学生狂(小説・魔王のお見合い!連載中) -22ページ目

魔王のお見合い! 用語解説!を更新!

用語解説に『崖っぷちのポニョリータ』を載せました。
本編で魔王と夕が観に行くので、ぜひこの機会に予習を。

ところで、ポニョってどうなんでしょうか。
批判も多いみたいですが、観に行きたい気もします。

・・・そんなわけで・・・崖の上のポニョ』よろしくね!

魔王のお見合い! 第三十二話『陰謀!』

「ふふふふ・・・はっはっはっ!」
ヤンが旅行から帰って来ると、魔王に彼女ができていた。

「は、はは・・・。よかったですね。」
と、答えてはみるものの、これで30回目だったので生返事だった。

「ふふふ・・・」
(魔王様、いつまでも笑ってそうだな・・・)
「デートの約束もしたんだ!」
「あ、そうなんですか!?」
デートの約束、というのは初耳だった。

「ああ!『崖っぷちのポニョリータ』を観にな。」
「『崖っぷちのポニョリータ』ですか!いいですね。」
「だろ?ああ、楽しみだ!」

あの、とヤンが呟くように言った。
「魔王様は、当然”結婚”まで考えてますよね?」
ヤンがためらいがちに聞いた。

「当たり前だろう。具体的なプランはないがな。」
「・・・ですよね。」
「それがどうしたのだ?」
「いえ、何でもないです。」
「そうか・・・。わかった。」(おそらくヒメコさんとの・・・)

(私も、そろそろ将来を考えなくては・・・)
ヤンは魔王には気付かれないように溜め息をついた。

・・・
「まさか夕先生とくっつくなんて!想像外だったわ・・・」
魔王室の窓の外で、ミクが聞き耳をたてていた。

「先生には悪いけど・・・!」
ミクは急いで飛び立っていった。





バナー1←クリック!してもらえたら嬉しいです。
にほんブログ村 小説ブログへ←こちらも!

魔王のお見合い! 作者からのお知らせ!


学校が始まったので、更新回数は少なくなると思いますが、どうぞ応援よろしくお願いします。

コメントをもらえると、とてもうれしいです。

・・・
コメントをもらえると、とてもうれしいです。


魔王のお見合い! 第三十一話『相手から!』


「先生は何の科目を教えてらっしゃるのですか?」
「先生だなんて・・・”夕”でいいですよ。数学を教えてます。」
「数学ですか!」(なんか予想通り・・・)
夕は眼鏡の良く似合う、理知的な雰囲気を持つ女性だった。

「紬先生は、生徒に人気があるの。」
「そんな、クララさん・・・」
まんざらでもなさそうだった。

「夕さんは、今おいくつですか?」
地雷ともなりうる質問だったが、聞いてみたい魔王であった。
「26ですよ。魔王さんは35、でしたっけ?」
「そうです。それは・・・クララから?」
「はい。ここに来るまでに、いろいろ教えてもらったんですよ。魔王さんは、すばらしいお方なんですね。」
クララが、夕には見えないように魔王にウィンクした。
「い、いやあ。それほどでも・・・」(クララ、ナイス!)

「魔王さんは、何か得意なこととかはありますか?」
「得意なこと・・・。唾を100メートル飛ばせます。」
(に、兄さん・・・。それは・・・)
「ふふ!おもしろいですね、魔王さん。」
(う、ウケてる・・・。兄さん、ラッキーね・・・)
「は、はあ。」(笑われてしまった・・・)

ちなみに『唾飛ばし』は、魔界オリンピックの公式種目で、魔王は世界記録保持者だった。
だから、魔王としては真面目に自慢したつもりだった。

「あの、魔王さん。」
夕が姿勢を正した。
「はい・・・」(な、なんだ?)
「突然ですけど・・・私とお付き合いして下さいませんか?」

「え?は・・・。え!?」
魔王は初めての告白に混乱してしまった。
「兄さん!やったじゃん!」
「え、本当でう・・・本当ですか!?夕さん!」
「ふふ。本当よ。私、魔王さんに憧れて、ここに来たんですもの。」

魔王は気を失ってしまった。




バナー1←クリック!してもらえたら嬉しいです。
にほんブログ村 小説ブログへ←こちらも!

魔王のお見合い! 第三十話『番外編・ヤンのデート3!』


「今頃魔王様は何をしているんでしょうか・・・。」
「お見合いしてたりして。」
「それならそれでいいんですが・・・。」(ミク様が・・・)
「あっ!着いたみたい。」

二人はバスで、草津に温泉旅行に来ていた。
「すいません、僕が免許持ってれば・・・。まだ実習中で。」
「ううん、気にしないで。バスも楽しかったし。」

二人はバスを降りて、予約した旅館へ向かった。

「すいません、予約していた佐藤ヒメコというものですが・・・」
一応、ヒメコの名前で予約しておいたのだった。
「はい、ご案内させてもらいます。」

ここの女将です、と自己紹介した女性が、二人を部屋まで連れて行った。

「ここです。あの・・・二人は”新婚さん”で?」
「い、いえ!交際中です。」
ヒメコが顔を赤らめて否定した。

「ふふ。そうですか・・・。ではごゆっくり・・・」

「新婚さん、かあ・・・」(悪くないかも・・・)
ヒメコは、女将が去るとヤンには聞こえない声で呟いた。

二人は温泉を満喫し、豪華な夕食を食べ、さまざまなことを語り合った。
幸せだった。
時間が過ぎるのを、早く感じた。

「じゃあ、今日はそろそろ寝ますか。」
「うん。電気消すね。」

・・・
しばらくすると、ヒメコが口を開いた。
「ヤン君、起きてる?」
「起きてますよ。」
「人間と魔族が結ばれたら・・・幸せになれると思う?」
「はい。それを信じなきゃ・・・魔王様の側近は務まりませんよ。」
「ふふ、それもそうね。」

「少なくとも僕はー。」
「ん?」
「・・・いえ。すみません、何でもありません。明日は観光ですから・・・早く寝ましょう。」
「うん、そうだね・・・。おやすみ。」
「おやすみなさい・・・」

(少なくとも僕は、ヒメコさんを幸せに・・・)

会話はそこで終わり、二人は眠りについた。





バナー1←クリック!してもらえたら嬉しいです。
にほんブログ村 小説ブログへ←こちらも!