【名曲リレー1816】everybody#2
■Everybody's Crying Mercy / Elvis Costello(’95)
僕はボニー・レイットのヴァージョンで知りましたモーズ・アリソンのブルーズを、コステロが「Kojac Variety」でカヴァー。いい声で渋い、いいヴァージョンなのですがこのジャケットはないよなあ(洗剤のパッケージみたい)。コステロはかつて来日した際猟盤して知ったジェームズ・カーの曲をカヴァーしてこのCDに収録してましたっけ。
【名曲リレー1817】everybody#3
■Everybody Needs A Friend / Wishbone Ash('73)
「Wishbone Four」に入った哀愁のバラードです。このアルバム昔LPを持ってましたがほとんど覚えてない(^^; 今聞くと”Everybody Needs A Friend"はしみじみいい曲だなあと思います。
【名曲リレー1819】friend#3
■Rainy Day Friend / Kenny Vance(’75)
ケニー・ヴァンスは元ジェイ&アメリカンズのメンバーで、オールディーズ感覚にあふれた傑作「Vance32」をAtlanticに残しています。「名盤探検隊」がなければ出会うことがなかった1枚です。ジェイ&アメリカンズというと、"This Magic Moment"のヒットで知られる白人のドゥ・ワップ・グループで、末期にはスティーリー・ダンのベッカー=フェイゲンもいたことで知られています。解散後の75年に出たのが、このヴァンスの初ソロで、どれもがストリート・コーナー・シンフォニーと呼ばれたドゥー・ワップへのリスペクトに満ちています。このジャンルに特に詳しくないけれど、たまに聞くと本当に素晴らしく、心に染み入ってきます。
"Rainy Day Friend"は、単独CD化される前に、イーストウエストから出た長門さん監修のソフトロックのコンピに前哨戦として収められていたもの。硬いgのイントロに続いて温かみのあるやさしげなコーラスが実にいい。このアルバムにはもう1つ目玉があって、"Looking For An Echo"という自伝的な内容の泣かせるナンバーがそう。音楽聴いてて思わず鳥肌がたつという感覚を忘れたときに、この曲を聞くと思い出します。
【名曲リレー1819】friend#3
■Hold An Old Friens's Hand / Tracy Nelson('75)
80'sにティファニーがヒットさせた、”Hold An Old Friend's Hand"は、トレイシー・ネルソンがとりあげたsswドナ・ワイスの作品でした。ワイスと言えばジャッキー・デシャノンとの共作の"Bette Davis Eyes"がキム・カーンズのテクノ・ディスコ風カヴァーのヒットによって注目された事もありました。トレイシーのヴァージョンは、”Lean On Me”も入った75年の「Tracey Nelson」から。ワイスは昔から謎の人で、古くはジェントリーズ、メリリー・ラッシュあたりからプリシラ・クーリッジやジャッキー・デシャノンらに曲を書き、シンガーとしてはジョー・コッカーのマッド・ドッグス&イングリッシュメンのコーラス隊やらリタ・クーリッジやらに参加した(なんとなくA&Mの仕事が多い気もします)人。メアリー・ウノブスキー(Mary Unobsky)との共作も多いです(こっちの人も謎)。ワイスはシングルを2枚Atcoから60'sに出してるのみ。そしてベアズヴィル関係のリサーチで知られるHideki Watanabeさんのサイトによると同名のドナ・ワイスと言うカントリー系のsswもいて更にこんがらがります。
【名曲リレー1820】hand#2
■Don‘t Bite The Hand / Public Foot The Roman('72)
EMI系のSovereignから1枚出しただけのパブリック・フット・ザ・ローマンもCD化が遅れているバンドです,と書いてから2年たってますが相変わらず本国でのCD化は遅れてる様です。よく言われるようにウィッシュボーン・アッシュ的なムードがあります。ジャケットはヒプノシスでしょうか。prodはデレク・ローレンス。メンバーは解散後ムーヴィーズを組んでいます。