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RCSPAWNのブログ

ブログの説明を入力します。

本来ならわがアサルト選抜チームの小説を掲載するところですが、今回の大震災でそれは中止し、東北にいるCSOプレイヤーにエールを送りたいと思います。

3月11日の地震、私はちょうどTDRからの帰りで家族とともに車で静岡県内を走っていました。

第一報から徐々に広がる被害と予想もしなかった大津波での目を覆うばかりの被害。

今回の地震と津波で亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。

そして今、被災されて不自由な避難生活を送っている被災者の皆様、一日も早い復興と笑顔を取り戻されることを心から祈っています。

わがClanのマスターも被災し避難生活を送っています。

復興し、CSOを再び楽しめるようになるには時間がすごく必要でしょう。

私は待ちたい。

マスター含め関東以北のCSOユーザとまたあいまみえる日を。

がんばれ。。。。
第2章
**********Combination

「どうだ?」
いづいは双眼鏡を覗き込んでいる天才に声をかける。
「見張りが5、いや6名。思ったよりも手薄な感じだな」
双眼鏡から目を離すと天才はマスターのほうに振り返り、ちょっと困ったような表情を
浮かべる。
「どうする? すぐに制圧できちまう」
「それはそれでいい話ではあるがな」
その表情を見ながらいづいは苦笑いをしながら答える。

チームはウラルの西の国境近くにある研究施設の近くにいた。

反政府組織の拠点は攻撃、兵站のほかに、襲撃によって得られた政府系組織も含まれていた。
今チームが目標といしている施設も元は政府の研究所だった。
今回はこの研究所の内部に潜入して開発案件の資料を持ち出すことが任務だ。

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「研究所への潜入と資料の取得?」
いづいは思わず聞き返す。
「そうだ」
ガヤルドは表情を変えずにデスクに座ったままでいづいを見据える。
「悪いが俺たちは”傭兵風情”だ。こういった高尚な任務は正規軍の役割じゃないのか?」

例の一件もあり、いづいは皮肉を込めてガヤルドに問いかける。

「正規軍を今回の作戦に投入する余力はない。我々としても君らに頼むのは心外だ。」

ガヤルドはさらに続ける。

「この前はすまなかった。君らは正規派兵だったな。訂正する。 心外なことは訂正しないが」

いづいはそれに答えることなく踵を返すとドアに向かう。

「1週間以内に報告する。待ってろ」
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「OK。天才 リグ ロンズ Risa ハマ ジョー、制圧行動に入れ。俺とハマーン、SPAWNは内部に潜入する」

ばらばらとメンバーはそれぞれ行動に移り、天才が制圧の指揮を執る。

「標的確認」

コミュータから天才の指示が飛ぶ。

それを見ながらいづいとハマーン、SPAWNは研究所の裏手にある通風孔に近づく。

見張り役の兵士は周囲を警戒してはいるが3人の動きに気付いていないようだった。

(気が抜けてるな。無理もないか、ここを襲撃してと考えるやつはそういないからな)

ハマーンはそう考えながら傍らの刀に手をかける。

(近接戦闘なら戦闘要員だけ狙えるしな)

「いいぞ」

いづいがコミュータで天才に伝える。

とたん、3人の近くにいた見張りがもんどりうって倒れかかる。

SPAWNがそれと同時に飛び出し、その兵士が倒れるのを抱える。銃声が聞こえない分、人が倒れるような音は
より目立つ。

(よし)

