■ 新車のうちに(防錆編)

 気の毒なことに管理人のもとにやってきてしまったスズキ ジクサー150「ままかりー」

 管理人にとって、一生のうちに何度経験できるかは分からないのだが、貴重な機会であることは間違いない 一台の新車を導入するという一大イベント。

 おめでたいことをお祝いするだけではなく、今後の酷使に耐えてもらうためにも一定の処理とか作業を、ねこかわいがりしている新車のうちに行っておこうと考えたりするのだった。

本内容は管理人が行った活動の記録だったりする。

各名称等は管理人が使用しているもので正式なものではないかも。

こんな記録を参考にせず、正しい情報を入手して、正しく活動されたい。

万一、参考にしてしまう場合には自己責任で。

■ 趣味「防錆剤塗布」

 これまで導入してきた車両と同様、まだ汚れや錆が少ない新車のうちにコーティングや防錆剤の塗布を済ませておけば、この先の維持が少しは楽になるだろうと、前回のコーティングに続き、今回は防錆剤の塗布を行っておく。

 基本的に「愛すべき消耗品」扱いとなるだろう本車にとって、仮に防錆処理を行わなくとも、運用期間中に錆のために運用に支障が出ることないのだろうが、ここは管理人の趣味と自己満足の為もあって車体の各部に防錆剤を塗布してしまう。

 ちなみに、今から18年近く前に導入したヤマハXTZ125「ねこちやづけ」にも、溶接部やパイプの内部など、塗膜が薄かったり水が溜まったり、錆びやすそうなところには防錆剤を塗布してあったのだが、18年も酷使していると、錆びやすそうな箇所以外のところから(平面状の塗装部分からでも)普通に錆が発生したりするので、防錆剤の塗布だけで完璧に錆の発生を抑えられる訳でもないことも認識している。

 

■ 作業とか

 前回、外装を外してみた#1(サイドパネルとかタンクカバー)【新車】で 車体中央部付近の外装を取り外したので、

 燃料タンクカバーを外したところ。

 

 その内部の燃料タンク本体。

 管理人が勝手に予想していたよりも、しっかり塗装された燃料タンク。

 これならよほどのことが無い限り錆が問題になることもないだろうが、

 

 せっかくなので防錆剤を塗っておく。

 

 タンクカバーを留めるためのグロメットのステー、

 この溶接部に防錆剤を流し込んでおく。

 

 その他、溶接部の隙間とか、

 

 燃料タンクの側面、燃料タンクカバーの下側を留めるスクリュの受け側。

 こちらも溶接部材の合わせ目とか、

 

 ダウンチューブに取り付けられたホーン等のガセットとか、

 

 フレームのメインパイプとダウンチューブの間、補強部材の内側とか、

 

 各種ガセットの内側、

 

 溶接部があれば、とりあえず防錆剤を流しておく。

 

 シンプルな構成のフレームだが、それなりに細かなガセットを溶接した個所はある。

 

 ダウンチューブの二重になった部分の隙間。

 

 シュラウドの前端を保持するステー。

 パイプの内側が開放されているので、とりあえず内部に防錆剤を噴いておく。

 

 そのダウンチューブ側も。

 

 ボルトを受ける側にも溶接個所が集まっているので、そこにも防錆剤塗布。

 

 フレームの「ヘッドパイプ」右側、ABSのユニットがあるあたり。

 

 このあたりも溶接個所があつまっているので、防錆剤を噴いておく。

 

 フレームのサイドにある左右を繋ぐ部材の横穴にも、

 

 ゴムキャップを外して防錆剤を噴き、キャップを戻しておいた。

 

 リアフレーム、車体右側にある軽自動車票

 

 その前、リアフレームの接続部分補強材の隙間にも。

 

 内部と溶接部、防錆剤を流しておいた。

 

 意外と多くあった溶接個所。

 生産地では自動で溶接されているのか、それとも人がせっせと溶接しているのか?

 たぶん・・・

 

 メインスタンド(センタースタンド)のパイプ内にも。

 他機種で(強雨時に)雨天走行すると、ここに水が溜まりやすいスタンドもあるので、防錆剤塗布だけだなく、今後は水の流入防止策が必要なのか確認するつもり。

 

 サイドスタンドの溶接・補強部分とか、

 

 フレームのメインパイプに開けられた穴から、そのパイプ内部に向けて、

 

 届く範囲で油脂系の防錆剤を注入しておく。

 届かない部分には防錆剤のミストでも入れておいた。

 

 

 後席用のペグ&マフラーを保持するステー、その溶接部とか、

 

 パイプ下端が開放されているので、とりあえず防錆剤を入れておく。

 

 パイプの下端が開放されているので、上側開口部の有無を確認して、可能であればゴム栓等である程度密封してしまおうか。

 (上から雨水が流入する箇所の下端を閉じてしまうと、内部に水が溜まって逆効果になるだろうし、温度や気圧の変化に対応する必要があるので、何でも栓をすれば良いというものではないはず。)

 

 質実剛健な、それでいて非常に長いスイングアームにも、所謂「インナーフェンダー」(=チェーンケース兼用)を留めるステーの溶接部とか、

 

 防錆剤を流しておく。

 

 その他、フレーム本体と並ぶ大物の一つ、

 普段はカバーが被せられていて目にすることも少ないであろう燃料タンク、

 

 溶接部等に塗布した防錆剤の他、表面(底面も含めて)防錆剤を噴きつけておいた。

 ついでに、燃料タンクキャップ部分から流入した雨水を排出するための雨水管にも、防錆剤を流しておくのだった。

 

 とりあえず、車体中央部分の防錆はこんなところか。

 あとは車両後部と前部を処理しておけばよかろう。

 

 続く予定。

続いてしまった ⇒ 防錆剤とか塗布してみた#2 後部スイングアームまわり【新車】スズキ ジクサー150「ままかりー」

 

 

 

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