■ リアサスペンションクッションユニットにソフトカバー

 管理人が主にツーリング用として使用しているヤマハ セロー250「ねこまぶし」

 昨年は本車で北海道ツーリング2024に出かけて来るなど、そのツーリング適性を存分に発揮しているところなのだが、今後ともその適性を発揮し続けてもらおうということで、快調を維持するための対策をとったりするのだった。

本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。

各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。

こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。

万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 意地でも維持

 このところリアサスペンションクッションユニットの維持に関して神経質的になっている管理人。
 古くはXTZ125「ねこちやづけ」でダンパーが抜けきった純正クッションユニットをホンダのFTR223用に無理やり換装したほか、最近ではXT660Zテネレ「ねこわさび」の純正クッションユニットのダンパーが完全に抜け、その機能回復のためにクッションユニットを有名なサスペンション専門店にオーバーホールに出したりしている。(参考:リアサスペンションクッションユニットを再装着【車検準備】ヤマハ XT660Zテネレ「ねこわさび」
 泥や埃、水がある環境下で大きな荷重を受け可動するクッションユニットが消耗するのはある程度仕方がないとは思うのだが、できることなら長期に渡って快調を維持したいと思うのも当然なところ。
 万一、バイクの運用期間中にクッションユニットがへたってしまったら、多大な時間と苦労とコストをかけて機能を回復させねばならないので、管理人のような何かと制約が厳しいバイク乗りにとっては出来る限り消耗を避けなければならない。
 
 そんな訳で、リアサスペンションクッションユニットの消耗を減少させる方法を検討した結果、油汚れや埃等の異物からクッションユニットを(厳密にはダンパーロッド部分を)守る事が重要であろうと考え、クッションユニットを異物から守るために、適当なカバーを装着しておくことにした。
 

■ 確認とか作業とか

 しばらく前(北海道ツーリング2024に出かける少し前)、リアサスペンションクッションユニットを観察していたのだが、オフロード系バイクのクッションユニットはどうしても汚れやすい。
 観察中。
 
 後輪が巻き上げる泥や水は、その後方に設けられたフラップ等によってクッションユニットへの直撃は避けられているものの、それら異物が多い環境にクッションユニットが存在しているのは間違いない。
 ここで、ダンパーロッド部分(スプリングの中にある「めっき」された細い棒状の部分)だけでも保護しようと、ダンパーのシリンダー(スプリングの中にある太めの筒部分)をカバーしようとも考えたのだが、スプリングとシリンダーの隙間に納まるスリーブ状の部品を作成して、クッションユニット内に取り付けるのは結構難しい。(3Dプリンターでスリーブ状の部品を試作して装着することに挑戦してみた)
 ホンダ車の純正リアサスペンションクッションユニットなどは、この方式のスリーブ状カバーを装着していたりするのを見かけるのだが、クッションユニットを分解するなどしないと、管理人には装着も無理だという結論に達した。
 
 それでもリアサスペンションクッションユニットを保護したいということで、再検討した結果、苦労してダンパーロッド部分だけを守るよりも、クッションユニット全体を覆ってしまおうということになり、
 適当なクッションユニットのカバーを購入。
 固定方式は「粘着式」的な記載があったので、粘着テープ的なもので固定するのかとも思ったのだが、どうやら「粘着式」=「面ファスナー式(所謂「マジックテープ方式」)という意味らしいので試しに注文してみた。
 ちなみに非常に安価で、管理人でも複数枚をまとめて注文できるほど。(すうひゃくえん)
 
 到着したカバーを、
 カバー装着前のリアサスペンションクッションユニット。
 
 汚れているので、多少の清掃を行い、
 
 せっかくなのでダンパーロッド部分には潤滑剤を塗布しておいた。
 
 本来ならクッションユニットを取り外してカバーを装着したら完璧なのだが、そこまでする気もない管理人。
 
 シリコンスプレー等でお手入れ。
 
 
 
 お手入れを済ませたところで、
 
 車体下部側から開いたカバーをクッションユニットに被せていき、
 
 なんとかカバーをクッションユニット上部まで送り込んだ。
 面ファスナーでカバーを合わせて閉じていき、
 
 クッションユニット下部でカバーとクッションユニットの隙間が小さくなるようにファスナーで固定する部分を調整。
 
 なんとかクッションユニットをカバーできた。
 
 多少収まりが気になる部分もあるが、泥や油汚れからの保護能力は間違いなく向上したはず。
 排気管やエンジンが付近に存在しているのだが、カバーが溶融したりするまでの高温が伝わる訳でもなさそう。
 クッションユニットの伸縮によってカバーの内部に空気を取り込んだり排出したりするのだろうが、カバー上下端の隙間や面ファスナーの隙間を通って空気が流通する分には、異物や埃が侵入する可能性は極めて低くなるはず。
 
 無事にクッションユニットのカバーを取り付けを済ませ、この状態で
 北海道ツーリング2024に出かけて、無事に帰り、
 
 現在まで使用しているので、それなりに耐久性もあるはず。
 内部の保護状況については後で確認してみる。