いづいは軽く右手を挙げると通風孔に消えた。

それを見た天才がコミュータでさらに指示を出す。

「殲滅」

研究所の外にいた見張り兵がつぎつぎと倒れる。

「OK。俺たちも潜入するぞ」

通風孔は大人がしゃがんで通れるほどの広さで、3人はいづいを先頭にゆっくりと進んでいた。

通風孔のところどころにはダクトがあり、廊下を除き見ることができる。

廊下を行き来するのは白衣の人間ばかりで当然、通風孔の3人に気付くものはいない。

また、研究所といっても人数はそれほど多くないようで行き来もそれほどの頻度では無いのがわかる。

暫く進むと通風孔は行き止まりになっている。

「ここから内部に入る。気付かれたら個別に処理する、いいな。」

いづいから2人に指示が飛ぶ。

通風孔のダクトを用心深くはずし、内部に3人が降り立つ。研究所内部は青白い照明でてられている。

「ところで資料ってのは何だ?」

身支度をするハマーンがいづいにたずねる。

「細菌兵器だ」

「細菌兵器?。穏やかじゃ無いねぇ」

ハマーンがややおどけた口調で答える。

「開発中の試料、機器はすべて破壊。資料の類は持ち出す。敵の開発推進力は不明だがつぶさねばいずれ脅威となりうるからな」

「探すぞ」

そういっていづいはドアを用心深く開ける。

廊下に出ると3人はその光景に驚く。

幅2mほどの廊下は先が見えないほど長く、分岐がほとんど無い。

「気付かれたらアウトだな。」

SPAWNが念を押すように言う。

3人は小走りで奥へと向かう。

と、ドアが開き、中から軍服の男が出てきた。

男は3人を見た途端、銃をぬいた。

(反応が早い。逃げ場が無い!)

そういづいが思った瞬間、ハマーンが刀を手に前に踊りでる。

それを見た男は咄嗟に左手で腰からナイフを取り出す。

勢いのまま踏み込んでハマーンは刀を横に払う。男はその剣筋が見えているかのようにしゃがみこむ。

ハマーンは振り払った反動を利用して体をひねり、今度は蹴りを繰り出す。

(ほう。体の割りに敏捷だな)

SPAWNは後方の援護体制のままハマーンの挙動を観察する。

ハマーンの蹴りは男の側頭部を捕らえ、男は大きくよろめき後退する。しかしすぐに体勢を整え、ナイフで応戦する。

順手、逆手とすばやく握り替えてきりつける男にハマーンも応戦する。

二人の刀とナイフが接触するたびに金属音が鳴り響く。

(長引くと応援が着そうだな)

「ハマーン!けりをつけろ」

いづいの声がコミュータを通じてハマーンに届く。

「おう」

そういった瞬間、ハマーンが渾身の力で振り払った剣先が壁にめり込む。敵はしゃがみこんだ状態で右手の銃を構える。

人差し指が動き、硝煙がかすかに上がる。

(しくじった!)

ハマーンが死を覚悟した瞬間、男の右ひざが破裂したように血飛沫をあげる。
同時に拳銃からは軽く火花が散って当たるはずの弾丸はハマーンからそれるように
壁に当たっていた。
ハマーンは咄嗟に剣から手を離し男の首筋にひじを突き当て、即座に失神させた。

後ろを振り返るといづい、SPAWNが銃を構えていた。二人の銃口からほのかに硝煙が漂っている。

「何が起こった」

銃をしまいながらいづいとSPAWNが答える

「お前の刀が壁に刺さった瞬間、その刀身に弾を当ててやつの膝を狙った」

「俺は跳弾を使って拳銃の弾をはじいた」

「ハマーンもよくあの場面で突っ込んでしとめたな」

ねぎらういづいの言葉を聴きながらなお、ハマーンは目を見開いて思わず唸る。

「そんなことができるのかよ!」

「造作も無い。俺たちは選抜なんだぜ」

******Combination 完

******Boys And Girl に続く
第1章
**********Easy Action

マイバッハの乗ったハマーは2時間ほど走ると渓谷の入り口に差し掛かった。
ウラルには森林があまり無く、砂漠と岩肌あらわな渓谷と
急速に開発されたオアシスと趣の異なる複数の景観を持っている国だ。
無論、急速に開発されたオアシスはその資金をレアメタルに依存していたことは言うまでも無い。

