猫の童話集⑦
あるところに…みけねこがいました。ねこはとりがすきです。でもびょうきで…ながくはたってられず…すわってガンみします。もぞります。むねがドキドキします。それがおわると…テレビをみます。シーキチンがでます。ガンみします。ちょっとうんどうでもしてみようかのと…いいわけがましいうごきをみせ…のこしておいたごはんをたべます。コレはテレビにでていたアレかなぁ?というかくにんです。そして ひがしのそらを かくにんします。それから にんげんがかくしていたおみずをのみます。これは このくうかんでのねことにんげんのあそびなのでねんいりに かくにんしなければなりません。それがおわると にしのそらをかくにんします。ねどこへ もどります。ふたたび ひがしのそらを…にしのそらを…りょうほうのそらを かくにんします。ねこはこのとき…いつかじぶんが あのそらへいくことをだれかにきいたことがあると おもいだします。あれはたしか ねこがみさまとゆめのなかで おはなしをしたんだったかなぁ?…でも もうねむいので ぐうたらすることにします。なにげないにちじょう…なにげないただのあさ…なんということはない…くりかえしのまいにち。でもみけねこは…いつかじぶんが ここからぽっかりときえたら…にんげんが…そのときには もうみえないじぶんをさがしているような きがします。にんげんは いっしょうけんめい さがすのです。ひがしのそらをあおぐねこを…にしのそらをあおぐねこを…このくうかんで ここにはいないねこをおもい…にんげんが じぶんをさがすのです。ねこは そらのかなたから こたえます。たのしかったね にんげんよ。おいしかったね ツナかんは。きもちよかった みずとかぜ。そのとき じぶんとにんげんは…このそらでつながっていることをなにげない けさかくにんしたものすべてでえいえんにむすばれていることを ねこはしっているのです。…そんなだいすきなものが あたりまえのようにきょうもここにあることを ねこはかくにんしてねむります。「ねことにんげんのあたりまえ(未刊)」より