処方された薬の話はコチラ→白い粉に注意!
ただ登園できないだけではありません。病院では「最後の1つまで完全にカサブタになってから来てください」と言われました。
それだけ感染力が高いのだろうと思い、食材の買い出し等にも連れていくのは控えました。
手元の育児書等によると、水ぼうそうの罹患期間は概ね1週間。娘も実際、診断を受けてから登園許可がおりるまで、ちょうど1週間かかりました。
その間、娘を看るため、私も夫も交代で仕事を休みました。
私も夫も仕事を休めない日は、義母が仕事を休んで看てくれました(義母と私は同じ職場ですが、業務が全く異なるし、私の上司にあたるため、義母の方が何かと融通が利くのです)。
娘にとって、お友だちがいて、プールが始まったこの時期の保育園は、とても楽しみな存在です。
けれども、いざ水ぼうそうが治り、晴れて保育園に行けるとなったとき、娘は残念そうな顔をしました。
それは、「病気」が作り出した特別な環境です。
梅雨時で庭で遊ぶことができない(病気とはいえ、痒みさえなければ他はいたって元気)ので、どうしてもテレビに頼ってしまいました。
普段は見られないEテレや、トトロやディズニー等の長編アニメも、休みだったら見ることができます。
超絶お母さんっ子な娘が少しでも楽しく留守番できるようにと、おやつにはプリキュアのお菓子やプリンなど、娘の好物ばかり揃えました。
「いいかい、プリキュアのお菓子がおやつだからね、お父さん(又はばあば)と仲良く食べるんだよ」
そう言い聞かせた時の娘の輝く眼といったら!
誰にも邪魔されずに好きなことができて、観たいものがいくらでも観れて、普段は食べられないお菓子が食べられる。
こんな環境、娘でなくても嬉しいでしょう。
病気が治ったことはまぁまぁ嬉しいけど、こんなに楽しい日が終わってしまうなんて、と思ったに違いありません。
私達大人は「ようやく保育園に行ける。仕事を休まなくて済む」と喜んでいたので、『親の心子知らず、子の心親知らず』とはまさにこのこと。
もっとも、こんな贅沢な話は、娘が重症化しなかったから言えること。
病気によっては寝込むことになったりして、のんびり気ままに過ごすなんてとんでもない、ということもあるでしょう。
けれど、娘にとっては、とても楽しい臨時休暇となったようです。