けます。

部品取り機から変形していない銘板リングを移植しました。

 

 

フィルムカウンターのインジケーターを取り付けます。

アルミ製のため非常に脆弱なので注意が必要です。

 

 

ストロボ/フラッシュの取付部が変形していたので部品取り機から移植します。

 

 

変形が無くなり見た目も多変良くなりました。

 

 

軍艦を取り付ける前にシャッターボタンのピンを挿入します。

 

 

こんな感じになります。

 

 

軍艦を載せます。

右側面のネジとフィルム巻取りレバー下にあるリングナットをカニ目スパナで締め付けます。

 

 

フィルム巻取りレバーを取り付けます。

 

 

フォーカスダイアルを取り付けます。

 

 

フイルム室側から絞り羽根を視たらちょっと汚れていたので後玉を外して清掃します。

 

 

かなり汚れは取れましたが一部は汚れではなく変色でした。

これは絞り羽根の動作や撮影には影響がありません。

 

 

コレで完成です。

露出計の精度をチェックするとセコニックの露出計がF16を指す時にF11だったので

-1のアンダーといった感じです。

これなら誤差の範囲といえると思います。

完成後ファインダー内のフォーカスインジケーターの動きを確認すると無限大を指さずに5mの辺りで針が止まってしまいます。

仕方がないので再度分解してチェックしたところ針のリターンスプリングが伸びていて反発力が不足してしまい針が無限大まで戻れない状態でした。

分解・組立時に私が何らかのミスをしたのでしょう。

部品取り機からリターンスプリングを移植して対処しました。

再分解したのでついでに露出計の可変抵抗を調整して精度をドンピシャ~-5アンダーくらいまで追い込みました。しかし電池の電圧が1.40V程度でしたので真っ新の新品電池を使うと+0.5~+1.0オーバーになるでしょう。

こればかりはどうしようもないので所有者(撮影者)本カメラの特性を熟知するしかありません。

 

近日中にテスト撮影を行って結果を報告させていただきます。