今日の1曲目:「We Are Golden」MIKA

$RASPBERRY BERET

2007年に運命的に出会ったあのMIKAの
待望の2作目が9月16日に発売です。

アルバムからのリード曲「We Are Golden」の
ビデオはなにやらご乱心ぎみ。
白パンツいっちょで踊り狂っております。

先月、MIKAのご担当者のご好意で
MIKA本人同席での解説と
できたてホヤホヤのアルバム全曲試聴という
なんともゼータクなひと時を楽しんでまいりました。

わたしは試聴会が終わったとたんに
MIKAにはあいさつもせずに
エレベーターに飛び乗って帰っちゃいました。

だって。。。
「ハロー 」って声をかけたところで
「アナタダレデスカ?」みたいな顔されたら
ショックだなぁと思って。。。
MIKAもすっかり世界に羽ばたくスーパースター。
私のことなど覚えているわけがないのです。

後日ご担当者に
「MIKAはやはりゲイなのですか?」と聞いてみたら
「そうだよ」とサラリ。

別にわたしががっかりしてもしょうがないけど
やっぱりちょっと惜しい。

”King of Pop”亡き今
MIKAは1枚目のカラフルさを更に超える勢いで
真正面からPopと向き合っています。

そのテーマや真の物語はちょっとグロテスク。
あいかわらず毒リンゴのようなステキなアーティストでございます。
2年間ほどほったらかしてましたが
ぼちぼち再開してみようかと
思いました。

コテツもあいかわらず
こんな感じです。
(すずしさをマフラーで表現中)

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ラサ滞在最終日の夜に散歩がてらポタラ宮を訪れました。
もう夜の9時を過ぎようとしているのにまだ空は明るく
昼間のまっすぐな太陽光線の名残が地面から立ちのぼります。

ポタラ宮の前に立って考え事をしているうちに
一時間ほど経ってしまいました。

空には一番星が輝いています。

「夜のとばりが降りてくる」
まさにその瞬間を目撃しました。
山の方から涼しい風がソヨソヨと吹いて
さらりとカーテンみたいな闇が空から降りてきました。
ポタラ宮はライティングされて白く浮かび上がります。
昼間は五体倒地のチベット人が集う道が
写真撮影に勤しむ中国人で賑わいます。

ダライ・ラマのいないポタラ宮は
ディズニーランドのシンデレラ城とさほど変わりません。
シンデレラ城よりもずっとずっと美しいですが
空っぽであるところはまるで同じです。

山から吹いてくる風は
ポタラ宮のてっぺんのダライ・ラマの部屋の上に掲げられた
中華人民共和国の旗をも優しく揺らします。

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朝起きてカーテンを開けると
たいてい空は無邪気なほど青いです。
日中は少し曇ったり
パラリと雨が降ることもありますが
大概は太陽がどこに行ってもついてきて
日焼け止めの効果も虚しく肌を焼きます。

日中が余りにも明るいので
夜は突然やってきて
すごく真っ暗になるような気がします。
真っ暗な空には
ギョッとするほどの星が出ます。

あ、オリオン座だ
などと悠長なことを言っていられないほど
空はみっしりと星だらけになります。
そして、星はすべて太陽なんだ
と実感できるほど力強く光ります。
少し、怖くなるほど明るく光ります。

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今日はこれから上海に行き
西寧という都市に一泊して
明日の夜から2日間の列車の旅です。

計画どおりに行けばだけど…。

余りにも準備不足な旅ですが
それも縁…。

なんだか人生まるごと
風まかせになってきました。
次は何が待っているやら~。
今日の天気はエジンバラです。
うっかりビール工場の香りがしてきそうです。
うっかり右側にアーサーズシートが見えてきそうです。

最近、よく思い出すのはなぜでしょうか…。

逃避かしら?
生まれて初めてインフルエンザと言う病気にかかりました。
いやー。今まで、わたしの周りでインフルエンザにかかり
苦しんだことのある人たち全員に謝りたい。
わたしはインフルエンザを甘く見ていました!