マイバッハの車は渓谷を進み、やがて岩肌をくりぬいた洞穴に吸い込まれていく。
ここが”ウラルの光”の本部だ。
洞穴の中は体育館ほどの高さと幅でくりぬかれ、中にはマイバッハの乗りつけたハマー以外に複数の軽装甲車両がおいてあり壁にはそれらの車両に装備するための銃火器類が整理されている。
奥にはドアがあり、この施設がさらに奥に広がりのあることを暗示させる。

マイバッハは敬礼もそこそこに足早にハマーから降りるとドアを開けてさらに奥に進み、突き当りの部屋のドアを開ける。

「エラヌス!」

そう呼ばれた男はデスクで資料を読んでいたが、視線を上げてマイバッハの方を見た。
髪は短く切り揃えられ、銀縁の丸めがねをかけている、細身の男だ。
戦時下とも言えるウラルの、しかも反政府組織という位置づけの組織にあってこの男は仕立てのよいスーツを着ていた。
「マイバッハ・・・・・。」

問いかけに答えたものの、その視線はすでに掌中の資料に向けられていた。

「何のようだ?。前線のあなたがこちらに来る用件は無いはずだが・・・」
「聞きたいことがある!」
エラヌスの態度にこみ上げてくる感情を押し殺したようにマイバッハは低く響く声で問いかけを続ける。
「なぜ前線の兵站拠点の戦力を下げた?」
「・・・ああ。それは戦線維持の為に攻撃拠点に振り替えたのだ」
「兵站が維持できなければ戦線の維持すらできんのだぞ!」
エラヌスは漸く資料から視線をあげてマイバッハを睨み返す。
「それくらい承知している!」
エラヌスはさらに続ける。
「兵力は無尽蔵ではない。目的を果たすためにもっとも効果的な部分に重点配置するのは政治も軍事も変わらぬはずだが」
マイバッハも負けてはいない。
「では聞くが、あの拠点はすでに攻略された。兵站拠点の構築はどうするのだ」

「兵站拠点はすでに新しいものを構築準備に入っている。」
エラヌスはさらに続ける。
「兵站要員は100。守備要員は30だ」
「30?」
マイバッハは驚きの声を上げる。
「気は確かか? 攻略された兵站拠点はそれよりも多い兵力で守っていたのだぞ。30というのは無防備に等しい数字だ!!」
エラヌスはにやりと笑うとそれにかぶせるように返答する。
「できるのだよ、30で。ちょうどいい、見せてやろう。」

そういうとエラヌスは立ち上がり、ゆっくりと部屋を出る。
「きたまえ」
そういわれマイバッハは黙ってその後に続く。

軍人としての歴が長いマイバッハはこと守備兵力に関しては
その重要度に比例して要員配置を手厚くする、という”相場観”を持っていた。

(攻略された兵站拠点は研究所からも近かった。あそこから戦線を構築して押し上げていけば研究所の奪還も難しい話ではない。それを・・・)

クーデター共謀者でありながらマイバッハはエラヌスが配下のように自分を扱うのが癪に障っていた。

エラヌスはある一室にマイバッハを招き入れる。
そこには小柄な老人が立っていた。

(だれだ?)

エラヌスが老人を紹介する。
「バトウ博士だ。兵器開発担当だ」
マイバッハは老人の頭からつま先までを用心深く観察する。

(ウラルの人間ではないな。何者だ?)

老人は特に挨拶するでもなくそこに立っている。
「博士はヴァンガードカンパニーからきてもらっている。」
エラヌスが補足するように続ける。

「ヴァンガードカンパニー!」

マイバッハはその名前を聞いて思わず手に力が入る感覚を覚えた。

(よりによってこの世で最悪の組織と組んでいる!)

