ベルリン国際映画祭のオープニングに流れた映像。
そこにはベルリン市長ケラーの女優志望の娘が何者かに襲われ殺される様子が映し出されていた。
果たして本物のスナッフフィルムなのか。
捜査を進めるうちに旧東ドイツ時代の深い闇が浮かび上がってくる…。
〈刑事トム・バビロン〉シリーズ2作目。
今回もトムは臨床心理士のジータを相棒に捜査を進めます。
その中で、行方不明の妹に似た少女に出会ったり、過去の事件に繋がる事実に直面するなど、驚きと共に動揺することに。
一方、今回の主人公的な描かれ方をするジータですが、彼女もまた過去に大きな痛みを覚えた辛い過去と向き合うことになります。
そんな二人の過去、実は因縁浅からぬものであることも明らかになっていきます。
この辺り、なかなかの偶然ぶりではありますが、これがトムとジータの物語を動かす上の大きな力というか、運命として感じるものがあるかも。
そうして浮かび上がってくる反吐が出そうな暗く深い真実には暗鬱とさせられるものがあります。
そして四部作ということで残りの二作で、トムとジータには更に辛い出来事や真実が待っていそうで恐ろしくも感じます、
それにしても、何が起きているのか、そして誰と誰がどう繋がっているのか、前作同様に謎につぐ謎で、読んでいて疲れますね(笑)。
でもその疲れがまた読み応えあるダークなミステリーですし、全てが明らかになるまで読み逃したくないと思えるシリーズです。
シリーズ1作目の感想はこちら






