月曜日の夕方、持病の喉痛が始まり
いつもの近所の医者でいつもの薬を処方してもらう。

火曜日の明け方、全身の痛みで目が覚める。
絶対に熱があるが熱を測ると余計具合が悪くなると思い
だましだまし支度をして通勤。
あまりの気持ち悪さに渋谷駅で一瞬うずくまる。

会社に着くも最低限の仕事のみ済ませサッサと早退。
タクシー帰宅→着替え→就寝

ちょっと寝たら気分が良くなり、料理。
十穀米粥、葱巻玉子、菜の花と油揚げの煮びたし。
病人とは思えない食欲でおいしくいただく。
自分がインフルエンザなどとは微塵も思っていない。
水を大量に飲み、こまめに着替えて、ベッドリネンを換え
とっても快適に闘病。。。しかし、悪夢は夜に訪れた。

寒い!とにかく寒い!寒い!と思うとパニックに陥り
ますます寒い!着ても寒い!ベッドの中も寒い!
コテツを抱きしめても寒い!寒い!寒い!寒い!

でも顔が熱い。これは、一体何度ぐらいあるんだろう?
好奇心で熱を測ると。。。39.4度?ナニソレ?
慌てて氷まくら。でも、寒いの!どうすればいいの?半笑。

もう、すべてがアホらしくなり、寝る。
寝られるってことは、大丈夫ってことだ。。。
と自分に言い聞かせる。

水曜日、あまり記憶なし。
ずーーっと熱が下がらず。
水を飲み、イチゴを食べて薬を飲む。
ひたすら、それしかできない。

木曜日の明け方。
あさーいプールに浮かんでいる夢を見て目が覚める。
ベッドの中が自分の汗でちょっとチャプチャプしてる。
体温を測ると。。。33.7度?ナニソレ?
下がりすぎー!!殺す気か!
慌てて立ち上がり、顔やら首やら背中やらお尻やら
ベシベシと手で叩いて血の気を取り戻す。
危ない危ない。。。。

そして、やっと都立病院に行ってきました。
救急で診ていただいちゃいました。
インフルエンザだったみたいですが
よくひとりで乗り切りましたねーと褒められました。
うふ。うれしくない♪

処方してもらった薬はタミフルではなく
ちくじょ温胆湯という漢方薬でした。

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いつのまに、こんなにスーパースターになったんだ。
圧倒的なパワーでした。

仕事を抜け出して
arctic monkeysのライブを見てきました。

去年の年明けに渋谷HMVの試聴機でなんとなく聴いて
迷わずレジに直行したファーストアルバムから1年が過ぎ
ことしはサマソニのヘッドライナーです。

なんだか、まぶしいなぁ。
今日のライブはいやに自分がおばちゃんに感じました。
バンドも若ければオーディエンスも若い。
予感が的中して1階フロアはモッシュピットと化しました。
おばちゃんは、ゆっくりと2階席で見させていただきました。

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シカゴ空港でのできごとのつづき。

・アメリカの入国審査の厳しさ
両手の指紋採取と顔写真撮影の徹底で待ち時間1時間強。

・日本人カップル
シカゴ‐マイアミ‐リオと言う旅程の日本人のカップルが
アメリカン航空のカウンターで途方にくれていました。

そもそもの原因がフライト遅延ではないので
その後の乗り継ぎ便の変更も追加料金がかかり
挙句の果てに予定外のマイアミ一泊を余儀なくされた
英語もつたないふたりを放っておけず
便の変更は無料でというパワーネゴを成立させたところで
頭を深々と下げるふたりを置き去りにターミナルへ。。。

・シカゴ空港の広さ
別ターミナルへ電車で移動。。。
この辺でもう「乗れないかも」と覚悟を決めました。

・セキュリティーの厳しさ
手荷物検査はディズニーランドのような長蛇の列。
でも、こういうときにアメリカ人は優しいのです。
わたしが「乗り遅れちゃうかも!」とつぶやいたら
みなさま、さーっと列の前のほうまで譲ってくれました。
ちょっと、希望を取り戻しました。

・わたしの足の遅さ
さすが、中学校時代の50m走の記録12秒台。
驚異の足の遅さのおかげでなかなかゲートにたどり着けず。
また、希望を見失いました。

ゲートにたどり着くと出発1分前。
まだ飛行機がゲートにいます。
間に合った!と思ったのも束の間
アメリカン航空のいかついグラホに止められた。
「もう、乗れません」
ハァ?バカ言っちゃイカンよ!