ヴァンガードカンパニーはアフリカの騒乱を利用して巨大化した軍事企業で武器の流通はもちろん兵士の派遣や兵器開発まで行う複合産業体といってよかった。
そしてこの組織は戦争が発生すれば必ず何がしかの形で関与し、時に自ら火種を作って戦争を引き起こす、死の商人と言うより、死神に近い存在だった。

「見せてもよろしいので?」

バトウはマイバッハを見据えたままエラヌスに了解を求める。

「かまわん。」
「では。」

バトウはプロジェクターのスイッチを押し、抑揚の無い声で説明を始める。

「現在わが社で開発中のウォールハックです。」

画面に写されたスコープの画像をみてマイバッハが驚嘆の声を上げる。

「おお! 壁の向こうが見えるのか!」

画像ではスコープが左右に動き、コンクリの壁を横切る際、赤外線画像の様に人が浮き上がって表示されていた。

「熱感知の技術と赤外線、電磁波関連の技術を組み合わせたものです」

バトウがさらに続ける。
「このスコープを装備する銃には特殊な貫通弾が必要で、その開発もほぼ終えています。」

「自己鍛造弾のようなものか?」
思わずマイバッハが問いかける。
バトウはそれらに反応するでもなく言葉をつなぐ。
「自己鍛造弾を小型化したもの、ということになります。」
「自己鍛造弾は貫通力と直径に相関があるはずだ、大きな貫通力を得るためには径が大きくならざるをえん。小型化など!」

「貫通可能な厚みに制約があるのと、若干の課題が残っていますが、量産はまもなく可能です」
「信じられん!!」

マイバッハは自分の経験と知識の枠を超えた情報を目の前にしてそれを肯定することができないでいた。

「・・・・・実際に見ていただきましょう・・・・」

そういうとバトウはプロジェクタの電源を切り、歩き始める。
「こちらへ」

促されるまま、マイバッハも後に続く。

奥の部屋では兵士が射撃訓練を行っていた。
射撃訓練に使うさまざまな的がさまざまな距離から左右上下に移動している。
兵士はその的をいとも簡単に打ちぬいていく。

(腕のいい兵士だ。)

マイバッハは死神の下僕であることを忘れ、兵士の腕前に感嘆する。

バトウはその兵士に近寄ると何事か耳打ちをする。
その後兵士はもう一人の兵士とともに銃を携えて戻ってきた。
「では」

バトウの合図とともにコンクリートの壁がせり上がり、的の動きが一部分視認できなくなった。

「では壁の向こう側でご覧ください」
バトウがマイバッハに勧める。

マイバッハは端の通路部分を奥に進み、目の前にコンクリートの壁と動く的が同時に見える位置まで移動した。
バトウはそれを見ながらエラヌスに近づき、ほとんど唇を動かさない状態でエラヌスに問いかける。
「殺しますか?」
エラヌスはマイバッハを見据えたまま、バトウ同様唇を動かさない状態でその問いに答える。
「やつにはまだ利用価値がある。」
「御意」

バトウが手を挙げると、先ほど連れてこられた兵士が伏射の姿勢をとり、銃を構える。

「ドンッ!」

発射音とともにコンクリの壁には銃弾よりもやや広い穴があき、その奥の的は木っ端微塵となった。

「ドンッ!」
「ドンッ!」
「ドンッ!」
「ドンッ!」
いずれの銃弾もコンクリを貫通し、的を破壊したのを見てマイバッハは言葉を失う。

(これが・・・・。これがエラヌスの自信の源、30の根拠か!)

「これが30の根拠か・・・・」

エラヌスはそれには答えず踵を返す。

「行くぞ・・・」

マイバッハはすでに乗り込んできた当初の勢いを失い、付き従うようにエラヌスの後を追う。

それを目で追いながらバトウは嘆息しながら傍らの兵士に指示を出す。

「おい、それを片付けろ」

”それ”と呼ばれた先ほどの伏射姿勢の兵士は耳から血を流し、絶命していた。

(多量かつ強力な電磁波で脳をやられたか。
使用可能な時間が短すぎる、まだつかいものにならんかもな)

バトウは腕組みをしながら訓練場を後にした。

Easy Action 完

第2章 Combination に続く