魔王のお見合い! 用語解説!を更新!
用語解説に『崖っぷちのポニョリータ』を載せました。
本編で魔王と夕が観に行くので、ぜひこの機会に予習を。
ところで、ポニョってどうなんでしょうか。
批判も多いみたいですが、観に行きたい気もします。
・・・そんなわけで・・・『崖の上のポニョ』よろしくね!
本編で魔王と夕が観に行くので、ぜひこの機会に予習を。
ところで、ポニョってどうなんでしょうか。
批判も多いみたいですが、観に行きたい気もします。
・・・そんなわけで・・・『崖の上のポニョ』よろしくね!
魔王のお見合い! 第三十二話『陰謀!』
「ふふふふ・・・はっはっはっ!」
ヤンが旅行から帰って来ると、魔王に彼女ができていた。
「は、はは・・・。よかったですね。」
と、答えてはみるものの、これで30回目だったので生返事だった。
「ふふふ・・・」
(魔王様、いつまでも笑ってそうだな・・・)
「デートの約束もしたんだ!」
「あ、そうなんですか!?」
デートの約束、というのは初耳だった。
「ああ!『崖っぷちのポニョリータ』を観にな。」
「『崖っぷちのポニョリータ』ですか!いいですね。」
「だろ?ああ、楽しみだ!」
あの、とヤンが呟くように言った。
「魔王様は、当然”結婚”まで考えてますよね?」
ヤンがためらいがちに聞いた。
「当たり前だろう。具体的なプランはないがな。」
「・・・ですよね。」
「それがどうしたのだ?」
「いえ、何でもないです。」
「そうか・・・。わかった。」(おそらくヒメコさんとの・・・)
(私も、そろそろ将来を考えなくては・・・)
ヤンは魔王には気付かれないように溜め息をついた。
・・・
「まさか夕先生とくっつくなんて!想像外だったわ・・・」
魔王室の窓の外で、ミクが聞き耳をたてていた。
「先生には悪いけど・・・!」
ミクは急いで飛び立っていった。
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ヤンが旅行から帰って来ると、魔王に彼女ができていた。
「は、はは・・・。よかったですね。」
と、答えてはみるものの、これで30回目だったので生返事だった。
「ふふふ・・・」
(魔王様、いつまでも笑ってそうだな・・・)
「デートの約束もしたんだ!」
「あ、そうなんですか!?」
デートの約束、というのは初耳だった。
「ああ!『崖っぷちのポニョリータ』を観にな。」
「『崖っぷちのポニョリータ』ですか!いいですね。」
「だろ?ああ、楽しみだ!」
あの、とヤンが呟くように言った。
「魔王様は、当然”結婚”まで考えてますよね?」
ヤンがためらいがちに聞いた。
「当たり前だろう。具体的なプランはないがな。」
「・・・ですよね。」
「それがどうしたのだ?」
「いえ、何でもないです。」
「そうか・・・。わかった。」(おそらくヒメコさんとの・・・)
(私も、そろそろ将来を考えなくては・・・)
ヤンは魔王には気付かれないように溜め息をついた。
・・・
「まさか夕先生とくっつくなんて!想像外だったわ・・・」
魔王室の窓の外で、ミクが聞き耳をたてていた。
「先生には悪いけど・・・!」
ミクは急いで飛び立っていった。
魔王のお見合い! 作者からのお知らせ!
学校が始まったので、更新回数は少なくなると思いますが、どうぞ応援よろしくお願いします。
コメントをもらえると、とてもうれしいです。
・・・
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魔王のお見合い! 第三十一話『相手から!』
「先生は何の科目を教えてらっしゃるのですか?」
「先生だなんて・・・”夕”でいいですよ。数学を教えてます。」
「数学ですか!」(なんか予想通り・・・)
夕は眼鏡の良く似合う、理知的な雰囲気を持つ女性だった。
「紬先生は、生徒に人気があるの。」
「そんな、クララさん・・・」
まんざらでもなさそうだった。
「夕さんは、今おいくつですか?」
地雷ともなりうる質問だったが、聞いてみたい魔王であった。
「26ですよ。魔王さんは35、でしたっけ?」
「そうです。それは・・・クララから?」
「はい。ここに来るまでに、いろいろ教えてもらったんですよ。魔王さんは、すばらしいお方なんですね。」
クララが、夕には見えないように魔王にウィンクした。
「い、いやあ。それほどでも・・・」(クララ、ナイス!)
「魔王さんは、何か得意なこととかはありますか?」
「得意なこと・・・。唾を100メートル飛ばせます。」
(に、兄さん・・・。それは・・・)
「ふふ!おもしろいですね、魔王さん。」
(う、ウケてる・・・。兄さん、ラッキーね・・・)
「は、はあ。」(笑われてしまった・・・)
ちなみに『唾飛ばし』は、魔界オリンピックの公式種目で、魔王は世界記録保持者だった。
だから、魔王としては真面目に自慢したつもりだった。
「あの、魔王さん。」
夕が姿勢を正した。
「はい・・・」(な、なんだ?)
「突然ですけど・・・私とお付き合いして下さいませんか?」
「え?は・・・。え!?」
魔王は初めての告白に混乱してしまった。
「兄さん!やったじゃん!」
「え、本当でう・・・本当ですか!?夕さん!」
「ふふ。本当よ。私、魔王さんに憧れて、ここに来たんですもの。」
魔王は気を失ってしまった。
魔王のお見合い! 第三十話『番外編・ヤンのデート3!』
「今頃魔王様は何をしているんでしょうか・・・。」
「お見合いしてたりして。」
「それならそれでいいんですが・・・。」(ミク様が・・・)
「あっ!着いたみたい。」
二人はバスで、草津に温泉旅行に来ていた。
「すいません、僕が免許持ってれば・・・。まだ実習中で。」
「ううん、気にしないで。バスも楽しかったし。」
二人はバスを降りて、予約した旅館へ向かった。
「すいません、予約していた佐藤ヒメコというものですが・・・」
一応、ヒメコの名前で予約しておいたのだった。
「はい、ご案内させてもらいます。」
ここの女将です、と自己紹介した女性が、二人を部屋まで連れて行った。
「ここです。あの・・・二人は”新婚さん”で?」
「い、いえ!交際中です。」
ヒメコが顔を赤らめて否定した。
「ふふ。そうですか・・・。ではごゆっくり・・・」
「新婚さん、かあ・・・」(悪くないかも・・・)
ヒメコは、女将が去るとヤンには聞こえない声で呟いた。
二人は温泉を満喫し、豪華な夕食を食べ、さまざまなことを語り合った。
幸せだった。
時間が過ぎるのを、早く感じた。
「じゃあ、今日はそろそろ寝ますか。」
「うん。電気消すね。」
・・・
しばらくすると、ヒメコが口を開いた。
「ヤン君、起きてる?」
「起きてますよ。」
「人間と魔族が結ばれたら・・・幸せになれると思う?」
「はい。それを信じなきゃ・・・魔王様の側近は務まりませんよ。」
「ふふ、それもそうね。」
「少なくとも僕はー。」
「ん?」
「・・・いえ。すみません、何でもありません。明日は観光ですから・・・早く寝ましょう。」
「うん、そうだね・・・。おやすみ。」
「おやすみなさい・・・」
(少なくとも僕は、ヒメコさんを幸せに・・・)
会話はそこで終わり、二人は眠りについた。