するとわたしの真後ろで同じ境遇の青年が
イギリス南部訛りの英語で負けじと応戦。

次々と乗り遅れ組が抗議に参加。
そこで、前回の日記のビジネスマンとキムが登場。

その有様に当てられたわたしは戦意を消失してしまい
とにかく今日中にオースティンにたどり着ければ
なんでもいいっす、と搭乗券をグラホに託し
どうやら同じ気分だったらしいイギリス南部訛り青年と
スタバに行ってコーヒーとリンゴを購入し
ゲート前のベンチに座って本を読んでいました。
イギリス南部訛り青年は色盲か?というぐらい
不思議な色合わせの服を着ていましたが笑顔がステキです。

・ミルウオーキーで降った大雪
無事に1時間後のオースティン便の搭乗券をもらいましたが
搭乗時間になっても飛行機に乗れません。
どうやらパイロットがミルウオーキーで立往生らしい。
結局、そのまま3時間待ち。すでに、23時過ぎ。疲労。
ビジネスマンとキム、またパニック→I love you。
そしてやっとオースティン到着。25時半。

・Burbon Rockでの13時からのステージ
イギリスでもっとも期待されている新人
という鳴り物入り歌手を見にBurbon Rockという小屋へ。
しかし、キャンセル。理由は、寝坊。
なんだ、その高飛車な新人は!
夕方に同じ小屋にThe Fratelisを見に行ったら
先ほどキャンセルされた新人が3曲だけやるらしい。

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フレディ・マーキュリーかプリンスかというような
ハイトーンボイスでピアノの弾き語り。
色盲か?という色あわせ。
歌うことが楽しくて仕方ないというような満面の笑み。

ステージを降りてきた彼を捕まえて
「いいショーでしたよ」と言ったら
「昨日のシカゴの悪夢のおかげで寝坊しちゃったよ」
とまた満面の笑み。

Mikaと書いて、みいかと読みます。
http://www.myspace.com/mikamyspace

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SXSWのレポートと食べ物のレポートはまた後で。。。

久々のアメリカ出張だったのですが
なかでも超アメリカなテキサス州都オースティン。
ブッシュが都知事として暮らしていたところです。
どこまでもアメリカ!愛国心が街中で風になびいています。

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久々に吹かれたアメリカの風はとても暖かかったです。
地殻が薄いんでは?というぐらい地面から熱が昇ってきます。

イギリス訛りの英語は通じないかと思いきや通じました。
でも言葉が通じてもいまいち心が通じない感じ。
いつもより声のデシベル数を上げ
いつもよりレンジを広げて抑揚をつけると
ちょっと通い合える感覚がありますが妙に恥ずかしいです。

みなさん、とことん、オーバーリアクションです。
何かトラブルが起こるとこの世の終わりのように騒ぎます。

ハリウッド映画やFOXドラマシリーズで
ヒーローやヒロインは窮地に陥ると必ずと言っていいほど
愛する人に「愛している」と伝えます。
この「パニック→I love you」という法則を
このたび初めて目の当たりにしました。

わたしは諸事情がありシカゴで乗り継ぎ便に乗り遅れました。
このシカゴ乗り遅れ事件についてはまた後で。。。

乗り遅れたのはわたしだけではなくて数人いたのですが
その中でもひときわパリッとしたビジネスマンと
そしてまだ高校生ぐらいの女の子の行動。。。

ビジネスマンは搭乗口のカウンターを両手でつかみ
グラホのおばちゃんに噛み付かんばかりに
「今すぐ飛行機に乗せてくれ!金ならいくらでも出す!」
とわめいています。

ちょっと24のキムみたいな女の子は、とにかく
「おお、神よ。。。」とつぶやいたまま頭を抱えます。

そしてふたりはまるでシナリオがあるかのように
携帯電話を取り出して電話をします。
「オー、信じられない。。。」
「でも必ず今日中に帰る。。。」
「愛してる。。。早く会いたい。。。」

あのー。次の便はたったの1時間後ですから。
ちゃんと、新しい搭乗券もタダでくれたでしょ。
座んなさい。

謎だ。
この「パニック→I love you」の法則は。

そして、ビジネスマンとキムを傍観しながら
一方でわたしは恋に落ちたのでした。。。つづく!