タイ家庭料理　イムディー＠神保町　トムヤムラーメンとチューシーグン丼セット８９０円税込

１月１２日（日）
この日も時間に追われ「乗り換え案内」を何度もチェックし、
ギリギリの時間に家を出て、六本木に向かった。
俳優座公演の下見の後、自由時間となったので江古田で
一杯ひっかけて帰ろうと大江戸線に乗った。
六本木からは乗り換えなしで新江古田まで行く。
ところが青山一丁目駅で停車したとき、衝動的に神保町に
行きたくなりドアが閉まる前に走り出た。

久しぶりの神保町。
この日はすずらん通りで店をきめることにした。

その昔、この建物は「トマス外語学院」であった。
カトリック系の経営でそれなりに評価が高い外語学院であった。
２６年くらい前、ここのドイツ語クラスに通っていた。

一番はじめの先生はミハエル先生だった。
若くハンサムなドイツ人。はじめて知り合いになったドイツ人。

毎年、ミハエル先生は僕にクリスマスカードを送ってくれた。

自分はやがていったん休学したのだけれども、

クリスマスカードは送ってくれていた。クリスチャンだったのだろう。

ミハエル先生の後釜にはいろいろな先生が来られた。
いずれもドイツ人だった。
背が高くごっつい身体の女の先生もいた。
さばさばしていて大きな声。体育会系って感じだった（笑）
どこか和田アキ子に似ていた。
背はそれほど高くなく、まるでモデルさんのような美人の
先生もいた。あるときみなが欠席して僕と二人っきりの
授業になったことがあった。

互いの目をしっかり見て、顔をちかづけての授業だ。
自分の奥深いところに横たわっている変態魂が活発な活動を
開始したことを今も憶えている。

この建物は僕にとって「学び舎」だった。

学び舎・・・・うん、この響き・・・なんか気持ちが落ち着く。

ここで学んだんだよなあっていろいろな想い出が蘇ってくる。

タイ料理が食べたいというよりも、またこの建物に
入ってみたいという気持ちが強かった。

さて、イムディーは、
一階の厨房に面した狭いカウンター席に案内された。